本屋のおじさんと立ち話。今みたいな時勢は、日本に幕末のときのような偉大なリーダーが登場するのかという話題に対して、「お客さん、わたしゃ、この時代には志士は現れないと思うんですよ」「教育がまずい」つまり、当時の日本にあったような全人格形成の礎を築けるような教育の場である藩校や寺子屋が存在していない。というような話から、江戸時代における「刀」の本当の意味というところまで話がとんだ。刀は武器というより、精神を象徴するものにその存在目的を変貌させたのではないか。というところまで延々と続いた。「講孟余話」これは吉田松陰が発した生の言葉をまとめたものだ。教育のなんたるか、どうしたら志高きリーダーを育てることができるのか、そんなヒントがつまっているように思える。
2011/05/19
現代に志士が現れない理由
ラベル: 話題