2010/02/26

バフェット&ゲイツ後輩と語る Buffett&Gates Go Back to School


バフェット&ゲイツ後輩と語る。学生からの21の質問について2人が答えてゆくインタビューの内容が編集された1冊。学生達は考え抜いた質問を、それに対し、バフェットとゲイツは質問内容を知らされていない状況であるため、日頃から2人がどのような考えをめぐらしているのかを垣間見ることができる。

Q1 企業の倫理的指導
Q2 バフェットの後継者
Q3 知り合ったきっかけ
Q4 仕事のやり方
Q5 次・次世代ビデオゲーム機の展望
Q6 お金を落したら
Q7 感銘を受けたアドバイス
Q8 誰にアドバイスを求めるか?
Q9 できるだけ早く経営陣に加わるには
Q10 良い習慣、悪い週間
Q11 グローバリゼーションの影響
Q12 過去最悪の失敗
Q13 大富豪の財布の中身
Q14 世界をより良く変えるために
Q15 現代社会の抱える問題点
Q16 特別な力が持てたら
Q17 正しい価値観の教え方
Q18 アメリカの税制について
Q19 富の分配
Q20 10年後の自分
Q21 ビジネス以外の成功

と、どれをとっても興味深い質問ばかり、この本にはDVDもついているため、実際のインタビューの状況が映像とともに見ることができるのも、また素晴らしい。この質問、自分に宛てられたら、どう答えるだろうか。残念ながら分配する富は持ち合わせていないので、Q13などは500円ぐらい(現在)ひらめきをもらえる回答も多く、興味がある方は語学の勉強と合わせて読んでみるのも良い。

地域に根ざした商品開発?!


先日コンビニについて辛口評価をしましたが、このようなユニークな商品開発もしている。秦野限定、八重桜カントリーマアム、かなり美味。紅茶でもお茶でもマッチする繊細な香りがひとくち齧ると口の中いっぱいに広がる。ご当地キティのような発想か、ついつい一度ぐらいは買ってみようかと思ってしまうけど、地元の人と私みたいに引越しをしてきた人、旅行の人、誰が購入しているのでしょうか。気になるところ。

I Love Hadano

2月24日、とうとう最終出勤の日が来た。人事の内示が遅く、引越や引継ぎもバタバタ続きで、ひとりひとりと向き合って話しをする時間も取れず、申し訳なさでいっぱいの中、温かい言葉をたくさん頂いて感謝と感激で心がいっぱいになった。数年前までは、この異動に伴うお別れが、とても寂しく一番嫌だった記憶がある。最近はそのような気持ちがあまり湧き出てこないのは、実は世界がとても小さく、会おうと思えば、多少の距離など問題ないということを身をもって体験してきているからだと思う。これが最後ということはなく、必ず再会できるのが、今の世界の凄いところ、インターネットを使えば、まるで一緒に生活しているように、どこの空の下にいようとも、身近でそのひとの思いを感じることができるぐらいだ。「夢と志」を持って前進していって欲しい。良質な言葉のシャワーを毎日浴びてエネルギーを吸収して欲しい。良質な言葉を発する人々から離れないようにして欲しいし、良質な言葉を発する人間になって欲しい。最後に、この襷をつないで欲しい。

