2008/09/28

仕事が面白い

自分の勉強する時間が全く取れないぐらい。プライベートでも紙に現在の店舗や仕事上の問題点を書き出して、毎朝、毎晩、対策を短期、中長期で練りに練って、翌日即落とし込み、どんどん挑戦している。時間との戦い。おまけにレポートは知らないことがどんどん出てきて、5時間、6時間なんてすぐに飲み込まれてしまう。いかに無知なのか、笑えるぐらい実感してしまう。実際笑ってしまっている。頭を使ったら、今度は腕立て伏せやら、腹筋やら、その間は音楽を流して気分転換。こんな生活は単身赴任でしかできない。かなり変態だと自覚している。神様、どうか時間を下さいと、気分転換にブログも書いてみる。さぁ勉強しようかな。

2008/09/27

携帯電話が破損中です

私用の日本の携帯電話の液晶が破損、現在は香港のみで使える社用携帯のみしか手元にありませんので、用件のある方はPCにメールを飛ばしてください。一応社用携帯も国際電話はつながります。修理は日本でしかできそうにないですね。半年は放置かもしれません。

2008/09/26

ハーバードでは教えない実践経済学


経済学というより、ビジネスの、特に対ヒトという部分での心理的な駆け引きや、心の動きを書き出している1冊、中間当たりは、スポーツ業界の事例で中弛み感があるが、締めくくりの仕事術当りから、まとめに入りテンポがあがる。ビジネスの秘訣を自身の経験から解いている前半部分が読みどころかもしれない。簡単に言えば、学校で習ったことを社会では、どう活用したらいいのかという点にスポット当て、世の中に出回っている論理的思考やら、何やらを装備したけど、それをどうするの?So whatの当りが書かれている。シンプルな内容が多いが、全てを実践するには骨が折れる。骨が折れるが、シンプルに実践したからこそ、著者マーク・マコーマックはビジネス、特にスポーツの分野で大成功したのだろう。最後の最後に著者の強みが書かれているが、つまりはタイムマネジメントが要で、心理戦の類は目的達成のための手段の中の手段にすぎない。

スタント メソッド

凡庸な教師はただしゃべる。
良い教師は説明する。
優れた教師は自ら示す。
そして偉大な教師は心に火をつける。

19世紀の英国哲学者、ウィリアム・アーサー・ワードの言葉だ。

スタントの教育法は、真剣に相手と向き合うことで、相手の心を奮わせて、眠っている潜在的な能力を引き出す。これはアーサー・ワードの言う、心に火をつけるやり方だ。この記事を読んで、教育の重要性を再確認したとともに、店長という職に対しても考えさせられるところがあった。「教師」を「店長」と置き換えてみれば、驚くほど自然でしっくりくる。これは職業というより、人間としての在り方を上手に表現しているようにも捉えられる。つまり「教師」を「人間」に置きかえればいいわけだ。 スタント・メソッドは現代の教育現場で失われてしまった志がある。授業を受ける側の生徒にも、このようなスタンスが必要だ。私もせっせとバイトに専念していたため、実に耳の痛い話だったが、学ぶ喜び、学べる喜びは、ほとんどの人が後々になって気づく大切なもののうちの1つである。

この1ヶ月は葛藤、今も葛藤

潜在能力をどう見い出し、モチベーションをどう高めるか?
(と言ったところでしょうか。目下、重々しい壁にぶち当たり中)
 -何が強みで、人と差別化できることは何か書き出してゆく
 -その能力は過去にどう磨かれ強みとなったのか書き出してゆく
 -その能力を磨くコツ、その強みで期待される成果を具体化する
 -その能力を磨くとき、極限状態と呼ぶ状態はどのようなものか書き出す
 -その能力を磨くために極限状態に挑戦してみる
 -期待される成果、ゴールからブレークダウンしてスモールステップを置く

アウトプットの頻度を落として、インプットを強化して質を高めようとしたが、バランスが悪い。やはり1週間単位がベストだったのかもしれない。確かにインプットする時間は多くなったが、結局広くインプットしているため、アウトプットの質のアップという点に貢献しているようにも思えず、自信も消え、公休が取れなかったことも、テンポが変調になり、やりにくかった。以前上長に、インプットのパターンなどをどうしているのか質問したとき、巡回目的地は毎日異なり、移動距離も時間もバラバラなのが、一番学ぶ環境や時間確保を困難にしていたとおっしゃっていたが、今の私は全く同じで、的が定まらずに、モヤモヤしているような状況だ。多くを学んではいるものの、効果的なアウトプットができていないことにジレンマ。今日はこれから論文を読み込み、明日は早朝から出勤まで、レポートをまとめようと思う。まとめるということは本当に難しい。

