2008/08/30

「へんな会社」のつくり方


「へんな会社」のつくり方、はてなの近藤さんの著書。
会社を経営する上で、様々な試みを挑戦されている様子がよくわかる1冊。私は、梅田望夫さんから、はてなの存在を知ったのだが、一度アメリカに出て、最近京都に本社を移されて、今後どのようなサービスを創造してゆくのか注目している。本の中のテクニカルな部分はいいとして、単純に面白かったのが、企業家の適正を、真剣に大富豪(トランプのゲーム)で遊ぶことによって、説明してしまうところが、ストンと落ちた。そして久しぶりに大富豪を真剣にやりたくなった。もう1つ興味深かったのは、人材採用時に、そのひとのブログを丹念に読むという点、確かに履歴書は1日あれば書くことができるが、ブログの1年分は、その人物を履歴書を見るよりよく表現してしまうわけだ。これからは、履歴書の欄に「ブログ」という欄が増えるかもしれない。最後に、この本を読んでいて、ふと思ったのが、ブログポータビリティ機能だ。良いサービスは日々生まれ、競争が激しいため淘汰されたりする企業が存在する中、どうしてもたくさんの人が利用している、例えば、ヤフー、ライブドア、ブロガー、などなど結局先に提供しているサービスでスタートさせたら、変更することは難しいのが現実で、でももし互換性があって、ブログをそっくり移す事ができたら、もっと面白いことができそうな気がする。携帯電話のナンバーポータビリティと同じ。付き合う仲間が変化して、そっちの輪と親和性が高いプラットフォームを使いたいこともあったり、隣の芝が本当に青いのか見学したりできるわけだ。技術面云々は置いておいて、どうでしょこんなサービスは?

2008/08/29

きっと勝つキットカットの戦略とは

キットカットは、ご存知の通りチョコレートですが、改めてキットカットのマーケティングの素晴らしさを実感したのが、この「きっと勝つ」という受験とチョコを結びつけた戦略。妻と買い物をしていたときにも、印象が強く残っています。このマーケティング戦略をマーケティングといえば、コトラーというぐらい有名な方ですが、キットカットのマーケを高く評価したという記事がありました。お見事です。それに最近は気になる味がたくさん出てますね。私はバナナが好きです。

インプットの失敗

洋書からインプットを開始して、昔良くやったミスをしていることに気づき方向修正した。昔良くやったミスというのは、10個の仕事があって、時間がかかる仕事を最初に手をつけて、結局時間の期限で、時間がかかる仕事が80%と未着手9個という失敗だ。

洋書からのインプットを意識しすぎて、プライベートの時間配分の多くを洋書に割く、ニュースなどの情報収集などの割くことで、日本語のインプットの時間配分が低下して、結局期限までのインプットの総量が減少し、それにともなうアウトプットも低下という事態だ。この1週間で身にしみた。

私は1週間単位で考えているので、早い話、目標とするインプットが未達に終わると、悔しくて仕方がない。日本語のインプットならスピードも早く、先に片付ける方がいいことがよく理解できた。一応、洋書を読むスピードも時間を使っただけあって着実に早くなっているが、やはり時間を多く要するのにかわりはない。

よって、基本的には母国語のインプットを最速で行い、残りの時間を外国語に当てるようにし、1週間の期限をオーバーしたら、再度母国語に戻り、また残ったインプットを継続するように、変更しようと思う。

結果、9個完了、1個40%の着地の方が、あれやって、これやってと頭を使わずに済む。
部下にも、仕事で、同じような指導をしたことがあるが、プライベートで「やっちまったな」感が滲んだ。

上司のモヤモヤ



上司のモヤモヤ、面白いタイトルですが、内容は部課長が日頃、これってあり?こんな場合はどうしたらいいでしょね?というような質問に対して、人材評価会社の清水さんが、ユーモアこめた返答をしているというスタイル、一部真に受けてはいけない、あくまで冗談のような返答もありますが、部課長クラスなら真意を見分けるであろうという意図も、込みこみでの返答だと感じる。実際社長になる過程で経験されたことや、多くの企業の人材のアセスメント(人的資源測定)をされてきた豊富なデータも裏づけされているのでしょう。面白さと、なるほどね。という内容であった。自社に限っては、営業の現場では、不要、本部勤めなら、読んでおいても良いかもしれない。また日本の一般の企業の部課長像というものや、企業の組織が浮かび上がる1冊なので、自社しか知らない社員は読んでおいても良いかもしれない。上司ってこんなモヤモヤを抱えてるんだなぁ~となるか、嗚呼自分が今まさに、こんな立場だなぁ~と感じる程度で読むと笑いがこみ上げる。

世界一幸せな国


デンマークが世界一幸せな国に選ばれたそうです。(記事
デンマークと言えば、通貨のクローネの中に日本の50円玉と同じような
穴が開いたものがあります。穴が開いている通貨というのは世界中でも
かなり珍しいものです。そして私の記憶だと、このクローネにハートの
マークが彫られており、これまた幸せな国らしい通貨を持っているという
ことになります。アンデルセンの人魚姫は有名ですね。私もデンマークを
旅したときに、雨でしたが、直接見にいきました。雨だったので、本当に
そこに人魚がいるようにも見えた記憶があります。また王宮に女王陛下が
いらっしゃるときは、衛兵が警備にあたっているのも、面白いですね。
伝統を感じます。そんなデンマーク、確かにリッチにはなれないが、安心して
人生を送れるという社会保障と、経済成長のバランスが絶妙らしいですが
比較的小さな領土ならではの小回りの良さなのでしょう。これを中国が
できるかと言えば、難しいし、国民性もやはりあるのかもしれませんね。
でも香港はどうなのでしょうか。既に自由競争の真っ只中では、いきなり
富の分配をすることは不可能かもしれませんし、分配したことで、生産性が
異常に低下して、国自体が大きく後退してしまうかもしれませんね。


何より大切なのは家族や、あちこちに行ける自由、経済の安定だと言う。「シンプルなライフスタイルの方を選んだの。どこにでも自転車で行けて、お金に振り回されない生活が一番だわ」。
 こうしたデンマーク人の考え方は、“hygge(ヒュッゲ)”という感覚に根ざしているとも言われる。デンマーク人はこの言葉は他言語に翻訳しにくいと語り、解釈が難しい言葉だが、家族の強い絆から生まれる居心地のよさ、楽しさなどを指しているという。
(抜粋)


人生を考える上で、Hyggeは失ってはいけない感覚、丁度、お正月に親戚一同が集まって、こたつに入って蜜柑を食べながら、お雑煮やおせち料理を頂く感じでしょうかね。こちらだと飲茶なんかは、家族でのんびり、会話を楽しみながらしている感覚なのかもしれません。リッチになれる機会平等と、安定して暮らせる機会平等、人間にとって、どちらが幸せなのでしょうか。幸せの条件は、人それぞれだと思いますが、それが人生の目標にもなりそうですね。一度家族で話しあおうと思います。