柳井正 わがドラッカー流経営論


柳井正さん著書 わがドラッカー流経営論 NHK「仕事のすすめ」にて放送されたものを再編成したものである。私がドラッカーに出会ったのは過ごす最近で、会社のアドバイザーとして社外から経営改革に参画された赤羽さんという方から、お勧め頂いて、1つずつ読んだ比較的新しい記憶があり、その時のドラッカーの印象は強烈であった。日頃本を読む習慣があっても、なかなか噛み砕いて理解しながら読むのに時間を要したし、かなりの影響も受けることになった。P39にある「あらゆる者が強みによって報酬を手にする、弱みによってではない、最初に問うべきは我々の強みである。」というのは今でも、自己成長や部下育成では、課題については最低水準で良いと思っているし、そこに時間を費やすより、どれだけ効率的であるか、また強みが爆発的に伸びることで、弱みの部分も克服されることも現実であると考えている。その逆をやるひとが多いのもよく見てきている。弱みを徹底追及した結果、本来兼ね備えている強みが色あせ、貴重な人材を失うことも多い。弱みと強みは上手く補完させればよい。P67何よりもドラッカーの魅力は単なるビジネス書や経営の手引きということではなく、哲学や人間の生き方に焦点が当てられているのも、非常に共感した部分で、改めて全て読み返したいと今、この本を読んで感じている。何度か読み返した部分はあるが、2回目をこのタイミングで読めば、新しい何かをつかめるのは容易に想像できる。P76にも書き記してあるが、ヒトが生涯の内の多くの時間を賭して生み出した本というものを読んで学ぶということは、コストパフォーマンスにおいては最高であるというのは、柳井社長の考えと全く同感であり、誰に聞いても良いと言われるような良書というのは、やはり価値がある。P113にあるドラッカーの教えが実は私に一番影響を与えた言葉である「成果を上げる者は仕事からスタートしない、時間からスタートする。計画からもスタートしない、時間がなににとられているかを明らかにすることからスタートする」残念ながら、私達の時間は有限で集中しなければ無駄に時間を使うことになる。一番成し遂げたいことに最大限時間を投下することが重要であるということは、正にその通りで、仕事の転機では、毎回仕事の棚卸をするのが習慣となっている。本著での締めくくりは2つのポイントに凝縮されている「企業は社会の公器と認識し顧客の立場になって考える」「経営者マインドを持って働く」一言で言えば、高い志を自ら掲げて突き進むことなのだろう。本著は既に経営をされている方から即読んだほうが良いとお勧め頂き、手にとって見た1冊。もう一度ドラッカーを読むきっかけになった。

2010/02/23

コンビニの棚

最近のコンビニは退屈だ。コンビニの棚にはPBが幅をきかせている影響で、まるでスーパーで買い物をしているようだ。特にセブンイレブンは如実に、この傾向が強い。お弁当と言えばセブンイレブンは確かに美味しい。各コンビニ様々な取り組みはされているが、比較するとやはり、セブンイレブンは強いと感じている。次にスイーツはどうか、正直ドリンクは何処も一緒、そうすると次は陳列されている商品に目が移る。毎週火曜日は新商品が陳列されるが、最近はどうもネタ切れ感もあり、NBとPBの比率が随分とPBよりになり、全くワクワク感がない。NBを卸している会社は陳列面積が減少し、同じ製菓なら、競合と戦うために狭い陳列面でヒット商品を何本も開発しなくてはならない。確かに値段は安く買得感があるPBだが、実際は味はそこそこ、内容量を減らすことで低価格で販売しているが、少なくとも魅力的かと言えば疑問を感じる。付加価値サービスは各社こぞってやって頂いているので、ここは便利だと思うが、競合系のカードは使えないという顧客のライフスタイルや利便性を全く無視した歪みもある。

ところで、このコンビニの棚の風景を、海外のショーウィンドウに置き換えると、実に面白い。世界の電化製品は価格に加え、質が向上したこと、為替や経営方針の違いもあり、韓国勢が非常に素晴らしい飛躍を見せている、ワンマン経営ぶりや、社員の離職率、給与格差などは、週刊誌で叩かれているようだが、日本企業が押されているのは事実である。同じ電化製品を販売するフロアで、サムスンやLGなどと陳列されている状態だと、比較購買され日本企業は劣勢、そこでSONYなどは、専門店をうまく利用し、ブランディングを確立するとともに、自社製品しかないフロアで、顧客を囲い込むような戦術を使っている。コンビニの棚を眺めていると、どんどん陳列面を狭められるNBがSONYを連想させる。

とするとコンビニの棚の上に並んでいるNB、例えば明治製菓のチョコレートやお菓子にとって専門店は1つの戦術ではないかと気付いて、軽く検索をかけてみると、やはり出てきた。明治製菓の専門店100%ChocolateCafe、カフェなので少しイメージと違うが、もしかしたら、専門店のワクワク感は顧客を引き付けるかもしれないと感じた。

なにはともあれ、どうにかならないだろうか、あの魅力のないコンビニの棚。

店舗引継ぎ

スケジュールがタイトで4日連続引継ぎをしてきました(自分の店舗2日、異動先店舗2日)明後日には引越が待っていて、間髪いれず動き回る毎日。異動先店舗は売上規模も店舗の規模もステージがかわる為、見るもの全てが刺激的で、特に自分よりキャリアのある上級店長の店舗運営は、この規模の店舗の立上に何が必要か、立上後に何が必要になるのかを2日間の引継ぎでも学ぶことができた。また近隣にある、更に大きな店舗には、自社でもトップクラス中のトップの店長が着任されているため、売場や組織、取り組みを見学するだけでも、様々なヒントを与えてくれる。どこまでやれるのか、挑戦の日々が続くだろう。着任店舗は香港で経験した売場の1.5倍、売上規模も上。未体験ゾーンに突入する。