Google プロジェクト 10 の 100 乗

Google プロジェクト 10 の 100 乗をご存知でしょうか。Googleが世界を良くするためのアイデアを大募集しております。それぞれコミュニティ、機会提供、エネルギー、環境、健康、教育、安全保護というような大項目に沿ってアイデアを提案し、一定の条件、選考基準を満たして投稿するというものです。私は4つほど、実現したら良いなぁというものを紙に書き出してみました。

-We were born in XXXX
世界、人種を超えたSNSで同い年生まれの人を結びつける。
そのサポートができるプラットフォーム

-One Big Tree
世界のルーツを探る、家計図の世界版

-Green Green Green
世界植林運動、ネット上の地球で植林が必要な地域にクリックして
募金ができ、ストリートビューで見ることもできる。

-世界最高教育学府「1.2.3」
体系的に整理された教育プログラムをYou tubeを利用して無償で
講義をアップしてもらい教育の機会平等を実現する

全て、インターネットやGoogle,Web2.0という点を盛り込んでいます。ネットほどコストを限りなく抑えて世界を一瞬で塗り替えられる媒体はないと思いますし、正しさ、志というものを集積できる場所もないと思っています。インターネットの世界を上手に利用してリアル世界を豊かにするという発想が、今回の提案の根底にあります。そしてどれも、参加するひとのスタンス1つで相乗効果や新しい発想が生まれる機会を提供するきっかけでもあり、更なる進化の余地がある点も、未来へのバトンタッチです。さてさてどんな事を世界の人々は提案してくるのでしょうか。楽しみです。

現地店長から子供へ

先日、日本の店長コンベンションに参加した店長達から子供に誕生日プレゼントを頂きました。来月の25日が誕生日なのですが、どうやら1ヶ月間違ったらしく、いきなり「お誕生日おめでとう!」と言われて驚いてしまいましたが、とても嬉しい限りです。来月は妻と子供が香港に2週間ほど滞在し、一緒に誕生日をお祝いすることになっています。頂いたプレゼントは子供に直接開けてもらうことになり、そのまま袋に入った状態で置いてあります。なんでしょうね。開けるのが楽しみです。わざわざプレゼントを選んでもらって感謝しています。ありがとう皆さん!

2008/09/23

またまた台風

またまた台風です。昨晩シグナル1が発令されていましたが、今日になってシグナル3、会議やらなにやらが終わった18時頃にシグナル8に。今日は日本から2名新しく日本人店長が香港に渡航して午後には、こちらに到着して生活準備にあたっていたのに、とんだタイミングになってしまったようです。IKEAに足を伸ばしたのに既に閉店だったらしく、本部にいた私達も20時には車自体がなくなるため、ギリギリで帰宅。店がほとんど閉店しており、仕方なくセブンイレブンで買出しをして、TAXIに飛び乗りました。TAXI自体も少なく危うく徒歩で帰宅になるところでした。実際歩けるような状況ではないので、本当に30分違ったらアウトでした。社宅に到着して外に出たら暴風、暴風、暴風でまともに歩けず、吹き飛ばされても不思議ではないレベル。シグナル8は本物です。先程、電話で、近くのレストランで食事をしていた来航組は大丈夫なのでしょうか。私の部屋は風がビュービュー吹いており、風圧でドアが開きませんでした。明日、明後日は公休日なので引きこもってレポートを仕上げようと思います。

2008/09/22

火鍋(ホットポット)


鍋のような、しゃぶしゃぶのような、香港では火鍋と呼ばれている丁度鍋としゃぶしゃぶとの中間、食事会に参加をした。前の店舗のはじめの歓送迎会で行ったことがある場所だった。一度目は何がなんだがさっぱりわからなかったが、今回は2回目ということもあり、ゆっくり楽しむことができた。参加メンバーはほとんど違う店舗のスタッフだったが、研修を受けたスタッフや、先日の結婚式の2次会で一緒に飲んだことがあるスタッフもいたので話しやすかった。改めて香港の各店舗のスタッフや店長、代行者はあちこちでコネクトがあり、情報交換や食事をしていることがよく理解できる。今日は香港で有名なドラマ「家好月園」が最終回だったらしく、皆テレビに釘付け、ここの店の店長も釘付けで働いていませんでした。
全員20代前半~半ば、中には10代のスタッフもおります。香港は全体的に年齢層が低く、これから人生を切り開いてゆくあたりですかね。私が彼らと同じ年の頃はIrelandでCowboyをやっておりました。そう考えると無限の可能性を秘めていたことを今感じることができます。今だからこそ可能性を秘めていたと思えるのかもしれませんが、若さ、とか時間は無駄にはできませんね。振り返ると私はこんなに元気があったような記憶はありません、もっとストイックで、垢抜けない感じだったように思います。彼らは今後どのような10年を送るのか。彼らが自分の道のりを振り返るときどんなことを思い出すのでしょうか。人間への好奇心は尽きることがありません。

