2010/01/28

香港一人旅④2010年1月26日

今回の旅の目的である、香港の友人の結婚のお祝いをTapas Barにて、本当は和牛焼肉でガツンとやる予定だったが、この日は仕事がタイトで、時間に間に合わなかったため、香港で一緒に着任した日本人駐在員の友人と2人で久しぶりに食事をした。お互い5ヶ月前まで一緒に仕事をしていたのが、嘘のようで、もう1年ぐらい時間が経ったようだと、当時の話や、現在の人事、これからのことなど、色々と話し合うことができた。その後Taxiでビクトリア湾沿いにあるサングリアホテルの1階にあるTapas Barにて皆と再会。なぜかホッとした。この安堵感は、チームでずっと仕事をしてきた連帯感から来るものだろうと感じつつ。美味しい赤ワインと食事を頂いた。
食後はデザートを食べに、またまたTaxiで移動、そこにSpecial Guestが登場、懐かしい顔ぶれで、香港Sweetsを堪能し、香港滞在最後の夜が終わった。
Benちゃん、ご結婚おめでとうございます!!
お2人のご多幸、心よりお祈り申し上げます。
そして早くBen Jrが誕生することを楽しみにしております。
とても楽しい夜でした。ありがとう!!

香港一人旅③2010年1月26日

補足

この花は、名前の縁起が悪いため、人からどんどんと略奪されるのを
見事に逃れてきたので、今でも山に生息することができているらしい。

この石についているコケは「岩衣」というらしく、小さな円でも10年ぐらい
時間をかけて、空気中の水分などを取り込んで成長する。美味しい空気
がないと育たないらしい。

こんなことを話しながら、下山しました。

2010/01/27

香港一人旅②2010年1月26日

昨晩は2時過ぎにHotelに戻り、翌朝は8時には目が覚めた、窓を開けると空はどんよりしており、あいにくの天気になってしまった。今晩は友人の結婚祝いの食事会があるので、日中は、香港で一番大きな島、Lantau Islandにある山では一番高い「鳳凰山」934mの頂上に立つために山登りをする計画を立てていた。九龍半島のHunghom Ferryから中環に移動し、中環からLantau IslandのMui Woへ渡り、そこからNgong Pingというルートで鳳凰山の入り口に至る。途中には石壁刑務所がバスの左手に見える。

中環のフェリー乗り場にあるSubwayでサンドイッチを2つ購入し行きのフェリーの中で朝食を済ませる。1つは山登りで遭難したときのために水と一緒にバッグの中に入れておいた。昼前にNgong Pingに到着すると小雨が降り始めている。折角ここまで来たのに諦めたくないという気持ちと、山頂付近の天候は下よりも早く、突風なども考えると、あまりリスクを取ることもできないと迷っていた。できるところまで挑戦すると決心し、折りたたみの傘を購入し、足早に登山道の入り口に進む。ここに来るのは3度目だ。今回の試みは、山登りを通して「自分と向き合う」である。

いよいよ鳳凰山の入り口に、山の上の方には濃い霧がかかっていて、山頂の状況はどうなっているのかわからない。風も少し強い。真夏の強い日差しの中を登るよりはいいが、最高のコンディションとは言い難いのも事実。山頂から日の出や日の入りを見ようとすれば、天候にも大きく左右されるため、運も必要となるだろう。後からわかったことだが、Ngong Pingから鳳凰山の山頂を目指すコースは反対側のコースよりも急斜面で負荷がきつく、平均で2時間半程度登り続ける必要があり、平坦な道はなく、崖のようなゴツゴツした不ぞろいの岩の階段を登ってゆくので、登るのにはある程度の決心が必要だ。

道の途中には「努力年青人」とチョークで書かれた文字がある。青年よ努力せよ! というMessageだ。山を登り始めて、本当につらいところで、頑張れなど、多くのメッセージが書かれていた。おそらく親が後から登ってくる子供へ残したものだろう。

険しい山道が延々と続き、引き返そうかと、何度も思ったが、なんとか山頂近くまでやってきた。山頂らしい雰囲気で、もうひと踏ん張りすることができたが、実はそこからが、またかなり長い道程であった。