2010/02/17

襷 たすき


今日は、2年前に受け持っていた店舗の送別会に参加をした。当時採用したスタッフが卒業に合わせて、ALも卒業することとなり、在学中よくぞ頑張ってくれたという感謝の言葉を直接伝えたかったということと、やり遂げた凄さと、この経験がきっと将来自分の強さにつながるということを伝えたかったからである。2年ぶりに再会した皆さんは当時よりも大人の顔つきになり、随分と成長されており、とても嬉しかった。またこれからも店舗に携わる懐かしい顔ぶれに、当時のことを思い出しながら、色々な思いが頭をよぎった。こうやって自分が異動した後も、毎日毎日、店舗のために頑張ってくれている仲間がいるからこそ、私達の会社は世界を変えるような事ができるということを決して忘れてはいけない。襷は絶やすことなく次の世代につなげる志、今年の襷も、とても輝いていた。

2010/02/16

旅人

香港から、この町に移り住んだ。高層ビル群の風景は、綺麗な山々に囲まれて、広い空を毎日眺める生活に変わる。直ぐにこの町が好きになった。それから半年という時間が流れ、来週には、この町を去ることになった。つくづく自分は旅人なのだ感じる瞬間だ。いつも全力投球していないと、後悔することになる。ゆっくり話す時間はいくらでもある。食事をする機会だっていくらでもあるというのは、幻想だ。今、会わなければ永久に失うかもしれない機会を無駄にしてはいけない。私は皆さんから多くのことを学び、多くの刺激を受け、ひとつ成長して、この町を後にする。皆さんに私は何か残すことができたのでしょうか。

アルケミスト 夢を旅した少年 O Alquimista Paulo Coelho


アルケミスト(錬金術師)夢を旅した少年、パウロ・コエーリョ著書。店舗のスタッフからプレゼントとして頂いた1冊。はじめの1ページ、2ページと読み進めるうちに、ある異変に気付く。ビジネス書などを中心に読書する習慣がある私にとって、この本は内容を理解するのに、手間取り、新鮮な表現を吸収したり、背景や意図を読み解くのに、何度も読み返すことがあった。人間の心理を実に巧みに描き出し、少年の物語を通して、私達の内面に事あるごとに問いかけをしてくる。夢に向かう情熱と、その背後に潜む人間の弱さや脆さをありのまま、表現している。夢は殆どの人々にとって、描くものであり、実現するものではない現実。夢を目指すものが持つ恐怖心のリアルさは、少年と自分をリンクさせ、心の葛藤を生み出すだろう。夢を失ってしまった人々には、あまりにも惨い作品かもしれないが、夢を追おうとする人々には心強いエネルギーを与えてくれる1冊だ。こういう1冊を子供達へ、そして旅立つ仲間へ送りたい。

とても素敵なプレゼントでした。心から感謝致します。
自分が何処へ向かうべきか改めて確信を持つことができた。
読み終えたとき、また決意が深まった気がしました。
物語の舞台がスペインということも、将来何かの縁になるかもしれません。
これは前兆でしょうか。

2010/02/10

Only one の弊害

Only oneの弊害、Only oneの意味を取り違えると大変なことになる。No,1への貪欲さを失いOnly oneに逃げ込むことは、本来の独創性、ユニークさというOnly oneでNo,1という本質的なところの対極に身を置く事になる。高等教育の無料化は、教えてもらって当然という環境を作り出し、更なる日本の沈没を招きかねない。教育の機会を全ての人々に与えるという本質的なところから遠ざかってしまう。勤勉さが強みの日本人の良さを失わせるような取り組みが多い。仕事も同様で、知りたいなら自分で挑戦して、何がわからないのか明確にした上で、どうやってそこをマネジメントしているのかを盗みに来るような貪欲さが必要だ。黙っていても、毎度三食ご丁寧に運ばれてくるような幻想は早々に断ち切り、No,1を目指す厳しい競争の中へ身を投じるべきである。厳しい競争の中でしか、本当の意味での独創性は育まれない。なぜならそれは生き残るための英知の結集であるはずだから。Only oneは単なるNo,1よりも遥かにPowerfulなのである。