香港城、第二弾

今日は、先週に引き続き、香港城のレストランの中でも人気
がある。清真牛肉館(イスラム料理)の店に来ております。
ちなみに同じ並び6軒ほど手前に、北京牛肉館というような
全く同じデザインの看板の偽物店舗があるので注意(笑)
本当に看板はまるっきり同じデザインですし、お勧め料理の
名前も一緒です。呆れますね。
名物は牛肉餅という右の一品、中は熱々のスープと牛肉が
ギュウギュウに詰まっていて、肉汁が爆裂して超美味。
熱々なので注意してください。しかも衣がもっちりしていて
これがまた超超美味。調子にのって3つも食べました。幸せ。
他にもワンタンや牛肉餅の隣の写真がカレーなのですが、
このカレーもまた格別に美味しく、スパイスの風味と牛肉の
豊かな味わいを、トルティーヤのような衣に包んで、こいつを
更にカレーのルーにおもいっきりディップして召し上がるわけ
なのですが、これがまた最高、胃袋の底まで、染み渡る美味感。
是非お試しあれ。食後は、地元の有名な甘味処へ、今回の
注文は失敗したため、次回機会があれば、レポートします。
基本的に、ここもMust goです。なぜか他店のスタッフと遭遇
香港狭いなぁ。
今回店長にあがる代行者にご馳走になりました。
谢谢你!
ちなみに
香港では昇格すると食事代を持つという儀式があるため。
毎回半期、四半期で、誰かがご馳走する感じです。
このような習慣は、とてもいいですね。

2008/08/28

経済は成長させないといけないのか

商売は儲けないといけない、経済が成長していると儲けるチャンスも高くなりそうだから、経済は成長しているに越したことはないのは、商売人にとっては当たり前。ふと考えたが経済は成長しなくてはいけないものなのか。そして経済学者は経済を成長させるために研究しているのか、それとも経済を理解したいという探究心から、経済学を追究しようとしているのか。つまりだ、経済学を理解したところで、何もしなければ、意味はない。だから本来は、この不確実な世界を少しでも理解して、アクションを起こさなければならない経営者が学ぶべき学問なのかもしれない。そして何よりも、国の経済を成長させる腕前は、いち企業の経営者の方が、知識として蓄えてはいても武器として使えない学者だったら意味はないのではないかと思う。そんな経済学にイノベーションという言葉が使われるようになったとは驚きだ。こんなことを池田信夫さんが講義しているネット大学の映像を見て感じた。そして、この不確実で裏づけが曖昧な学問に、論理性を感じることができない数学者の方がいらっしゃるというのも、この世界の面白いところなのかもしれない。 池田信夫さんが経済政策を行う第一線の人間なら、どのような改革をするのだろうか、大変興味深い。

続・香港のTaxiの賃金制度について

先日、香港のTaxiの割引制度について、ヒヤリングしてみた結果。基本的にTaxi会社に登録しているドライバーは一定の金額を会社に納めて、それ以外は全て自分の懐に入る仕組みらしい。つまり看板だけ借りて後は個人で管理、もちろん事故の場合の保険などはあると思うが、基本的に固定額で会社に収めるため、後はどうやろうとドライバーの自由というわけだ。よって割引Taxiの種類が何通りということではなく、交渉によって割引額や固定額での送迎を決める仕組みだ。だから長距離だと50%割引もあるし、100HK$固定でどこどこまで、というような料金も成立することになる。だからTaxiについているメーターはただのドライバーと顧客との料金の基準に過ぎず、会社とは関係ないことになる。だから、レシートの金額と料金が一致していなかろうと、ガス代に見合わないような距離の送迎も、ドライバーの判断で、ドライバーが良ければ、どうでも良いということになる。なぞが解けた。だから不正にボラれることも起こるし、気前良く割引されることもあるというのが現実のようだ。突き詰めて考えると、明日暮らせるお金だけ稼げればいいので、やり方は自由ですね。その代わり上客や効率よくお客をゲットするためにドライバー同士のネットワークは凄い発達しており、大体携帯電話を2~3台、それに無線で、ガンガン連絡を取り合っています。香港にお越しの際は是非、観察してみてください。旅行だけでは、そんなTaxiの裏事情はわかりませんから、面白い側面が見れると思います。ちなみに割引Taxiは午後6時以降に稼動開始しますので、深夜の移動は便利ですね。

無残な記事

そんな散髪の最中、久々に日本の雑誌で記事を拾い読みしたのだが、子供が親を刺殺という痛ましい記事は、考えさせらた。中学受験のために塾通い、テストの追試を内緒にしていたことが、相当なプレッシャーになり、眠りから覚めたときに包丁で、父親を刺殺してしまったという話。専門家によると、その瞬間に意識がない、特殊な精神状況下であったというような見解らしいが、その日は父親と一緒にケンタッキーで食事をするなど、とても幸せな家族のひとときを送っていたというから驚きである。周囲の話によると、とても教育熱心な家庭であったというから、熱心なのが裏目に出たと言うか、本当のところは家族しか知りえないし、当然親と子供間のギャップもあったに違いない。振り返れば、私の知っている同級生も就職難で内定がもらえず、自らこの世を去ったという話を耳にしたことがある。小学校のときは同じサッカー部で楽しく過ごし記憶があり、残念でならなかった。方や私は好き勝手放浪し、好きな教科は100点でないと我慢できず、興味がない教科は白紙でも涼しい顔をしているような人間で、落伍者もいいところだが、塾などサボればいいし、追試など、適当にかわせばいいと思ってしまうが、そこは誠実な人間ほど、後ろめたさを感じて、自ら窮地へ追い込んでしまうのかもしれない。勉強を要求するよりも、学ぶことの楽しさをどのように伝えるかが、難しいのではないかと思う。そこは親がウキウキしながら読書していたり、「見て!見て!、これ凄いよね?」というような日頃から知的好奇心をくすぐるようなHead Fakeをかけてやるのが、いいかもしれない。塾は行きたいと言われたら行かせてやればいい。習い事は習いたければ習えばいい。学校も行きたければ行けばいい。インターネットが最高教育学府となった現代で、学ぶ場所など何処でもかまわない。但し生身の人間の集団の中で鍛えられる、異文化の中でIDを見失わないようなタフさは磨かれるべきだと考える。それにしても、痛ましい事件である。

散髪

日本に戻ったときに時間が取れず、伸びきっていた髪を整えてもらいました。ここには、とても個性的で面白いスタイリストとの方がいらっしゃると以前、書いた記憶がありますが、今日もその方にお願いしました。私の上司も同じところで切ってもらっているので、今日は共通の話題で盛り上がりました。きっと今頃くしゃみをしているのではないでしょうか。機会があったら、異色メンバーですが、同世代というよしみで一杯やりたいものです。なんでも友人の方々は他業種ですが、ドバイへ配属される方が多く、違った世界の話が久々にできてよかったですね。香港でドバイネタ、なかなかです。

人事部の在り方とは

人事部の在り方を先日考えていたところに、タイムリーな記事があったので、とても興味深かった。人事部は、英語だとHR(ヒューマンリソース)なのでそのまま受け取れるが、日本語の場合は、戦略なき人事部は、「ジンジ」ではなく「ヒトゴト」部になる。なんとも皮肉。まぁこれは余談として、本題は、成果主義制度の限界を感じていることである。簡潔に、成果主義は得点順に上から並べただけで、そのリストを単純に名前と得点を眺めているだけの人事部は、適切な戦略を描くことはできない。その人物の潜在能力や顔が見えてはじめて、爆発的なパワーを引き出すことができる。記事でも触れているが、会社を牽引するエースというのは極めて目立ちやすく、(本人達も目立つようにやっていると思うが)誰がみてもエースなのでわかりやすい。しかし影の功労者という人物は実際かなり多く、正しく評価されないというよりは、評価する物差が違うだけで、違う物差を使えば、きちんと評価されるということだろう。このような人物を失うことは会社にとっての大きな損失であるし、このような人材を有効に配置できない会社というのは、これもまた大きな損失をしていると考えられる。記事で言うところの「隠れた人材(Hidden Talent)」つまり、問題解決者、メンター、懸け橋をいかに評価し、後継者を育成するかは、人事部の基本戦略として盛り込むべきだろう。

