2018/01/05

更新)仮想通貨シリーズ: TRX / TRON (トロン) について

仮想通貨界隈ではホットなトピックになっていますが、2018年1月4日年末年始で仮想通貨取引所への入金待ちの方々がマーケットに流れ込んだ結果、いくつかの銘柄がとてつもない高騰をしておりました。その1つにTRX(TRON)という仮想通貨があります。日本ではまだ取り扱っている仮想通貨取引所がない為、Binance(日本語対応:WEB版)に日本の仮想通貨取引所、Coincheck等から送金をして購入をした日本の方々も多いのではないでしょうか。

では仮想通貨TRX(TRON)って、どんな通貨なのか? これは私がまとめるまでもなくWEB上にわかりやすい情報があるので、こちらでリンクを貼っておきますので基本知識として確認した後、読み進めてもらえばと思います。

こちら⇒ 玲奈@丸の内OL仮想通貨【2018年注目銘柄:トロン】

噂では、この玲奈様がブログで冬のボーナス60万円をトロンにぶっこんだ発言をきっかけに、日本人が大勢でBinanceに流入して高騰したと言われてもいます。(玲奈砲? 笑)実は私も以前から興味深く色々な仮想通貨を調べていたのでトロンのことは知っておりました。推定ですが玲奈様、当初4~5円前後で購入されていると思いますので12万TRXぐらいは所持されていると思います。そして4日の高騰で現在は30~35円レンジなので30円としても360万円(内課税額約55~60%)なので原資抜いて、純利益ざくっと84万円、取り合えずおめでとうございます。利益確定はしておらず、価格は今も上がり続けているので、億り人は時間の問題でしょうか笑

はい、本題です。
なぜ玲奈様がトロンを買ったのか? 決してまぐれではないんです。気まぐれでも笑 買っているかどうかは別として、私もトロンを知っていたように仮想通貨は自分で時間を使って調べて値動き、マーケットを見て、なぜそうなのかグルグルグルグル自分の頭を使うとそれなりに世界に必要とされる技術や仕組みは何か把握できるようになると思っています。

例えば、このトロンであれば専門的な技術のことは理解半分であったとしても、Youtubeのような企業に支配されてコンテンツを作ってアフェリで生計を立てているユーチューバーが自ら作ったコンテンツを、それを消費する人々(ファンとか)に直接提供して対価をもらえるようになれば、もっと稼げるし、競争が進むので素晴らしいコンテンツが提供されるようになることぐらい頭に浮かぶものです。でもこの壮大なビジョンを実現しようと思えば、それなりに資金がいるから、トロン陣営としては早めにTRXをメジャーコインに引上げたいわけです。で、情報をつなげていくと、このトロンプロジェクトの成功率を引上げる為のマイルストンがきちんと引かれているが透けて見える。

ポイント)

  • 発行枚数はRippleと同じくらい、リップルはブリッジ通貨を目指しているので非常に多くのコインが発行されています。理にかなっている。それと同じ数量を発行しているトロンは何で? って印象ですが、将来的にそれぐらいのスケールを目指している、野心とも言えますね。意気込み。だから価格もずっと3~4円だったのは頷ける。
  • ある程度市場に出回ったタイミングでのバーン(廃棄)、一定期間創業者が所有しているコインを市場に出さないロックアップで早々に全体の50%のコインは凍結します。当然これは価格の上げ要素ですよね。当たり前。しかもTwitterでCEOが期限を明示しているところがエグイ笑
  • 買いたい人と売りたい人がいないと成り立たないので流動性がないと本末転倒ですが、この点でもトロンは価格高騰前でもEthereum(イーサリアム)と同じ取引量を持っていました。価格高騰後は2倍動いています。健全ですね。数字のバランス美。
  • 1月31日 新規取引所へ上場(日本です)更に取引量を引上げながらタッチポイントを増やしていく、たった数ヶ月間のアクションでここまでゴリ押してきます。
これだけでもトロンの可能性を感じてしまいますし、投資目的で売買している人には魅力的ではないかと思いますが、私が一番注目していることは、ジャック・マーが描くデジタル帝国の未来像です。トロンにはアリババから有能な技術者を引き抜いていることは皆さん良くご存知だと思いますが、私はリアルにアリババとトロンは仮想通貨を使って帝国を築く算段を既にしていると思っています。特にオンラインビジネスではアリババはTMALLのような強力なプラットフォームを持っているだけでなく、世界に通用する決済システムを持っています。仮想通貨、というよりはブロックチェーンのような技術は、Eコマースに非常に親和性があり、国境を越えて自由にビジネスを展開したいアリババにとっては好都合。トロンが、というよりはアリババが描く世界の一端をトロンも担う(他もいる)と見た方が良いのではないでしょうか。勝てる確立を最大化してくるはずです。

だからトロン買え! 必ず勝つぞハッハッハッ

ってことではないので勘違いしないで下さいね笑
興味深いと思いませんか、トロンやアリババがどれだけアグレッシブに新しい産業でビジネス展開をしていくのか。それなのに、現地(中国)の記事を読んでいると話題にはなっているが、評価が低いのはなんででしょうか。新たな疑問です。仮説としては中国の投資家がおじちゃんであり、SNSやYoutubeは規制もあるのでなかなか日頃接していないこともあり、価値を見出せていない気がしています。中国市場の温度感との差はアリババやトロンが初めから世界市場を見据えているからならではの情報格差ではないかと。とはいえ1月4日の暴騰で注目されたのは事実なので現地の認識は変わったのではないでしょうか。
更新)中国国内で話題にはなっているが評価が低い理由が腑に落ちず、中国の友人に突っ込んで調べてもらいました。なるほど、、、TRONには中国マネーが集まりにくい理由が良く理解できました。この仮想通貨が成功する為には欧米か日本マネーの呼び込み以外ないでしょうね。そうなると中華圏でのビジネスについても、万事OKというわけにはいかないのでAlibabaとのパートナーシップについても0ベースで考えないといけない感じでしょうか。取り合えず理由がわかったのでスッキリしました。