日本に戻ってきてからの読書によるインプットが新聞やNewsweekなどのビジネス誌に偏っていた状態だったので、少しずつ今、私に必要な良質な情報源の特定と、インプットの仕組みの再構築を実施。読みやすいもので、今、必要に迫られているものに何か良い影響を与えてくれるだろうというものを選んでみた。早い話が「思考力」を鍛えるには、というもの。差し迫って、営業部へ提案を毎週しなくてはならない状態にある場合、どうしたら毎週効率的にかつ、効果的な提案ができるのかを考えてみた。
何が提案できるのか。という問を直接考えてしまっては早晩ネタが尽きると思い。どうしたら、創造力を働かして、毎週バンバン提案ができるのかという問に切り替えてみた。どんな商売もそうだが、売上と利益をあげることや顧客満足を達成するために、仕事が存在しており、その仕事を改善、改革することで、より上手に、会社の目標にアプローチし成果をあげることができる。原点をそこに置き、私達が携わる仕事を大きく分類した項目を書き出して、それぞれ問を付け足してみた、付け足した問は、ムリ・ムダ・ムラがあるものは何か。できていないことはなにか。これが上手く機能しなかった(電車の中で15分程度熟考)次に思いついたのは、ロケーションから考える方法。これが上手く機能した。店長室内で何かないか(ムリ・ムダ・ムラ)もちろんPCもあるし、文房具もある、そんな具合で、ロケーションで切っていき、最後は店舗を飛び出てチラシとか、マーケティングというようなところまで、スキャンするように問題点をあぶりだし、解決策を創造していった。出るわ、出るわ、様々な提案を思いつくことができた。先週までは、ピンとこなかったものがスイスイとできる。
いくつか、アイデアを並べて、どうやってそのアイデアを導き出したのか、共通点や思考パターンをとらえて、次に、どうしたら効率的に効果的なアイデアを出せるのかという思考の仕組みを作ってしまうことで考える力が飛躍的に向上する例だ。勝間和代さんの著書「脳力UP」は、実は大変シンプルに日頃から自分の頭を使って考えることを実行する、習慣化することの重要性を示している。
提案を考える上での視点をMECEに、そしてアプローチを体系化することで、効率的かつ効果的な提案が可能となった。思考するために試行錯誤する思考もまた思考なり。考えるヒトと考えないヒト、この思考格差は、所得格差なんかよりよほど恐ろしい。
2009/09/24
勝間和代 脳力UP
ラベル: 読書