山頂は雲海を見渡すことができ、まるで天界にでもいるかのような錯覚を起こすほど、恐ろしく美しい風景で、遠くの雲の切れ間にうっすら太陽に照らし出された空が見える。山頂で出会った香港の皆さんに、葡萄や人参などをお裾分けして頂き、持ってきたサンドイッチを雲海を眺めながら食べたときの爽快感は、一生忘れられない。生きていることの充実感、ここまでこれたことの達成感、良い時間を過ごすことができた。

山登りとは、人生の縮図である。登っている足元が現在、登ってきた道が過去、上を見上げれば未来がある。ひとりで登るときもあれば、誰かと登るときもある。誰かとすれ違ったり、追い抜かれたり、山登りには人生の俯瞰するような要素が多々含まれている。登ればわかるが、登ってきた道をどうしても振り返ってしまう。人間は過去に固執しやすい動物だ。そして過去に戻りたい誘惑に駆られることも多い。道を引き返せば楽になれるのではないだろうか。そんな迷いが私の足取りを重くさせた。上を見上げれば、一寸先はどのようになっているのかわからない。霧もかかり、不安でいっぱいな気持ちになる。どこまで行けばいいのかすら、見えてこない。未来は足元の一歩一歩の積み重ねなのだ。山登りとは、人生の縮図である。いくらか進むと、後ろを振り向く回数が減ってゆく、引き返すよりも登りきったほうが楽かもしれないと思い始める瞬間がある。折角ここまで来たのだから引き換えしたくない。人間の一生には、このようなタイミングが訪れるのだろう。前進むしかないと決断したとき、人間は前を見据えて、歯を喰いしばって登り始める。山頂が近づくとき、あと一息、もう少しだからと勇気が湧いてくる。頂上が見えるとき、嬉しさが込みあげてくる。思えば遠く、来たものだ。生きてきた道に思いをはせながら、今度は山の頂から、全てを忘れて無に帰する。あのMessageは、親が子供に見せる背中である。自分も厳しくつらい瞬間に、頑張れとMessageを送るということは、先に生きる者の責任でもある。そしてこの登山道を作った人々のことを考えると、さらに脱帽する。「志」が成せる業だ。下山は、山頂で出会った香港人の老夫妻と、行き方について、仕事について、日本のこと、香港のこと、本当に色々なことを話しながら山を降りることができた。人生に迷ってくよくよしている時間があるのなら、山に登ることをお勧めしたい。頂上で何かをつかみ取ることができるはずだ。

香港一人旅①2010年1月25日


香港に到着したころには、すっかり日が暮れていて飛行機の窓から、キラキラと光る香港の街が見えてきた。空港に着くと、旅行会社の方が迎えに来てくれていて、滞在するBP International Hotel まで直接送ってくれるとのこと。自分で行くつもりだったので、かなりラッキーだった。お客さんは私ひとりだったので、小型のマイクロバスに、運転手さんと、添乗員さんと3人という変な空気であったが、新しく開通した橋のことや最近の香港の変化について、説明をして頂いた。Hotelに到着してから、直ぐに友人に電話を入れて、待ち合わせをする。ミラマーショッピングセンターの近くにあるタイ料理の店で久しぶりに、友人と再会をした。変わらない皆の素敵な笑顔に癒されつつ、激辛トムヤムクンをぐいっと飲み干して、2件目に移動する。今日は友人のNickyの誕生日(本当は1月27日)のお祝いで、友人が集まるので、一緒に参加させて頂いた。ハーバーシティー近くのBarの個室に入り、皆でおしゃべりをしたり、香港では、みんな知っているお馴染みのゲームがあって、サイコロを使って賭けのようなものをやるゲームや、手を使って遊ぶゲームで負けたら一気飲みではないが、グラスを半分あけたりするのがルールとなっている。もちろんカラオケをしたりと日本の若者となんら変わらない文化と言っていいと思う。
今回の旅でまた新しい友人ができたのがとても嬉しかった。次は北京語か広東語でコミュニケーションが取れたらいいねと深夜2時まで盛り上がって、お別れをした。香港で暮らしていたら、こんな素敵な友人達と毎日を送れるのに…と後ろ髪を引かれながら真夜中のネイザンロードを一人歩いていた。再会の喜びとお別れの寂しさが複雑に入り混じった少し肌寒い香港の夜であった。
Happy Birthday Nicky !!