時間がショートする

新しいポジションで動きだして1週間、日本へ出張へ行っていたこともあり、公休らしい公休が取れていない。完全に時間がショートして、レポートを仕上げるに至らない。インプットの時間で手一杯という感があり、しっかりとアウトプットまでできていない。来週の公休日に、ようやくまとめられそうだが、売上規模が最大の店舗の立て直しと、売場面積が過去最高の倍、言語が通じない、本部機能の兼任と、それこそやること、やるべきこと、やらなければいけないことだけ並べればエンドレス。早くベストな方法を見つけないといくら時間があっても足りやしないと、この1週間を振り返ると感じている。また言葉の必要性を痛感する、言葉ができなくても唯一通じる方法は熱意や信念だ。熱意や信念があれば言葉の壁はなんとかなる。逆に言葉は通じても熱意や信念がなければチームは全く機能しない。それは誰しも知っていることだが、それでも言葉を介してのコミュニケーションの威力は大きい。だから言語はこの世界に存在するわけだ。おまけに人事の問題も含んでる。これまでの仕事の環境で考えると人生で一番苦しいかもしれない。久々に仕事にも時間にも追われている感覚をジワジワ味わっている。こんなことは日本では滅多に経験できないことで最高にエキサイティングだ。私は心底逆境を好む人種のようだ。

2008/09/21

H&Mの日傘の宣伝効果


ファッションブログで取り上げられていたH&Mの日傘の宣伝効果について、H&Mのオープンの日は確かに日差しも強く、気温も高い日で汗がじっとりと額ににじむような天気でした。この日傘を見てピンときたのは、かの松下幸之助さんが、万博のパビリオンで行列するお客様が同じように、暑い中並んで頂くことに申し訳なさを感じて日傘と即席で紙の帽子作らせて配布したというエピソードがあり(しかも自ら実際に列に並んで自社のパビリオンを視察したそうです)この話がピンと来ました。これは顧客視点がマーケティングになった例ですが、H&Mのこの取り組みは松下幸之助さんの発想とは逆ですが、結果顧客への配慮とマーケティング効果を十分に満たしているものだと私も感じました。このエピソードをH&Mの幹部の方はご存知だったのかもしれません。歴史に学ぶことは多いですね。

2008/09/18

第2ブレトンウッズ体制

経済ニュースや経済を語る記事はどうしていつも、わかりにくいのだろうか。


ニューヨーク大学のルービニ教授は、湾岸諸国、ロシア、インド、中国、アルゼンチンなど多くの国が、自国通貨をドルにペッグするかあるいはそれに準ずる厳格な為替レート管理を行っている現状を「第2ブレトンウッズ体制」と呼んでいる。
 もともとのブレトンウッズ体制とは、1945年に連合国が固定外為相場制として作ったものであり、1971年まで継続された。同体制の終盤、米国は双子の赤字であり、金融政策は緩和的だった。それが当時のコモディティー価格を高騰させ、ドルに自国通貨をペッグさせていた国(日本を含む)でもインフレが生じた。
 ルービニ教授は「第2ブレトンウッズ参加国」も似た状況にあると指摘している。高騰したインフレの弊害から逃れるために、固定的な為替レートをやめて、自国通貨切り上げの調整を行う必要が生じてくるという。
(抜粋)


ドルペッグとは、自国の通貨をドルと連動させること、つまりドルが弱くなると自国の通貨も弱くなる(通貨の価値が下がる)お金の価値が下がるとモノの価値が高くなる、つまり物価が上昇する(インフレ)、金利を上げるとお金の価値が高くなるので、モノの価値が低くなるのでインフレ抑制になる。米国が金利を下げると、お金の価値が下がるため、インフレが強まる、この記事はそのことを説明している。ドル離れしたくても急にはできないから、少しずつ離れるしかないというのが現状だ。世界は今モヤモヤで混沌としている

