2010/02/09

IRELAND滞在記


荷造りをしていたら、発見したIRELAND滞在記。これは1996年~1997年にIRELANDに滞在していた時に、色々な情報や、知り合った人達にMessageを書き込んでもらったり、住所を書いてもらったもので、今から13年前のことを鮮明に思い出すことができる宝物だ。

「1996年9月20日の日記より」
気が張っているせいか、この日はいつもより早く目覚めた。のんびり朝食を取る。母の出勤の時刻になり、涙ぐみながら、気を付けてねと言っていたのが今でも記憶に新しい。旧友からの電話があり、いよいよだねと言葉を交わす。トランクに荷物を詰め、家を出ようとしたとき、呼び鈴がなる、旧友が目の前に汗だくで立っていた。退屈しないようにとポケットゲームを買ってきてくれたのだ。そのままトランクを持って、駅前の蕎麦屋で最後の中華丼を食べ、旧友に見送られ、見慣れた改札口をくぐる。乗り換えの駅で、いとこに会う、全くの奇遇であった。「何処へ行くの?」「IRELAND。」そして成田に向かう電車はトランクを持った人々で埋め尽くされていった。

CX505便が離陸する、隣のシートに座っていたのが日本人だったので、だいぶ気が楽だった。成田がどんどん小さくなり、あっという間に光の粒になっていった。数時間でHongKongにつく、とうとう海外に出たと実感した。空港内で人々が頻繁に行きかうのを見て、世界は廻っていると感じた。この時点で、人生観が変わっていた。ここからCX251便でLondonへ、チベットを越える、時差の関係でいつまで経っても眠る時間が来ないが、いつのまにかぐっすり眠る。ロンドンヒースローについて隣の人とお別れをして、空港内をうろつく、たった一人になって初めて???マークが点滅した。ゲートについて、後輩から貰ったお守りがないことに気付くが諦めるしかなかった。そこからMD123便で一路IRELANDへ、雲海が目に眩しかった。しばらくすると緑の大地が広がりはじめる、ここが夢の大地IRELANDであるとしっかり確認しつつ、ふと自分の背後を振り向いて暫く眺めていたのが懐かしい…。

メモっぽく書いていたので、改めて読むと読みにくいけど、なぜか新鮮。そして無鉄砲…。