2010/01/25

旅立つ皆さんへ

春は、出会いと別れの季節。今日も店舗から卒業してゆくスタッフさんが、最後の挨拶のために店舗に顔を出してくれた。卒業してゆくスタッフを見ていると、いつもダイヤモンドの原石のようで、これからの将来どのように歩まれてゆくのか、未来に向かって活き活きしている印象を受ける。進路は様々ですが、自分が一番輝ける場所で、今後もご活躍されることを心からお祈り申し上げます。毎日一生懸命頑張ってくれたことに、とても感謝しております。「ありがとう」と「Good luch!」を皆さんに。

2010/01/23

香港滞在記 第6話 ヒトのベクトルを合わせる

ビジネスはヒトで決まる。志が同じでないヒトが集まると不幸が多くなる。個性のダイバーシティ(多様性)は必要だが、Wayはダイバーシティであってはならない。事業が短期間で成功できるかどうかはヒトの選別から何事もはじめるべきだ。それがお互いにとっての幸福であり、利益にもなる。肌で感じてはいたが、最初から要望を貫き通せば良かった点である。そして最悪の場合は、大鉈を振わなければならない覚悟はするべきで、大鉈を振るならできる限り少ない回数で、妥協しないほうが大きそうな傷でも、さほど尾を引くことはないだろう。何度も鉈を振るえば、振るうほど貴方はただの独裁者となってゆく。そこには恐怖政治しか存在しなくなる。1年苦しんで学んだことだ。

しばらく日本を離れます。


1月25日~27日まで香港に滞在します。

27日の夜21:00以降には、連絡が通じると思います。
急用の際は、日本の携帯番号に(852:香港の国番号です)

2010/01/22

20年後のチリを見てみたい

チリの子育て支援は、日本の子育て支援とは、一味も二味も違う。3歳以下の子供は、医療費も、保育料も無料でサービスを提供するというもので、日本でも、保育園や幼稚園などの施設が不足しているという問題を抱えているが、チリ政府は1日に2.5箇所というハイペースで幼稚園を開設し、780箇所から4300箇所と劇的に施設数を増加させた。カネは使いようだと思う。手当てを毎月家庭に支払うよりも、教育の機会を平等に与える、安心して生活できる、子供を預けている間に働きに出ることも、選択肢として容易に考えられる環境にする、また雇用の場も作るということ、そして何より、その恩恵で将来子供達が豊かな社会を築いてゆくというメリットが考えられる。どうせ税を納めるなら、チリのような使い方をしてもらいたいものだ。20年後のチリは一体どうなっているのか楽しみだ。

中期目標

アメリカ史が終わったら、次は明治時代の偉人達について深く掘り下げて勉強しようと思っている。私は歴史を知らなさ過ぎるし、歴史から学べるチャンスを逃してきた。アメリカ史を勉強しはじめてから、様々なニュースや記事を見ていると、関連性や背景が容易に理解できる機会が多くなった。これは明らかな成果だと感じている。しかも現代は、その延長線上に存在し、1つの事柄は多くのことと相互関係にある。歴史から眺めるという視点は、1つのポイントだ。

その後、試験勉強に集中して春を迎えるというのが中期的な目標だ。

JALの経営破綻

JALの経営破綻について、非常に衝撃的だったが、内部にいた方から直接話を聞く機会があり、破綻して当然だと正直思った。いや今まで破綻しなかったのが不思議なぐらいだ。どうも国のインフラに関わる企業というのは、国が最後は保護してくれるという甘えを持って経営をされているようだ。以前私鉄に勤めている方とお話したときも、鉄道は潰れないから安心ということをおっしゃっていたが、本音だろうと思う。系列会社の課長クラスで月に50万ぐらいは交際費を経費で落せたらしいが、そのような感覚の人達が上層部にいて再建ができるわけがない。リストラされるのは、そんな甘い蜜を一度も吸ったことがない真面目な社員が多いのではないだろうか。交換すべきは経営トップから企業全体の半分が正しい再建のスタートの切り方ではないかと私は考える。4ヶ月前と国土交通省もいっていることが違う。こんな危ない会社を国任せにするのは非常にハイリスクだ。日本を代表する会社として真の再生を願う。

