2009/04/09

勝利の方程式

現在、香港での私達のビジネスは危機的な状態だ。世界的な不況が原因と一言で片付けてしまえば簡単な話だが、それは間違っている。そしてこの危機的な状況は、私達が抜本的に香港のビジネスを見直す絶好の機会と捉えることができる。日本や韓国ではチラシという文化があるが、それ以外の国では、このような文化はない。チラシの良し悪しで商売に影響が出ることも少なく、3大経費と呼ばれるうちの1つである広告費についても調整が効きやすいわけだ。以前マーケティング部にインターンに行っていた時に、「1秒で最高のチラシを作る方法」というのをパワポ1枚にまとめた事があったが、今度は「チラシ文化のない国で新しいビジネスモデルを確立する方法」というコンセプトを思いついた。つまり、この危機的状況は改めて、私達の強みやビジネスとは何かを再認識させ、この国で圧倒的勝利を収めるため、この状況下で、どんな切り口や打ち手が可能かを熟考させてくれる機会を与えてくれたのだ。

No sales No Bonusぐらい全社員は心底理解したほうがよい。
今までは、創業バブルだったということを、よく周知しておくことだ。

そして、このような環境下から次世代の経営者は誕生してくるだろう。
所詮、Bonusが出ないなら退職しますなんていう人材は、会社に依存するゾンビ社員で、役には立たないわけだから、Bonusをもっと貰える為に、顧客と会社にできることは何かに集中できる人材にふりわけられる時期でもある。どちらにせよ今は絶好のチャンスだ。勝利の方程式を考えられるのは、負けている時だけかもしれない。勝利が続くと気が緩むのは人間本来の性なのだろう。