2009/09/29

劣悪な労働環境でいかに戦うか

ブラック企業でなくても、厳しい労働環境なんてものは、いくらでも世間に溢れていて、結局のところ、どうやって仕事を楽しむのか、切り抜けるのか、成長するのか、よりよくやるにはどうするのか、そんな心構えやマインドがないと、どこに行っても「溜め」はおろか、消耗しきってリタイヤすることになる。この記事や、この記事などは読んでいて刺激になる。1つ1つの仕事を短時間で最高の質で仕上げるこだわりと創意工夫、自ら変化を受け入れ、改善を積み重ねる取り組みさえあれば、こんなトンデモない蟻地獄からは這い上がれるだろう。一分将棋を指し続ける毎日から長考する時間を確保できるようになるためのBreak through pointは卓越性の追求だ。簡単に言うなら、加速装置を使って高速で仕事を畳み込みながら、徹底的にトドメをさせるか否か。そしてその力を増幅させるのがTeamworkだ。現場には、このような力を磨くのには絶好の混沌さが存在している。

今日は改めて日本で働くときの有利なポイントを再認識した。それはなんと言ってもインフラ、システムの精度の高さにある。Excel出力も自由自在、数値についてはあらゆる情報が瞬時に手に入る、そして何よりマクロが使えるので、コピペで数秒で、自分の頭の中で描いた、確認シートが仕上がるわけだ。蛍光ペンで異常値チェックなんて、ふた昔前の時間を垂れ流す方法は投げ捨て、10分もあれば週間単位のあらゆる数値を軽々インプットできる環境が整っている。これが大きな相違点だ。そして全世界で同じインフラを使用することになれば、優位性は格段と増すことになる。特に全社の数値異常などはオートマチックにピックアップでき、そのまま提案シートの作成まで行なうことができる。所詮数値異常の発見はプログラミングで拾い上げさせれば良い。帳票と数時間にらめっこしている幹部職がいるとしたら、時間の浪費もいいところだ。自分の頭で考えたこと、自分が問題点を発見する視点や基準をExcelに教えてやることが1つの卓越性の追求になる。トレーナーがトレーニングする相手は人間だけとは限らないわけだ。今日はそんな相棒を育成した。