ルーマニアのファーストフード課税

世界で初の試みとして注目されているルーマニアのファーストフード課税(健康に害がある品目に対して、その企業が課税される)をご存知だろうか。肥満や糖尿病などの原因になるようなものが対象らしいが、健康のためという大義を掲げて、不足する財源を抽出しようとするのは少し滑稽な気がするが、健康と言えばニューヨーク市も、禁煙、脂肪酸規制に続いて、減塩対策、5年で25%減らすというもの。こっちはこっちで、ニューヨーク市民はセルフコントロールができないのだろうかと、首を傾げたくなる内容だ。風邪をひき高熱で安静にしていたため、毎日更新が滞ってしまったので、さくさくエントリーしてみた。

Google VS 中国政府



GoogleVS中国政府、もちろんインターネットの情報の検閲に関しての論争についてだ。Googleを代表とする欧米型の「自由」という考え方に基づいた内容のものと、中国のような言論の自由をコントロールしながら、経済成長を続ける新しい国の台頭という両方の意見を平等に取り入れている点が面白かった。どちらにせよGoogleの敗北というのは一理ある。中国から撤退することはビジネスチャンスを失うということも確かにある、中国で検閲をされながら、ビジネスを行なうことは、Googleが掲げる理念とかけ離れている。どちらにせよGoogleは代償を払うということになる。

争う者同士の視点だと確かにそうだとうなずけるが、私が一番考えたのは、ユーザーである中国国民のことだ。Googleなどの検索エンジンで自由に情報にアクセスできる権利を放棄するということは、コントロールされた情報の中で生きることであり、真実を見失う、知らないで生きる可能性を高めることとなる。そのような状況下で豊かな分厚い中流層を育むことができるのだろうか。つまり中国政府もその代償を払うことになる。私からすれば、自由に情報を得ることができるインフラを大いに活用して、世界で戦える人材を育める環境のほうが余程良いと思えるが、自由、自由と全て、自由にすれば、13億の人口と多数の部族を抱えるこの国が、どんな優秀な指導者がいたとしても、無法国家のような状態になるのは安易に想像できる。したくてもできないのが、お国事情だろう。実際、シリアスに考えても、とんでもないことになると思える。そして情報の空白は外から見ると、大きな弱点であり、井の中の蛙では、それはそれで不利。一旦外の世界に目覚めた蛙は外へ飛び出してゆく。優秀な人材が流出することを意味する。それに真実を知らないことぐらい恐ろしいことはない。こちらも十分な代償だ。

現状で、中国市場のシェアはBaidu(百度)が圧倒的らしいが、それはBaiduがデータの検索ができ、著作権を無視し、ダウンロードするのに優れた検索エンジンが、中国の国内ユーザーの需要とマッチしているからということだけで、記事にあるGoogleがシェア争奪戦や経営上苦戦した結果、撤退したい口実で中国政府に難癖つけているわけではないというのは素人の私でもわかる。もう1つ付け加えると、いくら検閲を強化したところで、賢明な人々ならば、その言葉を表現する違う暗号を使ったり、検閲をスルーする術を備えているものだ。そう考えるとGoogleVS中国政府が持つ真意とはなんなのか。話し合いは続いている。

2010/01/16

新しいITビジネスの本当の凄さとは

新しいITビジネスの本当の凄さとは、生れた直後から、世界中の人々によってブラッシュアップされるという点である。GoogleもFacebookも、Twitterもそうだが、ユーザーが新しい発想に基づいてビジネスモデルを発展させることが、想像もしないような相乗効果を生む。新しいITビジネスの本当の凄さとは、誕生時点ではない。そう考えると、多産多死でも、挑戦することがいかに重要かがわかる気がする。

