2008/06/25

世界の構造は変わるのか。

原油価格の高騰によって、輸送コストがかさみ海外に工場を移転して、安い人件費で生産するメリットが薄れてしまい。逆グローバリゼーション(Reverse Globalization)という現象が話題になっている。原油高騰により1バレル150ドル、年内に200ドルも囁かれる中で、2000年当時は、1バレル20ドル、関税率3%、08年の関税率11%で考えると海外工場移転のメリットが相殺されてしまうような環境下では、企業は新たな局面を向えることとなる。つまりお膝元で作った方がメリットが大きくなることによる逆グローバリゼーションということになる。逆グローバル化=ローカル化?ともパッと見は感じるが、ローカル化とは意味合いが違う。グローバルな戦いの中で、バックヤードを確保し有利に戦いを進める、極力戦線を広げないというニュアンスだ。