サイコアクティブ物質



いわゆる依存性の強い、タバコ、アルコール、カフェインなどをサイコアクティブ物質と呼ばれ、平たく言うとハイになれる成分。これについて面白い記事があったので、紹介したいと思う。所得の高い層は、教育に支出する金額が高く、タバコなどへの支出は一番低い。逆に所得の低い層はタバコなどへの支出が高く、教育に当てる支出は最低という統計がある。私は非喫煙者なので、他人事だがアルコールとカフェインについては、どうしたものか元々珈琲はそんなに好きではなく、本格的に?飲むようになったのは実は3年前で新店の立上をやっていた頃だから、歴史は浅い。最近は専ら紅茶。アルコールは晩酌の習慣がないので、摂取量はそんなに多くないが、飲むこと自体は好き、やろうと思えばアルコールを断ち切ることは簡単だけど、食を楽しむという点を放棄したくないので、1杯本当に美味い酒を吟味するという方法もいいかもしれない。1杯しか飲めないなら一番飲みたい1杯を選ぶ楽しみが増えるわけだ。サイコアクティブ物質大量摂取されている方は、この点どう考えているのでしょうか興味深いです。

2008/09/17

ウェブ時代の5つの定理



梅田望夫さんの著書、読むだけでワクワクしてくる内容、ITの世界で革命が起こり、彼らが世界を塗り替えた。塗り替えたという言葉がインターネットの世界では、とてもしっくりくる。インターネットの世界発のものは、世界を一瞬で塗り替える。時空を超える人類最強の装置だ。この世界のクロックを見つめる人々の感性や発想、創造力は計り知れない。畑は違っても、このような刺激に触れずにいれば、いつの間にか時代に取り残されてしまのではなかろうか。そんなクロックを見つめる、もしくはクロックであるビジョナリー達の言霊が閉じ込められた1冊。読まないと損というか、何度でも、事あるごとに読み返すとよい。 またCEOという異質な職業についても理解を深めることができる。CEOはそれぞれ個性の違う抜きに出た才能を結集させハイパフォーマンスを実現してゆく、チームとしての一体感をこのような文章から肌で感じることができる。またボードメンバーに求められる個性的な卓越性についても自社のボードメンバーを一人ひとり機会があるときに強みを探ってみると、独特のプロフェッショナルな領域が見て取れる。今後10年飛躍的に成長するには、現状の方法では決して到達できないのだと改めて痛感する。では何が必要なのか、答えは、この本の中に閉じ込められている。1つのキーワードは狂気だと思う。私はこのままでは、少し中国に明るい人間、少しグローバルテイストがある人間、少し変わっている人間程度で、圧倒的な差別化を実現できないだろう。この10年で見事に埋没する準備ができている、自然にそんなレールに乗っている、自分がやらない限り、世界に起こらないことを実現すること以外に10年で今の延長線上から抜け出せるチャンスなどない。既に今のインプット方法もアウトプット方法も限界に来ている。0ベースでこれだというものを創り上げるしかない。2つめのキーワードは、いかにクロックを高速で駆動させるかが明暗を分けるファクターとなるだろう。

香港帰国前夜


食事会が終わり、私は家族を日本の自宅に送り届けてホテルに戻り、全員が荷造りを済ませて再度23時に集合、翌日はフライトも朝一番のため、ホテルから6時半のシャトルバスに乗る計画であったため、最後に軽く飲みに行こうと決まり、近くのBARに行きました。ここでは広東語、普通語、日本語禁止ゲームをやり、負けたら1ワードにつき100円のペナルティを設け、そのお金でお酒のつまみを買って、2時間ぐらいワイワイやっていましたが、2時ぐらいに今度はカラオケボックスに移動して、皆で熱唱、結局明け方近くまで騒いでから、シャワーを浴びるために部屋に戻って、早朝成田行きのシャトルで帰路につきました。台風の影響で迂回するフライトは30分以上遅くなり、当日は管制塔やシステムにエラーが発生しており、全ての手続きが滞っているようで、随分待たされた感がありますが、夕方には無事香港に到着、解散となりました。お疲れ様です。

インターナショナルな食事会


最終日の自由行動日は、どうしてもはずせないH&Mのオープンを見学したくて銀座に足を運び、あちこちとアパレル見学をした後、プランタンにある喫茶店アンジェリーナにてモンブランを頂きました。超美味中の美味。苦味のある珈琲と良く合います。一度も行ったことがない方は絶対に味わって頂きたいスイーツです。