2008/08/27

店長コンベンション参加

9月10日、11日に日本で行われる店長コンベンションへの参加が決まった。現地の新人店長3名を引率することとなり、今回は一緒に赴任している日本人店長を含め5名で行動することとなった。以前の上司の店舗を見学させてもらったり、本部を見学したりするメニューになっている。そして全ての日程を考えた上での宿泊場所の確定と予約が一番大変だった。予算も決められていたのだが、少しプラスすることで、どこへでもアプローチできる場所を選び、更にリッチな気分も味わってもらいので、質にもこだわった。絶対に満足してもらえると思っている。アレンジに3時間も使ったのだから間違いない!(笑)



全日程は

9月9日(火)に香港を出発、日本到着後は皆でのんびり。

9月10日(水)早朝店舗見学からコンベンション参加、10日夜は懇親会

9月11日(木)朝からコンベンション、午後から本部見学、秋の売場確認

9月12日(金)元上司の店舗見学、都内店舗見学

9月13日(土)終日自由行動(※私がアパレル見学などスペシャルコース策定中)

9月14日(日)朝、ホテルからシャトルで空港へ


ちなみに宿は浜松町付近なので、近場にいらっしゃる方はご連絡を

とうとう独力で飲茶満喫。


どうでしょうか、このローカルっぷり、英語表記なし、日本語なし
完全なる地元民のレストラン「龍門大酒楼」にて飲茶。

飲茶のお茶は香片茶(ジャスミン)を選択。これがスッキリして
香りも高く、料理との相性もバッチリ。
出来立ての点心などを好みでチョイス、お肉と野菜が湯葉に
巻かれてジューシー。口に放り込む超美味。


このほかにも蝦蒸し餃子など定番まで、食べつくしてなんと
お会計は162HK$(3名)つまり800円程度。
やっぱりローカルは安い。しかもここは注文の仕方が自分で
現物を選べるので、誰でも簡単に食事が楽しめる。
通常は紙にオーダーするスタイルが多いのだが、ここは
伝統的なスタイルだ。せっかく先日勉強したが、今回使う機会は
なかった。飲茶マスターと呼ばれるぐらい極めたい。
















初の香港にて結婚式参加


海外で活躍されている日本の店長の方が、現地の方と結婚することとなり、結婚パーティーにご招待されました。初めて香港で結婚式に参加するため、ちょっとドキドキしています。こちらのスタイルは、日本とは違い、直接招待状を手渡しするのを、以前見たことがあったのですが、はがきで招待する日本のスタイルと違って、なんか温かい感じが好きです。9月4日が楽しみです。この度は本当におめでとう御座います。

思わぬ差し入れ



先日、広州に異動してしまった店長が休暇で、こちらに戻ってきました。香港にいたときは、一緒に良く飲んだりしていたのですが、寂しくなったなぁと思っていたら、こちらに帰ってきており、本部に顔を出してくれてました。そういえば、私達の観光ビザが切れるため、一度広州に出国して以来なので、久しぶりでした。今回の休暇では、時間が合わず一緒に飲めなくて残念でしたが、今後はこちらが遊びに行こうと思います。わざわざ彼は、私の店舗(かなり遠い)に顔を出してくれて、差し入れに珈琲と手紙と、写真(証拠?)を残してくれました。とても嬉しいですね。 Thank you so much!  謝謝您啊~

i Know ! という英語学習web-site

一緒に赴任してきた日本人店長の同僚に教えてもらいました。ここの英語レッスンが全て無料で、しかもよくできている。おまけに何で無料かの説明も記載されており、企業理念というか、志がGoogleっぽくって、かなり好きです。DSで勉強するひとは良く見かけますが、そのPC版と言ったところでしょうか。空いた時間に、というわけにはいきませんが、毎日続けたら結構力になりそうですね。私は読書による学習方法を行っているので、試しに挑戦してみましたが、結構楽しいです。読書は正直辛いです(笑)こんな素晴らしいシステムが無料なんて凄い世の中です。iKnow!お試しあれ。

2008/08/22

ブレークスルーへの挑戦

香港に着任して、5ヶ月が経過しようとしている。9月からは新体制になり、評価制度もスタートする。そしていよいよ香港でも人事の内示が出て、昇格者の発表、異動の内示が済んだ。当然日本人駐在員にも、内示が出たのだが、私の目の前にブレークスルーポイントが出現した。月商は過去経験した店舗の1.4倍、面積は倍、CSにはじまり山ほど課題を抱えた店舗である。そこに言語やコミュニケーションの壁が1枚加わり、同時に本部の教育機関、CS推進機関などの業務も兼任することになる。願ってもない好機到来である。今の店舗を離れるのは非常に寂しいが、香港事業の拡大と安定、各店長、スタッフの成長を自分の成長によって貢献できればいいと思う。ブレークスルーを誓って日本を離れた時のことを思い出す。まだ見ぬ部下と、どんなことを成し遂げられるかワクワクして仕方がない。目指すは最強のチーム、最強の店舗。面積が広い分、ダイナミックで心をくすぐられるような売場とサービスをお客様に提供したい。香港の人々に我々が何者か、肌で感じてもらいたいと思う。

現在の九龍城


以前は魔窟と呼ばれた九龍城ですが、現在ではもうその姿はありません
昨晩は店舗の代行者と一緒に夕食を九龍城で食べることになり、私は
夜タクシーをつかまえて、九龍城へ向かいました。10年前に香港に来た
ときに、訪れて以来なので、かなり時間も経ち懐かしさというか、正直、
今はどうなっているのだろうという好奇心で一杯でした。10年前は現在の
香港国際空港は違う場所にあり、街の頭上を通過して着陸することで
有名でしたが、10年前窓際の席で、それを体感したのを思い出しました。



今では九龍城の跡地は公園に、また左の写真のようなショッピングモール
などができており、すっかり変化していましたが、路地裏なんかを覗いて
見ると、当時の雰囲気を感じることができると思います。夜だったので、
人がひとりギリギリ通れるような路地に入ってみたりしたのですが、少し
恐怖を感じました。食事はタイ料理のレストランを紹介してもらいました。
辛い料理が多かったのですが、トムヤムクンは大好物で、とても満足。
その後、スイーツが美味しい店に入り満腹状態、公園をブラブラと皆で
歩いて消化を促進し、帰宅。子供は辛いので食べれませんが、甘味処は
子供をつれてきたいですね。ちなみに今回食事をしたうちの2名の代行者
は2人とも昇進確定。店長2名無事巣立ちます。本当におめでとう。


みんなと合流するまで、くまなく九龍城を歩き回って、食器がとても安い店を
発見しました。家族がもし香港で暮らすようになったら食器を揃えにここへ
来ようと思います。九龍城に興味がある方は「九龍城探訪」お勧めです。
私も持っているのですが、魔窟と呼ばれた九龍城がどうなっていたのかを
知るには優れた1冊だと思います。


