香港の九龍城と言えば、昔は魔窟と呼ばれたような混沌とした場所であった。以前は啓徳国際空港が目と鼻の先にあったため、建築物の高さ制限があったが、新国際空港になってからは、しばらくこの近辺の開発は頓挫していた。香港政府の都市開発計画の重要課題として、この地区の開発があったが、ようやく本格的にプロジェクトが始動しているようだ。写真でわかるように高層ビルが従来の九龍城の景観の背後からニョキッと姿を現している。いよいよ以前の歴史を感じるような町並みも、香港島にみられるような高層ビル群のように変貌を遂げる時期が来たようだ。香港の人々は、どのように、このような時代の変化を見つめているのか、大変興味深い。
2009/08/08
九龍城の再開発
ラベル: 話題