2010/01/14

週刊文春 新年特大号

週刊文春 新年特大号にユニクロに関する記事が掲載されていた。すでに退職している店長が内部の状況についてコメントしていたり、柳井社長の経営者育成や、過去の歩みなど、意外に知らないことにも触れている。数ページの記事であるが、とても興味深かった。10年、20年ユニクロに携わっているひとはユニクロのDNAを体得しているが、M&Aやグローバルビジネスのことを理解できない。逆に外から連れてきた人材だと、そいういった事にあかるいが、ユニクロの強みであるDNAを理解できない。このギャップに社長は耐えられないという一文は、非常に深みがある。何年も多忙極まりない毎日をひたすら繰り返すと、やはり本来経営幹部として備わっていなくてはならない、スペシャルな領域で、その道のプロに太刀打ちする力を蓄えることが難しいのではないかと思う。本当に爆発的な力を発揮するには、DNAの体得と、猛烈な勉強は欠かせない。MICという発想はそこから来たのではないだろうか。

2010/01/13

寒波とオレンジ

世界各国を寒波が襲っている。この影響で米国フロリダのオレンジが凍結し、オレンジの先物市場でオレンジの価格が高騰。100%オレンジジュースは高級品になるのかもしれない。そのような状況を思い浮かべていたとき、人間は次に何を求めるのだろうか。オレンジジュースと並んで世界市民的アイドルといえばアップルジュースかもしれない。寒波の影響で野菜やオレンジの価格がつりあがるので、もしかしたら、オレンジジュースの価格がつりあがって代替商品としてアップルジュースの需要が伸びて、リンゴの価格に影響が出ているのか、調べてみたが、大きな変動はしていない。ジュース界の二大アイドルといえ、お互い影響しあっているわけではないようだと、どうしようもないことに時間を使ってみた。

2009年米国大型店12月度売上高

米国大型店12月度売上高5.8%増の意味を考える。昨年9月のリーマン・ブラザーズ経営破綻で顕著化した世界金融危機後の12月の売上と比較しての伸びというところがポイントだと考えた。去年は好調だったのか、不調だったのか、好調で、そこから今年は更なる伸びがあれば、微増でも継続した成長となり、不調から微増だと戻した程度となる。それを踏まえて各社の業績を見ると、一強百弱に拍車が掛かっている。ディスカウントストア、百貨店は、売上高が大きいほど、前年比増の傾向にあり、専門店でも、ウォル・グリーンを除いて同じ傾向だ。GAPは5%増と健闘しているが、今秋、銀座に進出したアバクロに至っては二桁台の既存店減収により11%減と実は深刻な状況。アメリカン・イーグルは7%増。日本国内も同様に一強百弱のように見える。ハニーズは低迷する日本経済、業績不振を受け、中国市場に出店に切り替えて活路を見い出したいようだ。たとえ中国の経済成長が心臓発作のようにストップしたとしても、グローバルで戦えない限り、未来は開けそうにないのが、アパレル業界の現実なのではないだろうか。この業界で自分、自社の未来を切り開くのであれば、日本人は海を渡るべきだ。

やはり日本は寒い


昨晩は定時で仕事をした後、近隣店舗に応援、その後翌日、昇格試験を控えた地区内の店長と上司であるSVとともに、ファミレスにて面接の練習を行い、25時近くの帰宅となった。香港との気温差は現在で10℃前後(東京と比較)、この夜は東京で初雪を観測、一番の冷え込みとなった。今日から長期休暇で、通常なら、店舗で色々とやるべきことがあり、仕事を進めて休暇に入るところだが、今回は、前代未聞の一日だった。プライベートでは、本来は部屋掃除など生活環境を整えて、整理整頓をして、9日後の社会復帰の準備をしてから、心置きなく長期休暇を楽しめる状態にしつつ、1日1件のBlog更新も、溜め打ちをしておくなど、前始末をするのが私の中の計画だったが、見事に崩れた。まぁこんな日もあるさと開き直り、今朝は早くから掃除をしつつ、アクティブに動いている。


写真は数日前に撮影した店舗の駐車場、完全に凍結している。

2010/01/11

成人式


今日は1989年4月~1990年3月、平成生まれの127万人が成人式を迎えることとなった。自店にも本日めでたく成人式を迎えたスタッフが店舗に遊びに来てくれた。みんな若さ溢れ、将来有望なスタッフで、見ていてとても気持ちが良かった。1989年と言えば日本はバブル期で、バブルの申し子達だが、そこから歩んできた20年間は日本も、世界も随分と大きな変化があり、荒波の中を生きてきたので、とても苦労したと思う。晴れて成人を迎えた現在は、生まれたときとは全く正反対の不況の真っ只中。これから力強く日本を引っ張って行って頂きたいと思うと同時に、まだまだ私達がやらなくてはいけないことが山積みになっており、負けていられないと自分に喝が入った瞬間でもあった。
成人式、本当におめでとうございました!!