またまた台風

先日も台風が直撃をした香港ですが、本日もまたまた台風が直撃する香港です。朝7時40分にシグナル8が発令になり、全ての学校が休校、当然私達の語学学校も休校になりました。前回は公休日だったので、ずっと家に閉じ込められ気がめいりましたが、今回は出勤日なので、シグナル8が解け次第、店舗に駆けつけなくてはなりませんが、いかんせん家から店舗が遠いので、早く行かないとスタッフの方が先に到着してしまいます。そわそわしますね。ですが、前回は既に早朝5時には暴風だったのに対して、今回は現在でも雨がサラサラ降る程度。香港から80km南に台風がいて16kmの速度だから、香港到達には5時間を要します。つまり早番のスタッフは本日は出勤なしが確定。そこから台風が抜けるまでに5時間程度は必要なので、シグナル8が解けるのは実は夜遅くになる可能性があり、営業自体が微妙になってきました。ちなみに法律で決まっているので、小降りだから、強制的にスタッフを呼んで営業することができないため、政府の発令に従うしかありません。日本では考えられませんね。台風でも台風対策、台風オペレーションがあるぐらいですし、一度は停電している中、営業した経験もあるので、この程度のことで営業をとめることが非常に勿体ない。香港も1日機能を停止することになるわけだから、経済的な損失も大きいのではないかと思いますが、へっちゃらみたいですね。市民の視点で見れば、休んでも給料は支払われ、土日も休みなのでラッキーぐらいな感覚でしょうが、商売している人間の視点から見れば、たまったものではないですね正直。勤労、勤勉な日本人的感覚でしょうが。取りあえず準備を整えて、読書することにします。

2008/08/21

ロングテール

(洋書)

(和書)

ロングテールについて書かれた本が多くなり、既に誰でも知っているほど有名になりましたが、改めて洋書で読むと新鮮でした。洋書の書評については、書評用のブログを用意して、今後は語学学習とあわせて、そちらにアップしてゆくようにします。和書については、こちらでいつも通りアップしてゆくようにします。ブログもグローバル化でしょうか。できれば中国のアマゾンとリンクができると便利なのですが、現状は日本のアマゾンとリンクしているので、本を購入したい人には不便だと思われます。私は読みたいと思ったら、即アマゾンのカートに忘れないうちに放り込んで管理しているのですが、最近はアマゾンにリンクが貼ってないだけで、たった1回の検索ですら、面倒と感じてしまうようになりました。つまり検索するために文字入力してクリック、そこから選んでクリックと2回クリックすることとなり、スピードを考えると、かなりのロス。アマゾンのカートに放り込んでも即購入というわけでなく、そこから発注するものと、置いておくものに分別できるので、様々な活用方法が実はできるんです。香港に住んでいても、日本から取り寄せ発注できるのも魅力ですね。しかも早い。

2008/08/20

オリンピック賛否両論

オリンピックを見ていると、つくづく人間の持つ能力の素晴らしさを感じる。4年間ひたすら厳しい鍛錬を繰り返し、競争を勝ち抜き、挫折を味わい、葛藤しながら歩んできた選手が、メダルを手にした時の感動たるや、私達が感動するよりも遥かに、心を震わせているに違いない。きっと走馬灯のように辛かった日々を思い出しながらメダルの重みを感じているのだろうなと思う。オリンピックというのは人類にとって、最高の祭典なのだ。反面、残念なニュースも見かける。選手達の努力と感動を奪う権利など、政府にはない。フェアの精神をもっと政府はオリンピックから学んだらどうか。

神々の遊び・下々の遊び

最近仕事がハードになってきたのか、駐在員がくだらない冗談をボソボソとつぶやくことが多くなった。そして突っ込みを入れることもなく、四方八方に投げまくって垂れ流し状態。きっとハードな仕事で蝕まれた心を解き放つための、下々の遊びなのだろう。そんな中、話題に上ったのが、「神々の遊び」というネタが面白いと推薦頂いたので、ちょっと見てみました。ジワジワこみ上げるユーモアは、まるでスルメ。




こっちはA面、あっちはB面

以前、洋書を勉強のために取り入れたと書いたと思うが、せっかく苦しい思いをして読んだなら、ちゃんと形にしようと思い。もう1つブログを立ち上げた。こちらは外国語(英語&中国語)で書評などを中心にアウトプットしようと思う。日本語のはこちらを継続してやっていくが、基本的に勉強したものだけはあちらで展開してゆこうと考えている。誤字、脱字などは目をつぶってもらいたいし、大したアウトプットはできないが、気長に向き合ってゆこうと思う。

ちなみにタイトルは「我们的畅销书」、日本語訳は「僕らのベストセラー」です。どうでしょうかなかなか良いネーミングではないでしょうか。主に読んで良かったものを中心に短く、短くまとめてゆこうと思いますが、基本的に僕らが良いと思えば、どんな本でもベストセラーだよな。というコンセプトで決めてみました。はじめは読むスピードも打つスピードも全くなので更新頻度は低いでしょうが、1年も経てばある程度はましになるかもしれません。気長に頑張ります。B面も宜しくどうぞ。

飾るということ

少し前の記事になるが、今日改めて読んで、感じたこと。

オリンピックを前にした中国が、古い建物を立て壊し、更地にし、建設中の建物に覆いをかぶせて、工事中の土地などには高い壁を作り、オリンピックの広告をデカデカとアピールしている状況を見て、北京市民の口から出た言葉が印象的であった。

まるで隋の煬帝の「絲綢裹樹」
「いくらなんでもやりすぎだし、意味のないことにお金を使いすぎだと思うね。
まるで随の煬帝の『絲綢裹樹』の故事にそっくりだよ」煬帝(ようだい)は
隋王朝(紀元581~618年)の二代目皇帝で、日本の聖徳太子が遣隋使に
託して「日出ずる処の天子…」で始まる親書を送った相手として有名だ。
隋の初代文帝は、後漢の滅亡後に分裂した中国を再統一し、強大な帝国を
築いた。ところが、それを受け継いだ煬帝は、大運河の建設や度重なる戦争
に膨大な国富と民力を浪費した。その結果、各地で民衆の反乱が相次ぎ、
隋は建国からわずか37年で滅びてしまった。

「絲綢裹樹」とは、そんな煬帝の浪費ぶりを伝えるエピソードの1つだ。

煬帝は隋の都、長安(現在の西安)にやってくる外国の使節団に自国の繁栄
ぶりを見せつけるため、使節団が通る道沿いの木々を美しい絹の布で飾った。
ところが、これを見たある外国の使節は、煬帝に対してこう上奏した。

「貴国には着る物にもこと欠く貧しい人々がいるのに、
ぜいたくな絹の衣をなぜ木々に着せるのですか」

(抜粋)

人間が、自分を等身大より、より良く見せようするのは自然なことだと思う。しかしあまりに、ありのままの自分からかけ離れると、やがて破滅へ向かってしまうのだろう。少しぐらい背伸びしたことなら誰にでもあることだろうと思うが、極端はいけない。このような戒めはとても大切にしなければならない。いつでも、華美に飾ることなく自然体を心がけたいものだ。良き夫婦というものは、そこらへんがうまくなっているのではないか。等身大を認め合える相手は、かけがえのない存在である。

