2011/06/29

久々のPrivate lesson

ここのところ、語学のプライベートレッスンの日程が仕事の研修などと見事にバッティングしていたため頓挫状態であったが、久々に授業を受けることができた。ずっと受講できていなかったため、レッスンはまだ自己紹介の次の挨拶のところ(こんなことやっていて意味あるのかと思いつつ「挨拶」の練習)、しばらく話していなかったので、はじめはぎこちない会話でスタートしたが、次第にエキサイティングになってゆき、「挨拶」の授業が挨拶の表現から受ける東洋人と西洋人の感覚の違いがどうなのか、という話まで脱線しはじめた。How's life treating you?から受ける印象はLifeが貴方をTreatするような感覚を私は受けるけど、実際私からすれば、Youに当たる私はLifeの作り手であり中心にいるのだから、この文章はとても面白い表現の仕方だね、そこのところはどう感じますか? というような脱線具合。またWhat's new?についても、どこぞの経営者がコンサルタントに会うときの第一声が必ずWhat's new?なのは知っている? ジャックウェルチだったと思うけど、彼が意図するところWhat's new?には何か斬新なビジネスや注目に値する出来事、情報は持っているか?というような非常にアグレッシブな意味合いを含んだ表現にも使っているようだけど、実際のところはどうなのか? そういえば銀座のアバクロに行ったときにWhat's going on?と挨拶されて絶句したけど、この表現はとてもCasualだから基本的に顧客に対して発言すべき挨拶ではないと私は思うんだけど、アメリカでは普通なのか? 銀座というロケーションを理解して従業員教育をしているのか? それともブランドイメージを醸成するための戦略なのか? というような話まで拡大し、時間を超過して終了。50分近く話し込んだ。ただの「挨拶」の練習よりもずっと価値がある授業になった。このように書くと私がベラボーに英語が堪能のように見えるが私の英語のレベルはTOEICで645点程度で、海外で最低ラインの700点には到達していない。でも会話は弾むのはひとえにActive listeningの実践の差でしかない。Active listeningについては「 Active Listeningを妨げる壁」という非常に参考になるコラムがあるので一読をお勧めする。 来春までには800点台に乗せて2013年には完全に言語移行元年にする。アウトプットする道具としての言語に見劣りしないようにアウトプットできる中身のレベルの向上にも努める。

大前研一と考える「営業」学


大前研一と考える「営業」学、日々の情報インプットで目にとまった1冊を即購入。パラパラみただけでかなり勉強になりそうな内容であったため、直ぐに読み進める。不動産営業をやっていたとき、なぜ自分が契約を取れたのかが見事に説明されており、当時の状況を思い浮かべながらも、今の仕事でどのように活用するのかイメージしながら読了した。

当時、建築営業担当であった私は、大きく2つの点で営業の方針を決めて新人ながら仕事をしていた。大前提として競合他社の営業担当と、同僚は全員ライバルだったので、自分がお客様に選ばれる理由を明確にしようと考えていた。簡単に言えば差別化。

1つ目は誰もが目も当てない土地を集中的に見ること。
2つ目は信頼関係を築くために何が必要か、
これだけに集中して地主様とコミュニケーションを取ること。

この2点だけだった。1つ目は当たり前だが、何十年も昔から営業担当が星の数ほど存在していてアプローチされつくしているわけだから、そもそも目に留まるような条件の良い土地での商談はまとまりにくく、敷居も高いはずと考えていた。2つ目は、自分が地主様なら、普段どのような商談や電話をもらっているのか、よくよく考えていた。地主様なら昔からその土地に住んでいるわけだから、その土地の周辺の方々とお話をしたり、交友関係などできる限りの情報を集めて、お役に立てる提案ができないか、とタイミングをいつも計っていた。当時の上長達からは、よくもこんな土地を見つけてきたなと、呆れ気味のFBを頂いていたが、成約を果たせることは営業担当にとって動かぬ成果であり、誰も文句を言わなかった。契約が取れた要因、それがこの本の中には書き記されている。

次にどうやって自分の今の仕事に活かすのかという点を抽出しておく
①マーケティングマインドを持った営業プロフェッショナル
   ⇒このような視点から顧客を創造する仕事を実現させる。
②五段階のコンピテンシーモデル
   ⇒グローバル競争で付加価値の高い仕事を実現する上で
     必ず意識的に自分の行動様式をレベル4、5に合わせる
③ストレッサーに対処するコーピング
   ⇒自分は当たり前だが、チームメンバーにも基礎的な対処方法を教える
④営業チーム力の向上
   ⇒チーム型のリーダーシップ(マネジリアル・グリッド)

