2009/04/23

消え行くBrand Gap!?

消え行く12のブランドという記事の中にGapについて書かれている。昨対比も、今期予算も落とし続けているようで、このままの状況が続けばセカンドブランドであるOld Navy業態をクローズしなければならなくなるだろうとある。もう1つの業態Banana Republicと比較しても店舗数が多いだけにGap全体への影響も大きい。1つの時代を築いてきたブランドが消えるかもしれない。「Twelve Major Brands That Will Disappear」にはエディバウアーも含まれている。クレジット社会・消費型ライフスタイルの代名詞であるアメリカが、金融危機後、わずか数ヶ月で30兆円もの額が貯蓄にまわされている。消費者は、貯蓄型へのライフスタイルに転換を開始しているように見える。米国アパレル企業は、消費型のライフスタイルの中で成長してきたわけだから、貯蓄型のライフスタイルの中で、いかに顧客に買い物をしてもらえるか、生き残るためには今が、転換期なのかもしれない。

この記事については大西さんのブログにも書かれてあるが、そこに興味深い内容が、もう1つ、それは私も以前、本ブログで掲載したPB(プライベートブランド)についてである。PB比率が90%というのは極端かもしれませんが、このような環境下でNB(ナショナルブランド)はどのように生き残るか既にアクションを起こしていなければ、数年で市場から姿を消してしまう可能性は十分ありえるということでしょう。

アパレル産業の活性化という点、産業自体の転換がなければ、いずれ私達も淘汰させる可能性が十分あるということを思い知らされる内容でした。H&Mに代表されるファストファッションという業態も、いずれは、転換期がやってきます。私達は常に、顧客が気づいていない何かを提供し続けなければならない宿命にあるわけですね。