2008/08/17

Indexedという斬新なブログ

頭を整理するために、図形やマップなどを書き出すことがありますが、脱線すると、このような発想になるのかもしれません。これだけのためにずっと頭を使うのはどうかと思いますが、ユーモアの1つで、発想力や物事を簡潔に据えるのにはいいかもしれませんね。思わず、「あるある」とうなずいてしまうものもあり、割と楽しめると思います。

http://indexed.blogspot.com/

Web2.0やスタバなど共感できますね。
女性の場合は誕生日とか。

2008/08/15

中国では、鉄は

中国では、鉄は脆く、曲がる、折れる、すぐ取れる。

中国の鉄鋼業の分野を学んだときに、鉄の質の悪さの記述があったが、
それを肌で感じるというか、実体験で感じる今日この頃です。

まだ使っていないアイロン台の溶接部分が包装をはがすと同時にもげた。
溶接が…。

店舗のロッカーキーは、超能力者のスプーン曲げのようによく曲がり、
ドアの金具は頻繁に壊れます。

粗悪な鉄が出回って、それが当たり前に使われており、壊れるのが普通。
という感覚みたいだが、日本人の私からすると、とても変。
少し値段が高くても、1年2年壊れないモノの方が、良い。

この辺の非効率的さを理解すると、もっとこの国は豊かになるのにな。
と思うのです。

橋を渡っているバスに乗っていると、いつも不安です。
四川大地震の記憶も新しいですが、豆腐建築を間違いなく、この国の人は
やっていますし、政府の施設はビクともしないというのも、わかりやすい限り。

鉄は丈夫な方がいいですね。切に願います。

建築のプロがこちらに来たらきっと驚愕の毎日だと思います。

ZARAの新業態

ZARAの新業態についてのブログ記事がありました。以前スペインのバルセロナにバックパッカーとして1ヶ月ほど滞在していたこともあり、スペインという国が大好きで、ZARAも贔屓していますが、今回の記事で、ちょっとスペインに行きたくなりました。店舗はまだスペインを中心に欧州止まりなので、日本でお目にかかることはできないこともあり、長期休暇にスペイン行っちゃう?なんて願望がふくらみましたが、子供もいるので、どうなのだろうか、でも子供がいるからと言っていたら、何処にもいけないし、もっと前向きに検討してもいいのかとも思いはじめました。それにスノボもここ数年ご無沙汰ですが、そろそろ子供を引き連れて雪山企画もやりたいと思っています。2歳ならソリはOKだし、雪で遊ばしてやりたい。スペインでパエリヤ食べさせたい(笑)構想は膨らみますが、実際直接ZARAの新業態は見てみたいです。


8月11日の繊研新聞にZARA(ザラ)を基幹業態とするスペインインディテックスグループが、一年半の構想の末、7月に立ち上げた手の届くラグジュアリ服飾小物の新業態に関する記事が掲載されていました。
 店名はUterqüe(スペイン語読みするとウテルケ;ラテン語で「両方」を意味する言葉)、バルセロナに2店舗、マドリッドに2店舗、本社近くのコルニャに1店舗を同時オープンして盛況、話題を呼んでいるようです。

(抜粋)

http://dwks.cocolog-nifty.com/fashion_column/2008/08/post_1917.html

熱いメッセージ

嬉しいメールを頂きました。私は現在、店長をやっていますが、新卒でもなく、中途採用でもなく、叩き上げで店長まであがってきています。新卒社員の教育担当をやらせて頂く機会もあり、彼ら彼女らがぶち当たる壁や、意識、仕事への姿勢などを理解することができるようになりました。前職があるので、中途の方の気持ちや状況も理解できます。そして何より、叩き上げであがってきた人間なので、叩き上がることの大変さ、苦労やジレンマなどは誰よりも理解できます。嬉しいメールを頂いたというのは、私が以前通った管理職へあがる関門を突破しましたという吉報のメールと彼の決意表明です。正直、忍耐強く厳しい環境を着実に歩んできたと思います。ここからはまた長く厳しい戦いを自分としなくてはなりませんが、是非次のステージに上がって欲しいと思います。ここからは、仕事だけをこなしていても、成長曲線はなだらかになり、いつまでも前進できなくなることだってあります。必ず仕事以外で、自分を磨く習慣を身に着けて欲しいと思います。とても嬉しいメールありがとう!

金融・経済と聞いて苦手意識があるひとは

細野真宏さんの著書、「経済のニュースがよくわかる本」
左:日本経済編、右:世界経済編

金融・経済と聞いて苦手意識があり、日々のニュースでも、「米国は金利を引き上げる模様です」と聞いて、なんでそうしなくてはいけないのかサッパリわからないひと。日経新聞が意味不明なひとは、私にとって極自然だと思います。私も実際そうでした。この本はかなり良書で、小学生でも理解できるよう説明されているので、私が経済ニュースぐらいわかるようになろう!新聞やニュースの内容ぐらいは理解できるようになろう!と決心したときに書店で探しまくって見つけたものでした。かなり前に読んだものなのですが、香港赴任するにあたり、わざわざ持ってきた本の中の1シリーズで、今回からレポートの質を高めるために、中国経済を飛躍的に成長させるためには何が必要なのか、中国政府の立場に立脚して考えるのに、中国の経済状況、政策、世界情勢などを踏まえて、考察しなくてはならず、もう一度読み返そうと思い、公休日を使って2冊とも読み返したのですが、読み返してみてはじめて、当時読んだときに感じた閃き感とは違う、閃き感がありました。それはやはり今までに蓄積した情報や知識が下支えして、更に、この本の内容にある通り、基本中の基本は何かを軸とすることで、現状の何がネックとなって、今の経済状況を作り出したのかのポイントを見つけることができ、ではどうするとそこを突破できるのか、自力で考え付くことができるわけです。できるだけシンプルに考えることは、とても重要で、そこに複雑に様々な要素が絡んできます。当然未来を100%予測することはできませんが、根底にある流れを掴むことはできるはずです。複雑な状況を複雑に捉えて、複雑に考えていたのでは、いつまでたっても答えはでませんので、単純明快に捉え、わかりやすく分解し、1つ1つに仮説をぶつけてゆくようにするためにも、非常に学べる1冊(シリーズ)だと思います。未だ新聞を読み解けない、ニュースがよくわからないひとは、決して読んで損しない本だと思います。そしてこの大きな潮流から、自社がどうあるべきか顧客の立場に立脚し、事業を創造することが、経営視点を養い、自己成長へとつながる自己鍛錬になるわけです。今週の公休日は、食事中も、中国の金利引き締めは…何をもたらすのか、など少し病的に物思いにふけって過ごしましたが、本を買う以外、私は景気に貢献していないなぁと申し訳なく思ったお休みでした。
これからは、少しずつレベルアップして、池田信夫さんのようなパワフルさを身につけたいですが、私は学者でもなく、金融のプロでもないので、顧客の立場に立脚し、事業提案ができるというのが、目的となると思います。これは商売の基本中の基本で、どんな産業、業態問わず、このような経営センスを磨くことができれば、失敗する可能性を著しく低下させることができるのではないでしょうか。

2008/08/13

炊飯器が爆発。

広東省広州市天河区で8日早朝、卓上IH調理器が突然爆発というニュース。
朝食の準備をしていた若い女性が頭部に大ケガを負い、重体となっている。


8日早朝、出勤前に朝食のお粥を作っていた李さんが卓上IH調理器にスイッチを
入れ、1分もたたないうちに突然調理器が大きな音をたてて爆発。
李さんは台所の壁まで吹き飛ばされた。彼女は頭部から激しく出血し重体。


爆発した調理器は、
中国家電メーカー大手の「美的」が製造した「型番号MC-EP196」

昨年8月3日に同市内のスーパーにて218元(約3300円)で購入したもので
現在、爆発原因などを調べているが、「美的」側は、
「今回の事故と当社製品との関連性は不明」として、回答を拒否している。