夜は表参道にあるバルバッコアというブラジル料理の店で、お肉を味わいました。子供と奥さんも参加して、インターナショナルなテーブルでしたが、子供は始めて耳にする広東語や英語にはじめはキョトンとしていましたが、少しずつ慣れてくると、いつものようにせわしなく動き回る状況で、久しぶりに私は子供を抱っこして外に散歩に、近くにある子供用陶器のお店で西瓜の箸置きを、買ったり、月を眺めてブラブラしてきました。少しはゆっくりお肉を味わえたのでしょうか。テーブルにいると、彼はマトリックスのように体を思いっきり仰け反ったりするので、ひやひやします。


あっという間に時間が過ぎて、お腹もいっぱいに、ご馳走様でした。

2008/09/16

タイトなスケジュール


前日も朝から晩まで、コンベンション2日目も早朝からスタート、電車で立ったまま眠る勢い。コンベンション終了後は、本部へ移動して中を見学。色々と資材を香港に持ち帰るため、手元には大きなダンボールやら、袋やら、仮想店舗にて冬の売場の見学が夜19時からだったこともあり、喫茶店で休憩したり、ちかくの神社にお散歩したりと、疲れを紛らわすため、アクティブに動き回る。


結局この日は深夜近くまで、仕事をしてホテルの近くで食事を、注文は?と聞かれて、何でもいいので即出してくださいというオーダー。この日は16時間労働ですね。

H&M銀座店オープン

テレビでもネットでも話題になっていますが、いよいよH&Mが日本に初上陸、記念すべき第一店舗目は銀座、今後原宿、渋谷と足早に出店をする計画です。丁度11:00オープンの瞬間です。

行列は延々と続き、日差しの強さと真夏日の気温の中、ファッション感度の高い、20代の女性を中心に明らかにアンテナの立ったお洒落な方々が列を作っていました。H&Mのロゴの入った日傘を差している女性も多く並んでおり、宣伝効果も抜群でした。5000名近く並んで、中に入るのに3~4時間ならば並ばないといけないぐらいの混雑ぶりだったそうです。若者中心の集客でしたが、今後どうなるのか興味深いです。この並びにあったZARAもなぜか大盛況、H&Mに入れなかったお客様が流れていっている状況でした。てっきりバーゲンでもやっているのかと思うぐらい中は大混雑。その向かい側にあるユニクロは昼ぐらいになって混雑してきました。明らかにH&Mのオープンに合わせて、視察している方が多かったように思います。身なりと動きを見れば、買い物客かどうかはすぐに分かります。そんな私も視察していましたが
洋服はしばらくその重要性を失ったかもしれないが、自社は洋服が人々の生活に、真に意味ある形で戻るのを手助けした。これはスティーブジョブスのiPodと音楽について語った文をアパレル業界に書き換えてみたものだが、
I think that clothes faded in importance for a while,and the our company has helped to bring clothes back into people's lives in a really meaningful way.
競合に勝つというより、アパレル産業全体の活性化という大きな視点から眺めると、お互い切磋琢磨して服の世界でイノベーションが起こることは最高なことだ。そしてまた、競合に勝つということはアパレルという囲いの中では、重要なことではあるが、世界中の人々をあっと驚かせるような何かを起こすには、服というものがもう1度なんなのかを知らしめる必要がある。そう音楽がiPodとジョブスと共に人類にカムバックしたように。この産業も再びカムバックしなくてはならない。そして我々は競争に勝ち残らなければならない。背筋がゾクゾクした1日だった。

