2009/01/16

悲しみの中の力強さ

人間は例外なく、この世に生を受けて、そしてこの世を去ってゆく、人間とはとても弱い生き物で、ひとりでは生きてゆくことはとても困難で、みな寄り添って生きている。まるで幾重にも絡み合った糸のように、様々な形で寄り添いあって生きている。その中の一本の糸が消えてなくなるときの悲しみは計り知れないものだが、悲しみの中にふとした瞬間、力強さが垣間見れる。普段はあまり感じることができない人間の本来有している力強さなのかもしれない。うっとりするような美しさがほんの一瞬垣間見れる。こうやって人間は厳しい現実の中で希望を持ち、未来を見据えようと空を見上げるのかもしれない。

心からご冥福をお祈りいたします。