内容が充実しており、かなり対話することができた1冊、早速現場で実践しながら、自分なりにカスタマイズドしてゆく。

2011/06/27

おにぎりと破壊

コンビニで当たり前のように売っている100円ちょっとの「おにぎり」、そして味もなかなか美味しい。先日は仕事に向かう電車の中でちょっと考えてみたことをまとめて文章にしたくなったので、記憶が残っているうちにアップしておく。

この100円ちょっとの「おにぎり」を、この質で作ろうと思うと650円コストがかかるらしい。よくよく考えると100円ちょっとで買える「おにぎり」というのは殆どインフラ化しているのではないだろうか。この100円ちょっとの「おにぎり」は究極のところまで殆ど到達しており、50円おにぎりにはなかなかたどりつかず、既にいい線いってしまっている。わざわざ作る必要がなく購入するメリットが高い商品なわけだ。

この1つのサンプルから思考を展開させると、100円ちょっとの「おにぎり」のようにインフラ化している商品は高効率の賜物で、私達が本来払う時間や原料などの対価としてのコスト650円という現実に対して、直ぐそこに手を伸ばせばある100円ちょっとの「おにぎり」を提案することで、圧倒的な囲い込みをしている。実は価格の差の問題ではなく、私達は自分達でも気づかずに「時間」を購入しているではないだろうか。

資産がウン十億ある社長が、嬉しいことは高価な本を好きなだけ値段を気にせずに買えることだと語っていたが、実はいくらお金があって、本を山ほど買えたとしても、読むために「時間」を消費しなくてはならず、本を読む速度で読める本の量が頭打ちとなり、お金は意味を成さなくなる。私達にとって一番貴重なものはお金ではなく「時間」なのだ。

100円ちょっとの「おにぎり」の本当に凄いところは、時間の価値650円を100円ちょっとで手に入れられることにある。実はコンビニのおにぎりというのは、おにぎりを作って食べること自体を容赦なく破壊してインフラ化しているのかもしれない。そのようなことが自分の直ぐ目の前に広がっているのが現実であり、恐怖すら感じる。

ビジネスの成功率を高める可能性があるとすれば、私は、必ずこの「時間」を産み出すものに収斂されてゆくと考えている。

2011/06/23

缶コーヒーの戦争


贅沢微糖、どちらかというと糖分たっぷりの方が贅沢な感じがする。
たっぷり濃厚加糖とか、限界濃度の方が響く気がする。
洗練の極み、抽象的過ぎて良さが伝わってこない。

衝撃香味、どんな衝撃だよとツッコミを入れたくなる。
劇的微糖、砂糖1粒なのか?!それはブラックコーヒー?!
劇的なら、入れなきゃいいのに、などと思ってしまうような
あの手この手を感じるネーミング。
缶コーヒーのシェア争い恐るべし。

2011/06/22

柳井正の希望を持とう



柳井正社長の著書、「柳井正の希望を持とう」献本頂き感謝。この本を手に取ったとき、希望を持とうという単純明快なメッセージだなと思い、店舗で働くスタッフに朝礼で「希望を持っているひと挙手!」と聞いてみた。誰も手を挙げない。「では希望もなく日々下を向いて生きているのか?」と尋ねると、こちらは笑いが起きた。そう、つまりは「希望」というものを意識して生きてはいないということなのだ。「希望」と言えば、「KIBOW」というプロジェクトがGLOBISの堀さんを中心に立ち上がっており、日本を元気にしようと有志が集まっている。このプロジェクトについてはFacebookにもFan pageがある。


話を戻し、少し長文になるが6点、これだということにフォーカスして実行する。


1つ目は、p73にあるGoal-orientedについて、常にゴールを描いて、それを達成するために逆算して現状と目標の間を埋めてゆくというやり方は定石。そこで感じていたのはゴールを設定してしまうと、それ以上の成長や成果が生まれてこないこと。だから様々な可能性を含ませながら前進することが最善の手段だと思っていたが、改めて見落としていたのが現実の延長線上にゴールを置くようなことをしてしまっていたことだ。そもそもはじめから、現実の延長線上にない飛躍したゴールを設定しておかなくてはならない。そこに革新性がうまれ、そこへDriveするエネルギーがうまれてくるわけだ。特に経営をブラさないということは、いかにこのゴールをきちんと捉えているのかが差になるということを改めて実感した。Next Decadeの描き方は、この延長線上にないゴールをどのように置くかで決まってくる。私は毎年元旦までにNext Decadeを考える習慣があるが、結局毎年修正しているからブレが発生するわけだ。ブレたら戻すべきということだ。


