2010/04/12

我々の財産

一番大切な我々の財産は、健康と考える力だ。これだけあれば良い。
この2つを高める、維持することに投資することが肝要。学ぶ喜びを人生の早い段階で学ぶことができれば、考える力を高める仕組みが構築できる。学生時代に学んだ貯金など、社会に出てから学ばないで過ごせば、あっという間に底を尽きる。学生時代にサボっていたとしても、社会に出てからしっかり学ぶことを継続すれば、そのツケはあっという間に返済できる。日々意識的に取り組み多くを学ぶことだ。考える機会は、そこら中に溢れている。3月度の売上実績でマクドナルドは絶好調、牛丼の吉野家は低迷。マクドナルドと言えば、高付加価値バーガーで話題性を提供しつつ客単価アップという施策と、過去の人気商品再登場、平日ポテトSML150円お試し価格というように、客数増を狙った売上対策が功を奏している。マクドナルドのポテトを食べたことがない人の方が稀で、お試し価格ということ自体、的を射てないと感じたが、顧客がこの言葉から受け取る印象としては、安いからちょっと食べてしまおうかという気分にさせるフレーズだ。巧みに客数増のための値下げを客単価アップの施策で補完している。吉野家が、現状から脱するためには非常に苦労するというのは、自分が吉野家の経営を任されていると考えれば、感じ取ることができる。売上施策として、打つべき手に多くの制限が掛かるからだ。売上を上げるには客数増か、客単価アップだが、マクドナルドと違い、高付加価値という打ち出し自体、普通に考えれば牛丼と周辺商品で考えてゆくとなかなか難しい。単価を下げて薄利多売という手法は、利益を痛めるが、客数増にならなければ著しく経営難となる。そして客数は競合の値下げ合戦のため、一人勝ちという状況に持っていけるかどうかは、こちらも相当困難だ。牛丼で勝つということは非常に難しいことが良く理解できる。考える機会はこのようにどこにでもあるわけだ。