2008/03/01

時間の教科書


タイムマネジメントについて書かれた本で、スタッフからお借りしました。渡航準備のため、書類をそろえるために移動している電車の中で読了。移動時間を利用して読むのにお勧め。ビジネスよりではなく芸能系のプロデューサーが書いた本なので、ちょっと切り口が違いますが、文章量は少なく読みやすいと思います。時間を巻いたり、時間を歪めて、時間を捻出してゆく方法論が書かれていますが、面白いのは私達は死ぬというゴール(期限)が決まっているので、それまでいかに時間を活用してゆくかという視点を持ち込むと同時に既に過去に浪費してしまった時間を借金と据えて、効率良い仕事や生活を送ることで、まずはツケを返済するという考え方、発想が面白いと思いました。また出世というとキャリアアップの側面が大きいのですが、出世=時間の節約というアイデアもなるほどなぁ思いました。最終的に一番大切なのは、考える時間を高速化させ、瞬時に仮説、検証ができるという点で想定されるイレギュラーも考えておくということでしょうか。新社会人にはタイムマネジメントというようなビジネス丸出しのものより、お遊び感覚が入るこの本は、きっかけとしてはいいかもしれません。