2008/01/17

カラダにいいものを食べよう


「カラダにいいものを食べよう」著者マリリン・バーンズ

たまたま長期休暇中に買い物にいったSCのキッズパークのような場所にたくさん本があって、気になったのでパラパラめくってみたら、親しみやすい絵とともに「コカコーラ」の話が書いてあったので、そこだけ軽く読んでみた。そこには驚くべき事実が記述されていた。炭酸飲料が世界で飲まれるようになった当時、コカコーラは炭酸抜きのジュースだったそうですが、そのジュースに目を付けた人が2000ドルで、その権利を買い取り、炭酸を混ぜて売ることを思いついたという歴史から入るのだが、その内容が単刀直入に記されているため、子供が読んだら一生コカコーラとは無縁になるなぁ…と炭酸飲料と縁が薄い我が家では人ごとのように一時の会話のネタで終わった。コカコーラの99%は炭酸水と砂糖である。その他に香料やX7という社外秘の秘薬?つまりあれは砂糖ソーダ、チキンの骨をコカコーラ漬けて放置してみるといい。もし抜けた歯があるならコカコーラに漬けておいてそれを観察するといい。なんてかなり軽く書いてますが、こんな実験をしたら一生コーラは飲みませんよね。なんでそんな液体を世界の人々はゴクゴクと飲むのか?なんて疑問も叩き付けてます。これについては、巧みなマーケティング戦略をかなり鋭くついています。3日間ぐらいコカコーラにまつわるものを目にしたらチェックをしてみたら、どれだけ多くの広告と接触しているのかがわかるでしょうと書いてありました。確かにいたるところに自動販売機、コンビニでも陳列しているし、CMやらなにやら1日に1億本も飲まれているということは、飲んでいるひとも広告塔になるわけで、私達が日頃気付いていないニーズやウォンツを探り当て適切なサービスや商品を提供するのが企業のマーケティング戦略という側面と、強制的に考える力を奪い、洗脳的にインプリンティングするような戦略、無意識にスカッと爽やかに飲んでしまうように誘導するような戦略。二宮尊徳の一円融合の悟りに通ずる2面性を感じました。
一体他にどんなことが書いてあったのでしょうか。気になるところです。