激流に身を浸すこと

店長コンベンション2日目は、2020年の未来について、自分はどうなりたいのか、会社をどうしたいのか、会社を通して何を成しえたいのか。という切り口での議論をグループで行いました。私のチームはフランスと香港の海外事業のグループでした。フランスの取締役の方が議論の取りまとめ役だったのですが、私が以前、本部のインターンに居た時に部屋の中で、PCを打つのをずっと見ていたことがあり、とても姿勢が良くてキリッとしている方だなと思っていた方でした。早朝仕事前に水泳をしてくるそうで、自分に対してストイックそうな方だと想像していましたが、今回のディスカッションの前の自己紹介で、非常に心を打たれる話を聞くことができました。役員まで上り詰めて人生順風満帆のように見える私ですが、という語りだしから、幼少の頃からご両親の海外転勤で世界各地を転々とし、全く知らない言語の環境の中へ放り込まれる。毎朝精神的なプレッシャーから鼻血が出る。帰宅すれば壁を家族と見立てて話しかけるような厳しい日々が続いた。それでもなんとかハードシップを乗り越え、弁護士資格を取り、世界でも名高いGEやモルガンでも活躍されていた。そして自社の社長に出会い、一緒に経営をしてみたいということで自社へ。このような方が認める自社の社長は、心底凄いのだと思うが、この方の、この一言が私のこれからの10年を塗り替えたと思う。「激流に身を浸すことでしか飛躍的な成長は遂げられない」どんなに成功したと周囲から見られる人でも、歩んできた道のりは決して平坦ではなく、辛く厳しい毎日の中で鍛えられ、ある種の使命感を携え、志を持って、葛藤しながら現在に至っている。飛躍的成長のためには、激流に身を浸す勇気と強靭さ、主体者となれる使命感が絶対条件のように感じる。そしてまた「何かを決めること、すなわち人の行動を変えることほど難しいことはない」これは学習志向ではなく行動志向、実践志向がゆえの、本質を突いた言葉だと思う。12年後、私はどうありたいのか、私に何が欠落しているのかがシンプルになった瞬間であった。



そしてたまたま、自分の未来を2000人の前でプレゼンするという機会に恵まれたのも、脳に強く印象付ける最高のチャンスとなった。2000人にコミットメントしたからには絶対に成し遂げたい。こんな偶然に感謝したい。



※右上のキャリアデザインを更新しました。

店長コンベンション1日目

早朝から店舗見学を行い、コンベンション会場へ移動、皆かなり疲労しているうえに、このような会に参加するのが始めてで、英語の翻訳があまり上手ではなかったため、聴き取りにくく、それぞれの内容の本質が伝わらない状態、長時間じっと座って話しに聞き入ること自体が非常に大変だったようだ。眠気と空腹とも戦うことになり(店舗見学の影響で昼が食べれなかった)厳しい状況が続く。試験は中国語を書き出すのが日本語より時間がかかり、もう少し配慮して欲しかったが、なんとか書き上げ、ほぼほぼ全員満点。1文字でもミスがあるなんて信じがたいが、もしろ日本人の方が怪しい人間が多かったように思う。今回はWAYについて学ぶことが主たる目的だったこともあり、企業戦略研究、大学院の方や、グロービスの方をむかえてのプレゼンもあり、内容的にギッシリ重みのあるコンベンションであった。ニューズウィークぐらい毎週欠かさず読まない社員の会社など、世界では通用しないと素敵な笑顔でブッタ切る教授が素敵でした。笑顔で苦言を呈することができるのは凄い才能だと思います。それでも負けず嫌いなので、クソッと内心思いましたが、どちらかというと、それぐらい実行できていない自分に悔しかった。香港に来てから定期的ではなくなったことが多いので、もう1度インプットの体系化をしないといけない。初日が終わり、夜は中国事業チームで懇親会が行なわれた。9月23日から新たに2名日本人がやって来る。今回はその顔合わせもできたので、とても良かった。

日本に戻って

9月9日、1ヶ月ぶりに日本へ帰還。当日のフライトにて、機内食の黄色いパプリカにカビが生えていたのを、日本人店長の同僚が発見、フライトアテンダントに申し出ると、「はぁ~確かにカビですねぇ~申し訳ございません」、確かにカビです、それは。その後機内アナウンスにて、黄色いパプリカを食べないで下さいと緊急放送が入る。ANAでも、こんなことがあるのかと正直驚いた。


店長コンベンション初日は企業理念についての試験があるため、皆真剣に勉強。ホテルへのシャトルバス内でも勉強で香港の新人店長3名と私達日本人店長2名、クタクタになりながらホテルに到着。


夕食はホテルの近くの「牛角」に行きました。日本にいるときは、あまり感じませんでしたが、改めて食べると本当に美味しいです。焼肉は日本か韓国に限りますね。皆大満足でした。その後軽い運動も兼ねて散歩しようということになりましたが、丁度いいのが目の前にあったので、東京タワーを目指して散歩をしました。20年ぶり?東京見物なんて考えたこともなく、東京タワーがとても新鮮でした。



夜景は申し分なく最高で、香港の夜景より360度広がりがある分、華やかで見事でした。ちゃんと600円払って最上階まであがりましたが、あまり高いところは好きではないので、ヒヤヒヤ感があり落ち着きませんでした。