高級ショコラのすべて




知られざるショコラの真実と言ったところだろうか、病み上がりのため、ビジネスではない本を探していたところ、丁度バレンタインも近いということもあり、「ショコラ」(仏)「チョコレート」(英)について、目に留まったので、読んでみました。小椋三嘉さん著書「高級ショコラのすべて」は、最近あちこちで見かける高級ショコラの専門店や、チョコレートに関する基本的な知識から、通しか知らないような知識をまとめている一冊で、身近なだけに知っていれば、ライフスタイルに華を添えることができる内容となっている。内容が内容だけに、チョコレートを食べたくなると思い、本を購入した後、手頃なチョコレートを買い漁って帰宅した。

口に放り込むと、舌の上でトロンととろけて、口の中いっぱいにチョコレートの風味が広がってゆくのは、チョコレートに含まれるカカオバターの融点が、ヒトの体温に近いという偶然が生み出す甘い奇跡ということを実は私達はあまり認識していない。チョコレートと言えば、ベルギーやスイスが有名だが、カカオの産地というわけではなく、カカオの産地を植民地として持っていたことがないのに、なぜ?!という疑問を持たずに、当たり前のようにスイスチョコレートを味わうのは、やはり粋ではない。1998年にヨーロッパを一周したときは、貧乏旅行だったため、ベルギーの美味しそうな高級ショコラのショーウィンドウを眺めながら旅を続けていた記憶がある。スイスもしかりだ。確か袋詰めの値ごろなチョコレートを購入して餓えを凌いだ記憶がある。とても美味しかったのを舌と脳が記憶している。世界初のチョコレートを生んだ発明の連鎖が、この地で成されたことが、その後のチョコレートの歴史に多大な影響と、伝統を育むこととなる。詳しくは本著を読んで頂きたい。またチョコレートは美と健康の強い味方であることもよく知られた事実だが、間違った知識も出回っているので注意したい。チョコレートの効能に集中力を高める効果があるということで、キャスターの滝川クリステルさんも、仕事の前にチョコレートを食べる習慣があるそうだ。これは驚き。

木の幹に直接実をつけるカカオ(テオブロマ・カカオ:ギリシャ語で神様の食べ物)は古代中南米、マヤ文明よりも、前のオルメカ文明の頃から、カカオドリンクとして特権階級の王侯貴族の間で親しまれていたようです。今では高級ブランドのショーウィンドウにも並んでいる「高級ショコラ」として私達の口に運ばれる、なんとも不思議な神様の食べ物。2月14日に愛を語るのもいいですが、チョコレートの歴史を紐解くのも如何でしょうか。高級ショコラとは無縁の私なので、味がどうなのかは、わかりませんが、著者の小椋三嘉さんには、香港の「VERO」にも足を運んで頂きたいと思います。

本ブログでも過去にお勧めしている「チョコレート工場の秘密」ここでは香港で、美味しいショコラシューを頂くことができる秘密の工場を紹介している。その他「チョコレートの分類」にも触れている。

2010/02/09

グリーン革命 Hot,Flat, and Crowded Thomas L Friedman


フラット化する世界のトーマス・フリードマンの著書「グリーン革命」は温暖化、フラット化、人口過密化する世界について書かれた一冊(正しくは上下巻で2冊)この地球にはアメリカ人が多すぎる、というフリードマンのコメントは、アメリカ人の人口ということではなく、アメリカ人の生活様式、消費について、今後新興国家がアメリカ人化し、ミドルクラスが、アメリカ人の生活様式をお手本にした人生を楽しむ上で、地球の生態系が破滅するという裏づけを1つ1つ丁寧に説明してゆくというものだが、我々にできる対策というのも、具体的に提案されている(Code:Green)温暖化といえば、ゴア元米国副大統領が有名だが、ゴア氏の知識は既に、その道の専門家と対等に議論し合えるほどのレベルに達している。私達は、この地球に起こっていることを冷静に理解し、迅速に対応してゆく実行力が必要となる。この規模のアクションには、世界を牽引できるようなリーダーが必要であり、ボーダレスに活動でき、非常に高い志と、タフさが不可欠となるだろう。いつか本当に、誰もがその深刻さを理解する光景を目の当たりにするまえにどうにかならないものか。