2つ目はp114にあるビジネスマンにとっての人脈について、私は飲みニケーションを否定しないが、ここに書かれていることは真実だと思う。新人店長の頃は、いわゆる皆で飲んで、食事してと毎日のように、このようなことを繰り返したが、それが仕事で活かされたことはなかった。むしろこのような機会がなくても仕事上のコミュニケーションをしっかり取ったことでしか成果は上がらなかったことは経験上理解できている。バランスは必要だが、目的がはっきりしない会合は意味はないというのは同感。「維新会」は重要な人材をつなぎ、社内経営者育成機関に対抗できるような学びの場と成長意欲のあふれる集いとして、明確な目的を持って創出した場であり、今後は、この志ある会合をもっと有意義な場として改善してゆく。


3つ目はp130にある人を見る目を養うこと、これは日々実践していることだが、改めてこのように明文化されていると、その感覚が伝わってくる。面構え、発言、物腰、薄っぺらい人間は直ぐにわかる。


4つ目、p145、私の中で本著で一番響いた言葉であり、これこそが教訓だと言える言葉だった。「原理原則とは、自分で体験して、これが原理原則なんだと実感しない限り、その後の行動指針にはならない。」私は非常に頑固であり、また自分で考える習慣があるだけに、自分のやり方のほうが優っているというような驕りがあり、原理原則をわかったつもりになって何年も時間を使ってしまった。ちょっとしたきっかけで原理原則に足を踏み入れ、その本当の凄さを体感した瞬間、原理原則の魅力に取りつかれた。これは自分と同じ思考や癖のある人間がメンバーにいるときにきっと役に立つ経験だった。私も自分で体験して、これが原理原則なんだと実感したから、その後の行動指針に活かされる結果となった。つまり原理原則を体験させることが人を成長させ、成果をあげさせる1つ重要な切り口なのだ。

5つ目、p156ジョブホッピングで最高のチームを作る欧米型の経営や風土は、日本の企業で育った私達にとって、恐ろしく違和感を感じることの中の1つだと思う。サムライ型のチームビルディング思考で異文化に入るとわかるのだが、理念なき社員が多く、数年で自分が評価されないと転職してゆく、生え抜きで強いブランドを築ける人材育成をすることは、とても地道な努力の繰り返しが必要だ。

最後にp205、ちゃんと休もう。

Dr,Pepperにまつわる話


ドクターペッパーを知っている人は、結構コアなファンがではないかと思う。殆どの人々は、この特殊な味が嫌いなのではないかと思うぐらい、ドクターペッパーを好きという人に会ったことがない。私はこの「ドクターペッパー」がわりと好きで、これを飲むといつもCocktailで使うリキュールのアマレットを思い出す。アマレットを使った代表的なCocktailにボッチボールというのがあるが、このCocktailからオレンジジュースを抜くとドクターペッパーの味と大差がなくなる。アマレットの瓶がムラーノのガラス職人によるデザインというのも私が気に入っている点だ。ムラーノ島には何度か足を運んだことがあるが、ヴェネチアに行ったら足を伸ばして見てもらいたい場所の1つだ。こんなことが紐づいて私の中のドクターペッパーは輝いている。が、決して美味しいとはいえない。好きではないが輝いているものは存在しているというお話。

2011/06/19

Dream Area X


私が目指すもの。
それはDream Area XというDream Teamを創り上げること。
(※但し写真はジェダイ評議会

Dream Teamに必要なもの。
それは4つのP

★Philosophy(哲学/思想)自分達が何者であり、
どこへ向かうのかWayがある集団。

★Passion(情熱)夢に向かって前進してゆく熱意がある集団。

★persistence(不屈)逆境でも決して諦めない強い意志と夢を
現実に引き寄せる粘り強い足腰がある集団。

★Pride (誇り)チームメンバーである誇り、
誰にも負けない努力に裏打ちされた自信がみなぎる集団。

Dream Area XのMemberは全員が夢、志、目標を掲げる
ホットな集団であり、ふわふわした夢を具現化する力がある
最高のパフォーマンスを発揮できる憧れの集団である。