炊飯器が爆発するなんて想像できないだけに、危険はどこにでも存在していると
痛感させられる記事でしたが、美的の企業姿勢が問われますね。

何かと騒動になっているGoogle MapのStreet view機能

何かと騒動になっているGoogle MapのStreet view機能について、プライバシーの侵害かどうかは、私にとっては、どうでも良いことで、それより私達が神の視座とも呼べるような革新的な機能を使える恩恵に感謝したい。私は以前、建築営業をやっていたが、この機能が当時あればなぁとつくづく思います。車を使って土地を下見したり、あらゆる手をつくして候補地を探し、地主さんにマンション、アパート経営を提案するというものだが、いかんせんギスギスした世界で、自分以外は競争相手になってしまい。あまり仕事を楽しむという感じではなかったが、もし今、建築営業をやるならやはり、この機能を駆使して、仕事をするだろう。営業の仕事のやり方も様変わりできる時代なのだ。

早速どれどれと試しに、私が思う世界一美味しい「つけ麺」屋を見学しに行ってみましたが、実にお見事、本当に便利な世の中になりました。旅行先の下調べも余裕ですね。


View Larger Map

東京都あきる野市秋川駅付近にある、つけ麺の店
昼前にオープンで15時には完売するので注意。

2008/08/11

苺で遊ぶ

右上に「苺」が出現していますか?ちょっとイタズラしてみました。

試しにクリックしてみてください。
Let's click Strawberry!
請打草莓!

Hong Kong TAXI Service

香港のタクシー料金は、比較的安い。公共料金が安いのは、物価高、家賃高の香港で、所得が低い人の生活を保護するために、国がキャップをつけているわけだ、スタッフがいつも携帯電話から呼び出している「20%割引タクシー」、「30%割引タクシー」、「行き先指定一律料金タクシー」など様々な種類の特別サービスをする仕組みが存在している。細かいルールがあるようだし、種類も様々。

そもそも日本人が単独でタクシーに乗るだけでも、恐る恐る乗るタクシー。カモられないように緊張感持って乗るタクシーを、携帯電話で居場所を伝えて、呼び出して特別サービスで、行き先まで行けるとしたら、それは大変素敵なことだ。ましてや相手はバリバリの香港人、広東語、日本人で、広東語がさっぱりな私が、どうやって電話をかけられるのか?昨日まではそう思っていた。

でも今日からは違うんだ。香港で、遅番はなんと15時~0時、15分過ぎれば終電(終地下鉄)がなくなり、バスもお手上げ、特に私の店舗は一番端の端。自動的にタクシーで帰宅になります。普段は通常料金のタクシーに自分で乗って行き先を伝えていましたが、最近はスタッフと途中まで一緒に乗ることも増えたため、割引タクシーを利用していました。そして昨日に引き続き、今日の帰宅時に、よくよく見ると、昨日のオジサンであることが発覚。この割引タクシーの電話先は事務所だと思ったら、個人携帯だったわけで、私もこのオジサンの携帯番号を持っていたので、次から電話するから宜しく。ということになりました。幸い北京語が話せる方なので、次から練習させてもらいます。

知り合いが増えるっていいですね。

それに店舗の前にあるパシフィックカフェの店長さんも面識があり、今日はコーヒーの小を注文したのに、大で出してくれました。そんな気前の良さが男前。

ところで、そんなに割引しては、燃料のほうが割高で、利益は大丈夫なのか、メーターが適当だけど会社への申告はどうなっているのだろうか?など香港のタクシー産業の裏舞台。実に気になるところです。これについては、ヒヤリング後、ブログにアップしようと思います。

ではではタクシーのオジサン、香港ライフで度々お世話になると思いますが、末永く宜しくお願いします。北京語頑張りますね。

久々にまいったなぁ

久々にまいったというのは、2つ自分の中で消化できなかったことを残して今週が終わったことだ。1つはレポート、有難くも、検閲レベルが低くなったことで、受け取った情報があまりに多すぎて、1000件処理するのに時間を使ってしまったが、さらったら、さらったで今度はまとめるのに時間を使い。最後の考察で納得できず。もっとうまいやり方があったと反省。もう1つは洋書、ビジネス書で、しかも経済がらみを読み解くスピードがなかった。もっといけると思ったが、こいつも恐ろしく時間を要した。今週は完敗だった。既に今日の出勤前に敗北が確定していたため、悔しさ一杯であった。この感じ、確か香港へ赴任してきた当初に味わった。

ま、こんな日もあるさ。
とすぐさまスイッチを入れ替えて再度チャレンジ。
前回と同じ状況なら、3~4週でハードルの高さに追いつくだろう。


1年前の自分と比較すると情報処理能力が20~30倍になっている。
人間やれば、なんとかなるもんだ。

2008/08/07

精神的強靭さは何処から来るのか

グロービスの堀義人さんのお子さんが囲碁の大会に出ているブログの記事を読んで、ひそかに戦績がきになっていたのですが、初出場4位という結果になったようです。その中で、とても感銘を受ける表現がありました。

http://blog.globis.co.jp/hori/2008/08/434_bdc2.html

ギリギリの中で勝ち切る精神的強靭さを身につけて欲しいと思う。



そういう厳しい体験を子どもの時にしてくれると、大人になってからも
試練を乗り越える精神力が身についていくのだと思う。



「愛情があるならば、試練を与え続けるべきだ」と、僕は思っている。
試練を経た分だけ、人間的な成長を遂げることができるのである。
(抜粋)

子供は適切なタイミングと適切なレベルで、試練を与えられ大きく成長する可能性を秘めている。では我々大人はどうなのだろうか。子供のうちに、このような試練を味わうことなしにメンタルタフネスが身につかないのだろうか。人にもよるだろうが、大人は自ら自分に試練を与え続けて成長すべきだろう。葛藤せずに、生きてきた人間ほど脆いものはない。自分で、何に挑むか決めることも大切だし、決めたら1歩も引かないことだ。負けそうになることなど誰でも同じ、皆苦しいわけだ。自分が思うほど、周囲は楽などしていないし、自分だけ厳しい状況にいるなんてことは殆どない。そう思うのは自由だが、皆必死に戦っているのだ。先延ばしが大好きなひとは、自分に負けている。試練を回避し、日々できない理由探しに明け暮れる。腰砕けの人間にはなるな。腰砕けになって人を嫉むな。自らに試練を与え、自分に勝利すべきだ。

人間の精神の脆弱さは何処から来るのか。

人間の精神の強靭さは何処から来るのかは、実に興味深いことだ。

私もギリギリの中で勝ち切る精神的強靭さを、身に付けたい。

ファイアーウォールが解けたのか。

オリンピックが近づくにつれて、グーグルアラートから収集されてくる情報量が以前と格段に違う。恐ろしいほど大量の情報が流れてくる。これは日本にいたときと同じぐらいの量で、ハングルまでご丁寧に含まれている。これはどうゆうことなのだろうか。オリンピック目当てで来航する外国人がネットを使ったときに、違和感を感じないように検閲のレベルを調整しているように思える。真相はどうなのか調べてみたらやはりだ。この記事あたりを境に実際、私のところに入ってくる情報が香港に赴任して以来格段に増えた。恐ろしいほど増えた。英語圏からの情報など実に10倍以上。おかげで1000件も情報が未読のままになってしまった。早く消化しなくては。