こうして日本滞在初日は平和に終わりました。翌日は早朝から店舗見学、店長コンベンションとハードなスケジュールで、試験も控えていたため、早めに部屋に戻り、おのおの勉強をすることにしました。私は不覚にも朝4時まで企業理念の紙を握り締めたままベッドの上で眠りに落ちていましたが…

2008/09/09

日本出張

9日、本日から14日まで日本へ出張です。
アウトプットがしばらく止まりますが、帰還後早急に。
ではまた。

2008/09/08

いよいよH&Mが日本上陸

この1年間、このような見出しが多く様々な記事が世に出回っていましたが、9月13日の銀座店オープンを前に、このグローバルSPAの何が他社と違うのか、店舗を見るときのチェックポイントを端的にあらわした記事があったので、ご紹介。この2つを中心にオープンの状況を見れば、その後の日本でのH&Mの存在が、どのような影響を及ぼすか仮説が立てられると思います。ポイントは2つ、1つはファストファッションと呼ばれるH&Mの最大の強みであるファッション性、サイズや値ごろ感に注目。詳細はこちらの記事、2つ目は商品構成、これも分かり易く解説している記事があるので、こちらの記事を参照すると、予備知識が入るので、目的を持った入店ができると思います。私もたまたま出張で日本に戻り、9月13日はスケジュール調整ができるのでH&M銀座店オープンを見学できるので、この2点を中心に確認しようと思っています。

ポイント①
ファッション性、また日本人に合うサイズなのか、プライス、値ごろ感

ポイント②
商品カテゴリ
1.ハイファッション:グレーがかったピンク地のラベル
2.コンテンポラリーファッション:バラのジャガード地のラベル
3.モダンベーシック:H&Mのロゴが3つ並んだラベル
4.L.O.G.G:LOGGと表示されたラベル
銀座店オープンで導入される「MAN TREND」というハイファッションラインの確認

お客様の立場で考えると、このようなそれぞれのアパレルが持つ強みを最大限に理解して買い分けすると、とても上手に着こなしや買い物を楽しむことができると思います。

割れ窓理論-ブロークンウィンドウズ理論

かつてニューヨーク市のルドルフ・ジュリアーニ市長が、ひどいニューヨークの治安回復のため、町の落書きを徹底して消し、景観をきれいにしながら、 同時に些細な軽犯罪をひとつひとつ取り締まる事を実践して大きな成果を出したことでも有名になりましたが、この割れ窓理論ブロークンウィンドウズ理論は、実は仕事でもプライベートでもとても大切だと感じている。新人店長時代に徹底して部屋を片付け、汚れを放置しないように掃除、私生活に規律を持ち込んだことで、振り返っても充実した日々を過ごすことができた。ここ連日の長時間勤務と、休日返上により、随分と部屋が荒れたと実感していたので、これはマズイと感じて、徹底的に掃除をした。トイレ、風呂、床、窓、クローゼット、本棚、机、洗濯機を回しながら、とにかく整理整頓をほどこした。結果なんとも過ごし易く整然とした部屋になった。ここにいるだけで快適さを感じる。こうなってみて、なるほど「割れ窓理論」は凄いなと思う。人間荒れ果てた部屋で生活していると、知らず知らず心は荒れ、非効率的になり、物事を後回しにし、だらしない生活に堕ちてゆくのだと思う。プライベートでこれほどインパクトがあるなら、仕事だと尚更インパクトは大きいのではないかと思う。だらしない店長を観察すれば、なぜその店がだれているのかが理解できる。店長は割れ窓理論を最も店舗に反映しやすい窓なのだ。

しないことリスト

「すること」リスト、いわゆるTo Doリストは毎日のように書き出したりするけど、「しないこと」リストを作って貼りだして置くのもいいかもしれない。ポイントは人がしていて、すべきでないと感じたことや自分で日頃「やっちまったなぁ」と痛感することを書き出すといいかもしれない。もしかしたら日頃から明文化していないが、実施していない実施していることがあるかもしれないので、3分程度考えてみるといい。

  1. 8時間を越える睡眠、2度寝
  2. プライベートで仕事をする
  3. 勉強より遊びを優先する
  4. 移動中の時間を無駄に使う
  5. 目的がないテレビ観賞、ネットサーフィン及びスイッチオン
  6. 社交辞令のような口約束
  7. 1人酒、毎日の晩酌
  8. 情報の囲いこみ
  9. 食事する場所や種類で迷うこと
  10. 徹夜