Dream Teamは、全員が上級店長である必要など全くない。
Dream Teamは、全員が一致団結することで強みをマルチプルに
強化させ、弱みを補完することで総合力で勝負できる
多様性を活かした集団である。


Dream Area Xは常識を変え、世界を変える。
(※但し私はヨーダではない)

2011/06/16

決意を新たにすることの無駄さ

大前研一さんは言っている。

人間が変わる方法は3つしかないと。

①時間配分を変える
②住む場所を変える
③つきあう人を変える

この3つの要素でしか人間は変わらない。そして、最も無意味なのは「決意を新たにする」ことだと言い切ります。だが世の中には、決意によって時間配分を変え、住む場所を変え、刺激的な人間の輪に飛び込める人間も存在する。自らの強い意志によって、自分を革新できる人間が存在することも事実だ。確かに、その人間が何に時間を使っているか、どんなネットワークで生きているかを見れば、その人間の5年後や10年後を想像することはできる。想像を超えるような成長を遂げるかどうかは①~③で大きな変化が生じるかどうかにかかっていることは否定しない。だから重要なのは、人材を飛躍的に成長させるブレークスルーポイントを与えられる仕組みをこの3つの軸で考え抜き、大きな仕事を任せることだろう。

ということで、①について毎週20時間語学学習をするという決意表明。
きっと決意表明自体は無意味で、実行することだけに価値があるのだろうと思いつつ早起きした。

面接は見極められる場ではなく、成長の場である

面接というと、合格/不合格を見極められる場と思いがちだが、面接は非常に重要な成長の場であるということ。極度の緊張の中で、相手の質問の意図を瞬間で読み取り、的確に答えを明示するということはエレベーターピッチと同じで、自分という人間を数十秒という時間の中で表現することに通ずる。しかもその答えが会社の理念や目標、原理原則に収束されてゆく必要がある。もう1つは面接官を見極める場でもあるということ。社内面接なら自分の会社の経営者は、どのような視点や考え方をしているのか、質問力や洞察力を推し量ることができる場であるということ。極度の緊張が継続すると、次第に神経が研ぎ澄まされてきて、相手の手先の動き、表情、足元、全てがリアルに見えてくる。隣の方の答えの中に、どうしても納得できない答えがあり、怒りするら感じることだってある。それに対して面接官が自分の気持ちを代弁する。この面接から色々なことを学ぶことができた。

2011/06/09

パワーブランドの本質


非常に刺激を受けた。最近読んだ本の中で一番自分への跳ね返りが大きかった本で、つまり私の好奇心の中心はマーケティングであるということを改めて感じた一冊。今はそれを学ぶ絶好の機会に恵まれている。アドバイザリーに極めてマーケティングに明るい人物が入っておられる。この分野を継続して学んでゆくことは、自分自身の好奇心、知的欲望を満たすこととイコールだから、どんどん踏み込んでゆく。数多く本を読んでゆくと、様々な考え方や視点が増えて、家の増築を繰り返すような状況が多かったが、心得としては、今一度更地に家を再度建て直し、よりシンプルで洗練された形に創造しなおすことにしている。物事は整然として、単純明快な方が良い。

アスパラガスの御裾分けに感謝


ご近所様から、とても新鮮で美味しいアスパラガスの御裾分けを頂いた。生でかじっても甘さがあって、やわらかい。早速本日はアスパラガスを喰らう祭となりました。本当にありがとうございます。晩御飯はアスパラガスの肉巻きと、ベーコンとチーズとアスパラガスを春巻きの皮でくるんで、パリパリに焼いたスティックとアスパラガス入り野菜スープで、文字通りアスパラガスを喰らう祭でした。美味しくて幸せに包まれました。美味。

2011/06/08

仁遠からんや我仁を欲すれば斯に仁至る

昔ともに働いた日々葛藤する仲間に、私からはこの言葉を。もし貴方が誰かから逃げたいことを目標とするのなら、すぐにその場を立ち去ればよい。その瞬間に貴方が決めた目標は達成されることとなる。だが、もし貴方が何かを成し遂げるために、その場にいたいと思うのなら、その目標が達成されるまで、そこに留まり続けるべきだ。貴方が心血注ぐべきは、自分が何者で、何処に向かいたいのか、何を成し遂げたいのかを定めることであり、他者の評価や環境について思案を巡らせることではない。貴方がやるべきことは自分の内側の言葉に耳を傾け、勇気をもって、その言葉に従うことだ。どちらにせよ決断したときは一報頂きたい。