磯崎さんのブログにあるように、現金へこだわることは経営の本質だと思います。正に、この余裕資金がジャブジャブにある企業でも、「現金(のフロー)」に意識を集中することで、(売掛金の回収とか在庫の圧縮とか)、大いに経営が引き締まるという部分、その通りだと思いました。以前自分で問屋から商品を仕入れて商売をやっていたときは、この売掛(買掛)と在庫の圧縮を上手にコントロールして月締め単位で、現金を最大化するように毎日調整をかけていました。健全で引き締まった経営とは当時は思っていませんでしたが、今考えると、正解であったと思います。というよりはビジネスをスタートして、月を追うごとに、どうやったら一番儲かるかを学んだ結果だったのだと思います。FCオーナーなどは、こういうことを毎日考えて数値を眺め、商売を組み立てているので、通常の雇われ店長とは肌感覚も、真剣さも、やはり違うのではないでしょうか。売上利益と給与が連動したら、今の会社は飛躍的に業績が伸びる気がします。身銭を切るということは1つの経営感覚を養うための手段であり、勉強代でもあるのではないでしょうか。