2010/04/27

二本足で歩く素晴らしさ

左足首の怪我は、全治1ヵ月半ぐらいという診断だ。全治と言っても骨がくっつく期間で、その後のリハビリなどを考慮すると夏ぐらいまでは、松葉杖で歩行するという期間は続くだろうという見通し。二本足で普通に歩けることが、どれだけ素晴らしいか心底感じている毎日だ。松葉杖は見かけによらず、異常に体力も気力も奪う。駅まで5分が3倍ぐらいの時間を要するが、何より奪われる体力や気力で言えば10倍以上の負荷がかかっているのが現実。ちょっとした道路の傾斜や不便さをリアルに感じることができる。今なら足が不自由な方にどんなサービスや歩行や生活をサポートできる器具が最高か、いくらでもアイデアが出せるぐらいだ。降って湧いたような災難であったが、この不自由な生活の間、違った視点で物事を見ることができるのは非常にラッキーだったかもしれない。昨日、今日と病院へ足を運んできたが、担当の先生は実に献身的で、親切、丁寧、おまけに医院には三国志が全巻揃っており、インプットする場としても、よい環境になっている。往復の道のりは筋力トレーニングと据えて、歩くことで、健康促進という面でもプラスだ。今回は、常に注意深くあるべきという教訓を得たと同時に、歩けないなら、どうしたら良いか、働き方も一度0ベースで考える機会に恵まれたと前向きに捉えている。