2010/01/10

久しぶりの香港

今月は5ヶ月ぶりに香港に足を伸ばす。香港の友人の結婚祝いのためにちょっとリッチな夕食を約束している。未だに香港IDを所持しているので、香港国民として入国できるから、かなり楽ちん。慣れ親しんだ香港なら手ぶら感覚で行けるのも凄く気楽。さて友人と食事するのが1日として、残りの時間をどう使おうか計画をしている。HSBCなど口座の諸手続きは事務仕事で秒殺なので、わりと自由時間が取れそうな予感。志半ばで中断した鳳凰山登山に再挑戦もちょっと魅力的。旅行客気分で観光名所をぶらぶらしてみようかとも思う。今の生活は必要最低限で行動範囲も限定的なので、色々なもので溢れかえっている香港で、クリエイティブな発想力の為に、エネルギー補給をしっかりしてこようと思います。


大家好久不見了!!

道は開ける デール・カーネギー How to stop worring and start living Dale Carnegie



昨日は週末にも関わらず、上司から電話が入り、他店に応援に出ることになった。この店舗の店長は、仕事や人生に悩んでいるようで、非常に苦しい状況にあるのは間違いない。店舗のトップが、このような状態だと、店長代行者やスタッフにも、影響が出ているように見える。闇雲に悩んでいる状態で、答えを出そうとしているようだが、たまにはアプローチの方法をかえて、プライベートの時間を利用して、先人の知恵を拝借するのを薦めたいと思う。本著はデール・カーネギーの著書「道は開ける」で、「人を動かす」と合わせて世界的なベストセラーで、今も尚、幅広い層の支持を得ている名著中の名著である。現在の彼の生活スタイルから、新しい発想や、視点、思考力を導く出すのは困難であり、もっと真剣に学ぶ必要がある。新しい人生を好転させる習慣を是非、身につけて頂き、店長として大いに活躍して欲しいと感じている。是非頑張って欲しい。戦略を立て、多くの戦術を落とし込んだ方が戦いは有利だ。

2010/01/08

鳩山由紀夫 Twitter

日本の内閣総理大臣のつぶやきって面白いですね。
Hatoyamayukio Twitter 是非皆さんもフォローしてみては如何でしょうか。
そして鳩Cafeは、総理のBlogです。

一国のトップの言葉や行動は、私達が向かう方向を明示している。
Facebookはお持ちでないのかも、気になるところ。

香港滞在記 第5話 遠回りのようで実は近道

私はお見合いをしたことがないが、お見合いをするということは、こんなことなんだろうと香港の店舗に着任してわかった。全てが手探りの毎日、どこまで要求していいのかも手探り、どこまで可能なのかも手探り、理由は私は、この国での事業と現場を知らないからだ。今となって言えることは、一通りやらないと何ができるのかなんてわからないということ。整理整頓しようにも、何が不要か、何が本当に必要かは自分がやってみてはじめて理解できるものだ。はじめにできることは整頓という並び替えで、整理という本質に迫ることは難しい。そして一緒に仕事をしようというお友達視点も全く意味をなさない。やるべきことは自分でどうやってベストを作り出すかだけだ。新入社員のメニュを半年ぐらいかけて自分で完結させるのが、いいのかもしれない。顧客にとっても、会社にとってもそれがベストだろう。その国の現場から叩き上がらないと、その国のマネジメントはできない。振り返れば年単位で時間を浪費するだけになる。要するに最短で業務習得を行い、最速でブラッシュアップするのがBestwayだ。Global wayとは最短最速で近道を探し出すことにほかならない。

次に新規海外事業に携わるなら、間違いなく倍の速度が出せる。
学んだことは非常に重要だった。当初計画と実績、反省点は全てデータ化して
所有しているので、これは次の挑戦のときに必ず役に立つだろう。