分かりにくいものだけ補足すると4は本を読むか、周囲を観察するなどインプットの時間として使う、何も考えずボーっとしているというようなことはしない、6は、本当に必要な場合は約束する。8は、情報を囲うと誰も、情報をくれなくなる。また自分が必要としている情報がタイムリーに入ってくるようにするには、情報を発信し続けていないと実は入ってこないという現実もある。だから情報を囲っていると不利益が大きい。9は、実は何を食べたい?どこに行きたい?という質問で、即答できないときはないが、周囲に合わせることもある。基本的に妥協して食事をしたくない。毎食毎食楽しみたいという希望がある。たとえそれがカップラーメンでも。きっと精神衛生上Enjoyするというスタンスがあるから、ストレスを感じないのだと思う。10は、徹夜は基本的に駄目、徹夜になることがはじめから分かっている場合はかまわないが、無計画や勢いでなってしまうことがある。それでも1時間でも眠るように努力する。

ちなみに香港に来て、そもそも仕事の時間が夜型になっている(遅番シフトは15時出勤、営業時間も23時まで引っ張るのが普通)、香港の営業時間が夜型だから、夜型になるのが当然だけど、逆にスタートが遅い分、朝に豊富にある時間を有効活用できる。仕事から帰ると2時ぐらいで、そこからダラダラすると朝5時ぐらいになるが、これだと徹夜の領域に入るので、なるべく即寝る。そして8時に起床すると6時間好きに使えるので、やはり夜型でも徹夜は不毛。最近早番と遅番が交互に来ても体調も崩さず仕事できるのは、この時間管理の成果、早番でも帰宅してダラダラしていたら、1時ぐらいになることも多いのではないでしょうか。香港の就業時間の中で時間の使い方に工夫が生まれました。これ家族がいたら相当ブーイングだと思いますが、単身赴任だからできるのでしょうけど。

しないことリスト明文化するといいかもしれませんね。

2008/09/07

10連勤のご褒美


CS研修1組目が無事終了ということで、香港城にある。
タイ料理の店(現地教育担当推薦)に行ってきました。
ビールはギンギンに冷えていて、凍ってくっ付いています。
疲れた体に浸み込んでゆき、超爽快。覚醒の時。

定番のトムヤムクンは文句なく超S級の味。蝦もプリプリして
さわやかな辛味と酸味が鼻を突き抜けて、これから始まる
宴に期待がふくらむ1品。次から次へと料理が並ぶ。そして
メインの蟹カレー、これぞ求めていた究極の1品、超超美味。

蟹の大きさ、実も詰まっていて、風味も抜群。蟹のミソが詰まった
甲羅をひっくり返して、ご飯をのせて、その上からカレーソースを
これでもかというほど、ぶっかけて召し上がる。これで昇天。

こんがりガーリックトーストに、ソースをかけて口に放り込む。
美味すぎて、しばし時を忘れる。嗚呼もう一度空腹になりたい。
と思わせる店。明日も頑張れるよ神様ありがとう。
土産にタイビールのグラスを頂きました。
そして次の日も、やってきちゃいました(笑)
これだけ頼んで大体2名400HK$ちょっと。ひとり200HK$(3000円切る)
3名だと1人当たり150HK$で満腹。ガイドに載らない名店、お試しあれ。

香港CS研修


打ち合わせは、夜遅くまで、連日行なわれる。
内容は香港の現状や、時間配分も含めブラッシュアップされ
研修対象者が理解しやすく、また現場で実践できるように考えて
考えて、考えて、考えて、ようやく1つのものになってゆく。
今回は新しい試みで、近隣の競合他社のCSレベルを実際に
確認するために、ミステリーカスタマーを実施。座学だけでなく
視覚的、動きのある研修に仕上げている。

持ち寄った内容を真剣に議論する。CSの重要性を理解する
顧客の心理を理解することから、自社が置かれている環境
香港マーケットの状態から、基礎を見につけるところまで体系的に
まとめたものを学んでゆく。来週月曜日も第2組目が控えている。
不覚にも休日返上、自分の勉強が遅れてしまった。自分の勉強が
遅れれば、最終的なアウトプットが乏しくなり、結果として現場の
成長も滞ることになる。きっちり時間通りに仕上げる厳しさが
不足した。教える立場に立つ人間は、他のどの人間よりも遥かに
学ぶ意欲と実際に勉強をしていなくてはいけない。不勉強な
教育担当がトップであったら、その組織の未来はお粗末なものだ。
常に半歩先、1歩先に居続けることが我々の使命である。