2008/02/03

続パーソナルブランディング

自分と言うブランドについて考え続けたこの1ヶ月。店長職を極めるということ。店長職というと末端的であまり魅力も差別化もできなさそうという考えを持っている方もいるのではないかと思いますが、私はそうは思いません。どんなに良い経営者がいて、どんなに素晴らしい戦略を立てたとしても、実行できる部隊とリーダーがいなければ所詮は絵に書いた餅でしょう。店舗とは唯一のプロフィットセンターであり、そこでお客様から頂くお金が売上となり企業存続の原資となるわけです。本部のような事業部組織のスペシャリストは今後、同じ畑のスペシャリストの間で自分という存在の差別化をしていかなくてはいけないし、店長職を担う私達も他の店長と違う、自分ならではというものを身につけていかなくてはいけないのは同じであるが、私達プロフィットセンターの長である店長は本部のスペシャリストを使って仕事もしていかなくてはいけない。なぜなら全てに対して評価を下す顧客と接点を持っているのは我々なのだから、常に正しい解答を有しているのは必然的に我々店長職を担う者達ではないでしょうか。私達店長職が今後サバイバルするための差別化はスペシャリストの領域を侵食することである。顧客視点を欠くようなスペシャリストに能書きをたらされてはいけない。我々が店長職を極め、スペシャリストの分野に侵食することは、店長職としての生き残りを可能にし、スペシャリストとしての選択すら増やすことになる。そこで淘汰されるのは間違いなく大企業病に犯されたゾンビ社員である。私が自らのブランドを考えたとき、マーケティングに精通した店長というイメージであったが、その具体的な習得方法やマイルストンがどんどん明確になってきた。特にユーラシア大陸については、誰も右に出るものはいないという高みまで、この5年を使って磨きをかけてゆこうと思う。先日役員の方と話をして感じたこと、危機感を覚えたこと。それは情報について、私が知ってて相手が知らないことは本当に少ないと感じた。会話はできても、有益な発想や情報を私が提供できるかどうかは非常に難しい。次にお会いしたときに一体、自分に何ができるか、この2日間必死に考えた結果まずは中国とロシア、この国の政治や経済の内情やビジネスの状況、そこで拠点を置いて猛烈にインプットできる地の利を活かして自分しか知りえないことを増やすことが相手に取ってのインセンティブとなるように自分を磨かなくてはいけない。その上で信頼関係を築くことができれば、それは非常に嬉しいことだと思った。つまり●●のことだったらアイツに聞こう、アドバイスをもらおうと真っ先に浮かんでくれるかということ。これが店長職+αで差別化につながるのではないかと戦略を立ててみました。いよいよ泥沼に足を踏み入れた感があります。