2010/01/07

電車の中の懲りない人々

今日は社宅に戻る電車の中で、事件が起きた。「お前押すなよ!」「これって暴力だろ!」というような怒鳴り声が満員電車の中に響き渡った。いつも満員の小田急線、いつも遅れる小田急線にはありふれた光景かもしれない。ストレスを他人に押し付けるように、ここぞとばかりにグイグイ押してくる方々、ひじを無駄に人に押し付け、まるでバスケットボールのリバンド争いでもしているんじゃないかという勢いの方々はたくさんいらっしゃるのは事実であり、今回も、そんなささやかな嫌がらせが、たまたま同じ類のひとを押したもんだから大騒ぎになった。登戸の駅に着くまでは、罵声が飛びつづけ、駅につけば今度は、駅員が電車を止めて、事情聴取。その間にも、周辺のイライラした人々が、とっとと降りやがれだの、早く帰りてーんだ、この野郎と叫ぶ女性だの、それを聞いた隣のひとは、「時間は金なんだ」って今のは名言だな、名言が出たぞとおっしゃっていました(笑)気になったのは、「このひと、前もこんなことしてたんだよ」と言っていたひとがいたこと。皆さん、毎日同じ時間、同じ車両のお友達同士、穏便に。ちょっと滑稽で、平和ボケな日本らしいと感じてしまいました。この騒動で、電車は、5分遅れたらしいが、5分なんて小田急線にとっては日常茶飯事、誰も気にしていないでしょ。それに満員電車で押した、押されないなんて、どうしようもない話。どっちもどっちです。

情報処理能力

最近思うことは、このご時勢にインターネットを活用して生活をしていないひとと、しているひとの差が極端であること、インターネットと深い付き合いをしているひとの中でも、ネットゲームに興じることに時間の大半を費やしているひとと、情報収集や情報共有、SNSなど人との繋がりの為など時間の費やし方は様々だが、客観的に感じるのは、情報処理能力の差と、持っている情報量の豊富さ、深さの差である。同じ1日24時間のルールの中で生きていて、いかに世界に溢れる情報の中から有益なものを短時間でピックアップしてくるのか、単にインターネット上だけでなく、各種メディア、媒体含め、情報処理能力の差は時間を追うごとに加速していると感じている。この能力を日々磨くのに、インターネットは非常に適している。よく雑誌などを読んでいて、興味深い記事があると、その中のキーワードをGoogleで検索して、さらに調べることがある。そうすると、その記事にまつわる周辺の出来事が事細かに情報収集できる。またその記事自体の信憑性も確かめることもできる。わざわざしっかりと仕上げられた記事を掘り下げるような作業は面倒臭く、あまり取り組むひとは少ないかもしれないが、これはとても有効であり、最近はYou Tubeを利用して、記事から記事、記事から動画(音声、映像)というような検索方法も気に入ってやってみている。



今週のNewsweekの記事の1つに米国SNS大手FacebookのIPOの記事があったが、これを動画で検索するとKillian Sees Facebook IPO in 2010 to Gain Growth Capital: Video、こんなのも検索に引っかかってくる。検索スキルも、色々と試してみると本当に幅も深さもレベルが変わってくる。

2010/01/06

ヒトを形創るものの正体とは

ヒトを形創るものの正体とは、それは心の持ちようである。それはその人間の思考そのものである。ヒトは自分で考えるとおりの人間になる。不満の塊が心に介在しつづければ、不満のヒトに。全てを否定する心が、思考の9割を満たし続ける人間は否定のヒトに。愛に満ち溢れる心で満たされた人間は愛のヒトに。心は全てを映し出す鏡である。そのヒトは、そのヒトが日頃から思い描いている通りの人間に創り上げられている。我々は常に、健全な思考を心がけるべきだ。