http://news.cnet.com/8301-13578_3-10007122-38.html?tag=nefd.top

2008/08/06

H&Mってどうなのよ

H&Mってどうなのよ。それを端的に解説してくれている記事を発見。

http://allabout.co.jp/fashion/nyfashion/closeup/CU20080701A/

【第10回企業家賞記念講演】アリババ・グループの世界戦略

アジアの星とも言える、アリババ・グループのトップ馬雲、ジャック・マー氏のスピーチについて、社長が今まで聴いたどのスピーチよりも感動したとおっしゃっていた。また社長は常々、我々に経営者意識を持てとおっしゃる。確かに重要なことだ。今回、このスピーチをCDに落としたものを配布するというのだが、なぜか部長以上という限定配布。なぜ経営者意識を持て、人生で一番感動したスピーチと言いながら限定配布なのか疑問である。もちろんレンタルすれば良いことなのだが、さて店長が部長に「CD貸してください」と言える機会が果たしてあるのだろうか。そもそも現場で働く店長が、本部にいるであろう部長と接点を持つこと自体稀である。機会ロスとはこのことだ。今のご時勢、ネット上にストレージして誰でも簡単にアクセスして見ることができるようにすればいいのではないか。社内研修だって、もはや集合研修で、というアプローチより、映像も含めて、ネット上に教育コンテンツを取り揃えておく方が、自ら勉強する人間は、いくらでも時間を見つけて成長曲線を変化させるだろう。そもそも自ら学ばないような社員は、顧客にとっても、企業にとっても価値がない人材なのだから、とっとと退場すべきだし、淘汰されてよい。またネット上に置くことで蓄積された知識などの流出の懸念があるかもしれないが、そもそも盗んだ道具だけで革命を起こせるかと言えば、答えはNoだろう。ディープスマートは人に宿るもので、道具に宿るものではない。けちけちせずに全てを開放すべきだ。情報の囲いこみは、企業や、チームの弱体化を招く。あらゆる情報が共有されてこそ、イノベーションが生まれる可能性も高まる。話は脱線しましたが、



Q:それでジャック・マーのスピーチは、どうするんだ?

Ans:ネットから引っ張ればいいのさ。

できれば映像と一緒にご本人のスピーチを聴きたいがNot found.
テキストでお楽しみください。


http://kigyoka.com/kigyoka/public/news/news.jsp?id=884
【第10回企業家賞記念講演】アリババ・グループの世界戦略(上)


http://kigyoka.com/kigyoka/public/news/news.jsp?id=885
【第10回企業家賞記念講演】アリババ・グループの世界戦略(下)

負けない戦い方。極めて孫子的なり。

Charlie Rose

You-tubeにて「Charlie Rose 」を検索すると、彼の番組が多数ヒットする。彼の番組は、様々なゲストと喧々諤々の議論もしくは、インタビューをする内容の濃いもので、トップクラスのエグゼクティブも出演している。英語のトレーニングには、うってつけかもしれない。You-tubeで5分を越え、特に1時間近く動画が見れるものは大抵内容が充実しているものと判断できる。彼の番組は正に、その中の1つである。

また台風

台風多いですね。昨晩シグナル3だったのですが、早朝にはシグナル8で外出禁止です。今日は語学学校の後、入国管理にIDの申請にゆく予定だったのですが、キャンセルとなりました。5時ぐらいから香港気象台の予報にアクセスしておいたのですが、今の社宅は海の横で、建物自体も高層なので、風がビュービュー、地震のない香港ですが、暴風で崩壊しそうなくらいに、異常な音を立てています。気圧差で、ドアの隙間から空気が激しく流れており、笛のようにビュービューと音をたてるわけです。ここまでハッキリ外出できない状態だと、静かですね。誰も外へ出ません。本日は公休日だったのですが、どうやら夕方まではひきこもりになりそうです。

強風の度合
シグナル1:やや強風 
シグナル3:強風
シグナル8:暴風

雨量の度合
赤い雲マーク:豪雨
黒い雲マーク:激雨

その他
土砂崩れの恐れ
洪水警報


だいたい香港は上の表示の組み合わせで現状を表現します。
ショッピングモールでも駅でも、よく見ると表示が出ているので目安になります。

http://www.hko.gov.hk/contente.htm
(香港気象台)

2008/08/05

ネット空間上に自己学習システムを作る



そもそも、このブログをはじめたきっかけは、3つある。





①自分の子供へのメッセージ、自分の父親がどんな人物であったか
  つまり没後を想定している。


②ネット空間上に自己学習システムを作る。あらゆるインプット情報、
  アウトプット情報を集約し、世界中のどこにいてもネットにアクセス
  できる場所なら即此処を基地として、学習ができるようにする。

③自分の周囲の人々へ有益な情報を共有する場、日頃時間が取れず
  深い話ができないときでも、意図が汲み取り易くなるような自分の
  バックグラウンドを伝えるためのもの。





インプットを進めてゆく上で、いよいよ英語圏からのインプットの量を増やしてゆくことに決めた。これは休暇前と休暇後で、前のステージから1つ上のステージにあがるために、どんなアプローチが必要か考えた結果で、安定してきてしまう成長曲線を、今までの延長線上でなく、飛躍的に成長するために取り組むものである。とにかくやってみる、即実践することが大切である。また毎週作成していたレポートも質を変化させることにした。前4ヶ月より格段に負荷はかかってくるが、いかんせん1年で100倍成長しようと思うと、これでも実際足りない。





ということで、毎週3、4冊読書している本にのうち、必ず洋書を1冊課題として取り入れることにした。今週は「The Long tail」また英語圏から良質な情報をインプットするため購読ブログを増やしてゆく。第一弾は「Freakonomics」ブログの下にあるリンクに追加したが、RSSにも追加。このFreakonomics、邦題は「ヤバい経済学」で以前読んだことがある本のタイトル。本著に関して著者が語っているYou-tubeもあるのでリンクを貼っておく。私の中国語も基礎的な学習が終わったら、今度は中国語圏からのインプットの量を拡大しようと思うが将来、私が考えるインプットの比率は、英語圏から60%、日本語圏から20%、中国語圏から20%と言った感じだ。いずれアウトプットも同様の比率に変化するだろう。5年以内には必ず実現させる。英語を使うインドの台頭もあり、ビジネスチャンスを考えると、私達がいる香港は十分に射程距離に入っている。中国の動向をグリップしながらも、インドとロシアの情報収集プラットフォームは着実に固めなければなるまい。

http://jp.youtube.com/watch?v=or81AMlCJjs

2008/08/04

逆説の10ヵ条 それでもなお、人を愛しなさい


書き出しから凄い、この世界はどうかしてしまっている。端的に言えば不条理で、全く狂っていることを前提にしなさいと言っている。それでも●●しなさい。それでも●●すべきだ。というのが本著の切り口であり、かのマザーテレサも触発された1冊である(正しくは10ヵ条に触発された)。逆説の10ヵ条は非常にシンプルだが、忘れ易く、また言うのは簡単だが、行うのは困難である。壁に貼り付けて毎日眺めながら、脳に刷り込むのも1つの方法(トイレが意外にいいかも)だが、既に60年代には、世界はどうかしてしまっていたことになる。いやそれよりもずっと前からどうかしていたのではないかと考えると、人間自体がどうかした生き物で、どうかしていなかった世界が存在していたか自体が危ういのではないかと考えついた。つまり我々は産声をあげた、その日から、ようこそ狂った世界へ!なのである。最近激やせで、癌が再発したのではないかなどと噂されているスティーブジョブスが言うように、「己の内なる声に従って生きるのか、誰かの思惑の中で生きるのか」、そこには選択する自由がある。生き方を選ぶという行為は自由という反面、厳しい現実でもある。逆説の10ヵ条を信条として生きるも良し、狂った世界に中指を立てて生きるも良し、狂った世界にどっぷりつかるのも、また一興ではないか。ただ、逆説の10ヵ条の境地に立てれば、狂った世界なんて、おかまいなしだ。
1.人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在だ。
  それでもなお、人を愛しなさい。