Clean energy関連情報はこちら(Break Through Partners)

自分Wonderland

「自分Wonderland」という言葉は、昨日の夕方、スタッフの方々と恋愛の話をしているときに生まれた言葉だ。女性の気持ちを汲み取るという感受性に欠け、自分だけがただ、ただウキウキしてはしゃいでしまっている子供っぽい男性のことを表現するのに、「自分Wonderland」という表現がしっくりきた。世間で言うところのKYと意味はほとんど変わらない気がするが…。自分Wonderlandに迷い込んだ方を見かけたら、是非アドバイスを。

潜在能力を引き出す方法

脳を鍛えるためにストップウォッチを使うというのは、非常に良い、ストップウォッチを使わないにしても、時間制限を与えて、無理矢理アイデアなどを脳から引き釣り出そうとプレッシャーをかけることで、思考力は強化される。そのようなことを茂木さんもブログで述べられている。時間に追われることは、決して悪いことばかりではないのだ。4時間後に提案することを考えているより、30分後に、30分後によりも10分で有益な提案を出してまとめなければならない方が、脳の回転は相当違ってくる。そう考えると、比較的突発的にアイデアを上げてくれという上司は貴重なストップウォッチ役なのかもしれない。

金曜日の夜から久々に発熱、そんな中、閉店後、近隣店舗に応援、翌日も仕事を終えてから、今度は違う店舗に応援と連日、連夜体調不良の中、応援のために駆け巡る。そして店舗の店長代行者も各店舗、それぞれ両日応援に協力してもらい、さらにスタッフにも協力をお願いした。本当に奉仕精神溢れる仲間で誇りに思う。大変だったけど皆で乗り切った長い週末だった。応援先で偶然上司の上司にバッタリ出会い、今回の人事の意味や目的を説明して頂き、喝を入れて頂いたのが嬉しかった。明日は公休、鼻水と軽い咳はあるが、熱は下がったようだ。働きながら体調が回復するなら、きっと明日には万全だろう。今日も暖かい布団に包まれて眠ることができる、なんて幸せなんだろう。

IRELAND滞在記


荷造りをしていたら、発見したIRELAND滞在記。これは1996年~1997年にIRELANDに滞在していた時に、色々な情報や、知り合った人達にMessageを書き込んでもらったり、住所を書いてもらったもので、今から13年前のことを鮮明に思い出すことができる宝物だ。

「1996年9月20日の日記より」
気が張っているせいか、この日はいつもより早く目覚めた。のんびり朝食を取る。母の出勤の時刻になり、涙ぐみながら、気を付けてねと言っていたのが今でも記憶に新しい。旧友からの電話があり、いよいよだねと言葉を交わす。トランクに荷物を詰め、家を出ようとしたとき、呼び鈴がなる、旧友が目の前に汗だくで立っていた。退屈しないようにとポケットゲームを買ってきてくれたのだ。そのままトランクを持って、駅前の蕎麦屋で最後の中華丼を食べ、旧友に見送られ、見慣れた改札口をくぐる。乗り換えの駅で、いとこに会う、全くの奇遇であった。「何処へ行くの?」「IRELAND。」そして成田に向かう電車はトランクを持った人々で埋め尽くされていった。

CX505便が離陸する、隣のシートに座っていたのが日本人だったので、だいぶ気が楽だった。成田がどんどん小さくなり、あっという間に光の粒になっていった。数時間でHongKongにつく、とうとう海外に出たと実感した。空港内で人々が頻繁に行きかうのを見て、世界は廻っていると感じた。この時点で、人生観が変わっていた。ここからCX251便でLondonへ、チベットを越える、時差の関係でいつまで経っても眠る時間が来ないが、いつのまにかぐっすり眠る。ロンドンヒースローについて隣の人とお別れをして、空港内をうろつく、たった一人になって初めて???マークが点滅した。ゲートについて、後輩から貰ったお守りがないことに気付くが諦めるしかなかった。そこからMD123便で一路IRELANDへ、雲海が目に眩しかった。しばらくすると緑の大地が広がりはじめる、ここが夢の大地IRELANDであるとしっかり確認しつつ、ふと自分の背後を振り向いて暫く眺めていたのが懐かしい…。