感謝の心は何処から来るのか

感謝の心はたゆまぬ教養から得られる果実である。それを粗野な人々の中に発見することはない。サミュエル・ジョンソンの言葉、実に真理を貫いている言葉である。

他にもいくつか引用しておこうと思う。

「腐敗した社会には、多くの法律がある。」

「政府は我々を幸せにすることはできないが、
惨めな状態にすることはできる。」

「結婚は多くの苦悩を生むが、独身は何の喜びも生まない。」

「怠け者だったら、友達を作れ。友達がなければ、怠けるな。」

「あらゆる出来事のもっともよい面に目を向ける習慣は、
年間1千ポンドの所得よりも価値がある。」

「彼の死を悲しんではならない。
彼のようなすばらしい奴と出会えたことを喜ばなくてはならない。」

「君のためにたとえ世界を失うことがあろうとも、
世界のために君を失いたくない。」

「過ぎ行く時を捉えよ。時々刻々を善用せよ。
人生は短き春にして人は花なり。」

「ロンドンに飽きた者は人生に飽きた者だ。
ロンドンには人生が与えうるもの全てがあるから」
(When a man is tired of London, he is tired of life;
for there is in London all that life can afford. )

「地獄は善意で敷き詰められている。」
(Hell is paved with good intentions.)

「愛国心は悪党が最後に逃げ込む場所だ。」
(Patriotism is the last refuge of a scoundrel. )

「信頼なくして友情はない、誠実さなくして信頼はない。」
(There can be no friendship without confidence,
and no confidence without integrity. )

昨晩できなかった洗濯待ちの時間を有効活用してみました。
さて洗濯物を干して出かけよう(笑)

2010/01/05

香港滞在記 第4話 なんだこれ②

ベランダがない。ベランダがない理由を聞くと大体飛び降り自殺を防ぐためというが、そんなに多くの人が死んでいるわけではないし、そもそもベランダがないのに、どうやって過去の統計を知ることができるのだろうか。ベランダがない理由はベランダがないだけだ。飛び降りたいのなら、いくらでも飛べる場所は存在している。湿度が高い香港は、室内にある衣類が湿ったり、カビがはえるので、どちらかというと窓を閉めてエアコンのドライか、除湿機をかけるほうが洗濯物にとっては有効なのかもしれない。結局、「ベランダなんてどうでもいい」が香港の常識。私はここに見えない市場があると思っている。数を多くの高層ビルやマンションが存在している香港、立地以外に何か付加価値をつかられるとしたら、ベランダかもしれない。広めのベランダでBBQ,もちろん安全面を考えると、強風や豪雨、日差しに備えて、ちゃんとバリアのようなものが必要だが、なぜベランダの市場が隠れているのか感じたのか。それは香港人があの手この手で狭い窓から洗濯物を外に干しているからだ。つまり毎日のように、空の上から水滴が落ちてくるだけ需要が眠っているということに他ならないということ。

異文化との遭遇は、見えない市場との遭遇

2010/01/03

意識を変えることの難しさに対処する策とは

意識を変えるということは至難の業だ。
意識を変えて、行動を変えるというアプローチは言葉では
非常に簡単だが、実現するのは難しい。

そこで、この難しさに対処する策を1つ。
それは、行動を変えて、意識を矯正するという逆アプローチ。
「なりきり」だ。
「なりきり」で行動から意識を変革してゆく。
やがて、意識に着火し、今度は、一巡して行動に還元してゆく。

このようにして夢は夢で無くなり、限りなく現実にせまってゆく。
公の場でのコミットメントは「なりきり」を加速させてゆく。

2010/01/02

悩みの特効薬③

どうにもならないと感じた時、人間は潔く天命を受け入れるべきである。
そこには2つの「仕方ない」が存在する。
「放棄」と「切替」である。私達は後者の「仕方ない」を選ぶべきである。
その不幸は天命として受け入れ、
次に何をすべきか、何ができるかを実行に移すべきであり
決してくよくよと引きづらないことだ。
「仕方ない」さあ「こうしてみるか」で、悩みは消えうせる。

2010/01/01

謹賀新年 2010年1月1日

お世話になった皆様へ

新年明けましておめでとう御座います。
旧年中は大変お世話になりました。

社長の年始の挨拶に、自分が目標に掲げるスペインのことに
触れていた。想像以上に時計が早回りしている状況だ。
成長を急がねばならないと危機感を覚えている。

考えてみれば、現状の世界の状況を見てみれば、
これほど出店に適したタイミングはなのではないかというほど、
優位な条件が揃っている。強気というよりは、今が肝心なのだ。

ということで折角立てた2010年成長戦略であるが、多く見積もって
2年の猶予ぐらいしかないだろう。やるしかない。

それでは、皆様、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

Masaki Goto