2.何か良いことすれば、隠された利己的な動機があるはずだと
  人に責められるだろう。それでもなお、良いことをしなさい。




3.成功すれば、うその友だちと本物の敵を得ることになる。
  それでもなお、成功しなさい。




4.今日の善行は明日になれば忘れられてしまうだろう。
  それでもなお、良いことをしなさい。




5.正直で率直なあり方はあなたを無防備にするだろう。
  それでもなお、正直で率直なあなたでいなさい。




6.最大の考えをもった最もおおきな男女は、
  最小の心をもった最も小さな男女によって撃ち落されるかもしれない。
  それでもなお、大きな考えをもちなさい。




7.人は弱者をひいきにはするが、勝者の後にしかついていかない。
  それでもなお、弱者のために戦いなさい。




8.何年もかけて築いたものが一夜にして崩れ去るかもしれない。
  それでもなお、築きあげなさい。




9.人が本当に助けを必要としていても、
  実際に助けの手を差し伸べると攻撃されるかもしれない。
  それでもなお、人を助けなさい。




10.世界のために最善を尽くしても、
   その見返りにひどい仕打ちを受けるかもしれない。
   それでもなお、世界のために最善を尽くしなさい。

店舗で耳につく楽曲


香港の店舗では未だ日本の店舗のように店舗専用の有線が入っているわけではないので、大体英語の楽曲か、邦楽がスタッフの私物であるCDのローテーションによって流されているわけで、私からするとミスマッチな感じがしてならないため、自然と着任して数ヶ月は、音が気になっていた。その中でもなぜか、kelly Clarksonの2nd album 「Breakaway」に収録されている「gone」がやたらと耳につく。

1. Breakaway
2. Since U Been Gone
3. Behind These Hazel Eyes
4. Because of You
5. Gone
6. Addicted
7. Where Is Your Heart
8. Walk Away
9. You Found Me
10. I Hate Myself For Losing You
11. Hear Me
12. Beautiful Disaster (Live)

What you see's not what you get
With you there's just no measurement
No way to tell
what's real from what isn't there
Your eyes they sparkled
That's all changed into lies that drop like acid rain
You washed away the best of me
You don't care
You know you did it

I'm gone
To find someone to live for in this world
There's no light at the end of the tunnel tonight
Just a bridge that I gotta burn
You are wrong
If you think you can walk right through my door
That is just so you
Coming back when I've finally moved on
I'm already gone

Sometimes shattered
Never open Nothing matters
When you're broken
That was me whenever I was with you
Always ending, always over
Back and forth, up and down, like a roller coaster
I am breaking that habit today
You know you did it

There is nothing you can say
Sorry doesn't cut it babe
Take the hit and walk away
Cause I'm gone
Doesn't matter what you do
It's what you did that's hurting you
All I needed was the truth
Now I'm gone
What you see's not what you get

http://jp.youtube.com/watch?v=L_McjbHzJ8s

2008/08/03

3年で辞めた若者はどこへ行ったのか


機内持ち込みの2冊目は、こちらでした。前作の「若者はなぜ3年で辞めるのか?」は読んでおりませんが、前回が状況を描いたのに対して、本著は辞めてどうするのか?を指南するような内容であるところが前作よりも評価されている点です。つまり前作ではSo what?と感じる人が多かったのかもしれません。この本を読むタイミングは高校在学中がよろしいのではないでしょうか。また就職を考える上でも非常に役立つ視点が取り込まれているため、いざ会社を選ぶとき、または会社でのキャリアパスが描きにくいときなどは1つの参考資料になるのかもしれません。1つだけ背筋が凍ったのは、社会には確かに階層のようなものが存在していて、搾取する者と搾取される者が存在しており、搾取される者、特にロストジェネレーション以降の人間にとって、例えば30年~40年後の人生は決して見通しが明るくない。そのような未来では、搾取する者にとっても何が起こるか我々は予測できませんが、少なくとも搾取される者にとっては、無職、無住居、無資産で路上生活する可能性も高く、そのような状況が散見される社会を思い浮かべると正直、子供達の未来についても不安を抱きます。日本に帰国したときに、近所の床屋さんが、入り口付近の大きな看板に毎日、様々な名言や格言を日替わりで書いているのを興味深く見ていたのですが、ある日「大人が変われば、子供が変わる、子供が変われば、未来が変わる」と記されていたのが一番印象的でした。私達は常々、子供に期待しよう、期待していると言っておきながら、いつしか最近の若者は…という論調へと染められてゆきます。今我々が変化すべき時であり、会社も変化するときであると思います。

2008年8月3日


今日8月3日という日は、共に汗を流した仲間に乾杯をする日だ。残念ながらお線香を、今日という日にあげることはできないが、香港から君へ乾杯をしようと思う。私は、あの頃のチームが大好きだった。朝から晩まで我武者羅に戦って、大きな成果を残すことができた。みんなが激しく成長していたし、いつも一緒だった。よく笑い、そして良く食った。君がいなくなって私の中で何かが音を立てて崩れていったが、あきらめることは決してなかった。チームメンバーは、それぞれの道を歩みだしたが、未だ私たちの志と共に君は生きている。毎年この日は気が引き締まるよ。いつまでも忘れないようにしようと思う。

2008/08/02

社会復帰

香港に帰国早々感じたのは、寂しさ。既に時刻は15時を回っており、翌朝からは社会復帰ですが、急に1人になると手持ち無沙汰になるようで、前日に帰国していた同僚も、同じような状況になり、1人で夜、飲みに行ったそうです。私はと言えば、休暇中に打ち込んでおいたブログに持ち帰った休暇中の写真を取り込んで一斉にアップし、読みきれていなかったブログや、私用メールの情報の読み込み、郵便物の確認、翌日の仕事道具をカバンに入れて準備、生活するための食料の買出し、簡単に夕食を済ませるために外出して、夜は読書と、このメニュで就寝時間となり、最後に今日の1日の流れと私が香港へ戻った後の子供の様子などをスカイプで、妻と話をして早めに床につく。この朝、子供が目覚めると私の姿を探して見つからなかったため「あれ~?」「あれ~?」と言いながら歩き回っていたようで、最後に「コチュ?」と妻に確認したようだ。コチュとは、接骨院のことで、妻が実家に戻ると、接骨院でマッサージをしてもらうことがあり、接骨院=お出掛けという認識があるらしい。その日のお散歩は飛行機を見るたびに指を差しながら、パパ、香港、バイバーイと言っていたということだが、その声が耳についており、脳裏に、その姿が浮かぶだけに寂しさを感じた。初めて香港に赴任する日よりも、実際は一時帰国してから再び家族から離れる、この瞬間のほうが厳しさが倍増するのを味わった。この辛さをバネにとことん戦ってやろうとエネルギーを転化しての社会復帰である。

キャリアパスの描き方

図解で物事を掘り下げて把握する思考法でお馴染みの、久恒啓一さんがキャリアパスの描き方を語っておられる映像です。自らのキャリアパスを描くときの参考になるものです。冒険と探検の違いは知りませんでした、というより意識したことがなかったので、私の場合は冒険と思っていたものが、実は探検だったことがわかって少し見え方が変化した次第です。


http://www.hisatune.net/html/etc/aisatu_v.htm