メモっぽく書いていたので、改めて読むと読みにくいけど、なぜか新鮮。そして無鉄砲…。

2010/02/08

新たなるChance 新たなるChallenge

3月から埼玉県にある大型店に異動の内示が出た。この半年は特別企画もあり、久々の超繁忙期を着任からずっと体感し、半年間を振り返ると日本のルールの変更点などのキャッチアップで時間を使ってしまったように感じる。本当にここから半年、1年かけて強い組織作りを目指していたので、異動の話を聴いたときは、かなり衝撃的であった。大型店の運営は初めてであり、月商も経験したことがない規模で、香港で苦労した店舗よりも難易度は高い。しかも新卒社員2名の教育も責任もおっている。新しいChanceでもあるが、新しいChallengeと言ったほうがしっくり来る。昨日は自分の店で仕事が終わった後、近隣店舗の応援に行った先で、上司の上司から直接、この異動の意味を伝えて頂いた。私は会社を背負って戦わなければならない。過去の苦い教訓を活かして力の限り、再戦に臨む。

2010/02/07

決断力を磨く

私達の仕事の80%は決断することである。この決断で結果が左右される。日々多くの決断を行い、それが積もり積もって大きな差となる。能力の差が結果の差のように見えるが、この能力に見えるものが実は決断ではないだろうか。この決断が毎日、毎週、毎月、毎年と連なっていくことで成果が天と地ほど変化する。どちらにしようか決断することを繰り返すことが、殆どの仕事であり、重要な仕事になるが、選択肢以外の選択を創り出すことができ、それを選ぶ決断をすること、これが実は、突出した能力なのではないかと考える。決断力を磨くことが、とても重要なのだ。

2010/02/04

Apple iPadについて

池田信夫さんがブログにて指摘するようにiPadの売りの1つは、私もiBooksだと思っている。但し日本では肝心の中身がないのはすでに知られている事実で、現状は米国ぐらいがまともに使える機能だと思われるが、日本語の書籍よりも英語圏の書籍の方が圧倒的な情報量と質を有しているのが、現実であることを考えると、私たちが英語圏からのインプットを日常的に行うほうが理想なのかもしれない。そして日本の古臭い出版業界は、おそらく業界の外から来た第三者に現在のインターネットの世界では通用しない、既存のビジネスモデルを破壊されてしまうのが落ちだ。これを危機と捉えるか、ビジネスチャンスと捉えて革新しようとするのかで明暗は分かれるだろう。

iPadについては、衝撃がないことへの衝撃が話題になっているようだが、つまり期待に応えられるような斬新な機能やイノベーションの要素が見られないような点で、相当辛口評価が出ているのが現状だ。Steve Jobsが、この状況をどうしてゆくのか、iPad誕生後の進化はあるのかに注目したいところだ。Kindleと比較して、ページをスムースにめくれて、画像の美しさがあるのなら、私はそれだけで購入したいところだが、暫く静観しようと思う。

2010/02/02

2010年新入社員受入店長として

大変光栄なことに2010年の新卒社員の教育担当に選ばれた。明日はその研修があり、東京本部に足を運ぶ。育成方針は1週間ほどじっくり考えたのだが、半年で経営者マインドを持ったグローバリストとして自立できるように育成していこうと考えている。国内外問わず新入社員の教育に携わることができるのは貴重な経験で、グローバル化する会社の現状を考えると、いかに最速で、グローバルに通用するような人材を育て上げるかは、会社にとっても急務である。

私は、新卒社員成長戦略「T180」を掲げる。

180日間期限付きで最強のチームを作り上げる。
そこに自身の成長も絶対に必要となる。

夢を語れない会社は、夢を語らない社員と滅びる


夢を語れない会社では、大きな志を持って飛躍することはできない。夢を語らない上司は、ひどく退屈で、トッピングが乗っていないピザの生地よりも味気ない。我々はピープルビジネスだ。人が活き活きと、それぞれが持つ多様性や強み、創造力を発揮して時代を切り開き、とてつもない偉業をチームワークで成し遂げる集団でなくてはならない。我々は人に無関心過ぎる。その人の持つ本質的な姿を理解し、尊重できなければ、人を束ねる資格などない。確かなことは、成長エンジンは現場に立つ我々であり、我々はマルゲリータであり、ジェノバである。トッピングを無くしてしまったのなら、もう一度原点に戻るべきだろう。

2010/02/01

Apple ipad Steve jobs presentation Jan 27 2010

Apple new ipad presentation by Steve Jobs
Change our life style ?