2008/05/31

戦略的な戦い方とは

只今5時半と早朝ですが、せっかく閃いたというより、考えがまとまったことがあるので、備忘録として書き留めておこうと思う。

「ゴールドマンサックスで年収6000万円貰っているビジネスパーソンの平均睡眠時間は2時間」だという香港兼中国の社長、つまりハードワークをしたものが、それぐらいの収入を手に入れられるのだということ、もちろん伝えたいのは長時間労働という単純な側面の内容ではないのだろうが。実際に睡眠時間2時間で1年も引っ張れば後半の2ヶ月ぐらいは肺炎で、健康を崩すこと間違いない。これは私が実際に経験したことがあるので、確か。例え栄養を十分にとっても殆どの人間は持たない。当時は週休1日だったが、週休2日でも大差はないだろう。その言葉を素直に実践すれば、たちまち泥沼にはまって、成果を出すこともままならない。ではどう戦うのが賢明なのだろうか。


大前提は8時間でやる仕事を4時間でやる努力と工夫をすることにつきる。生産性の低い人間がいくら長時間仕事をしたって、それはただの尻拭いにしかならない。要は後始末の類であり、そしてただの時間の浪費か、下手をすると精度の低い仕事を乱発し、他人が迷惑をこうむること間違いなし。まず考えるべきはこのような泥沼にはまらないように仕事を軽快にサクサクこなすことだろう。そしてサッサと仕事を済ませて勉強した方が良い。できるならばその勉強が仕事の効率を更に押し上げる、人生の質を高めるなど跳ね返りの大きいものだと更に短時間で事が解決できるようになる。目指すべきはより早く、より効率的にだろう。


8時間なら8時間でキッチリ仕事ができるようになったら、今度は社長の言う領域に身を浸してゆくことが可能になる。泥沼に身を浸すのだ。一度泥沼に身を浸せば、高い生産性を保ちながら、長時間のアウトプットを強制させられることになる。8時間かかる仕事を4時間でこなす人間が16時間その高い生産性で仕事をすれば、太刀打ちできる人間は激減するだろう。8時間かかる仕事を16時間でこなす人間と比較すれば、アウトプットの差は歴然である。


気をつけなければならないのは、いつの間にか8時間の仕事を4時間でこなせていたのが、8時間になり、10時間になり、12時間になり、最終的に16時間になるというような泥沼に浸っていることで、感覚が麻痺することである。これは連日の長時間アウトプットを強制される、強制することで出がらし状態になってしまうということもあるが、早い話が眠い目をこすって残業しまくれば、終わるからという甘えに埋没してゆくということに他ならない。

そもそもゴールドマンサックスのバリバリエリートが平均睡眠時間2時間で1年中戦っているわけはない。ロングバケーションを取ったり、仕事が片付けば、休養だって取る。要はMerry&Hurryなのだ。(メリハリ:なぜか”早い”と”ニッコリ”的な横文字もしっくり)


しかしながら泥沼で戦った経験がないと、そもそも泥沼に身を浸すことすらままならない。メンタル面でも体力面でも、生産性が落ち込むポイントやセルフコントロールすらできないかもしれない。つまり泥沼で戦った経験があることも非常に大切なポイントになる。また泥沼は上司に言われて、身を浸すようだと溺れるか、苦痛でリタイヤするはめになる。自ら身を浸す精神力がないと全く意味をなさないだろう。自分で決断できるかどうかは、1つのセンスかもしれない。


戦略的な戦い方とは、泥沼での戦いの経験を活かして、限られた時間で最高のアウトプットができるように仕事やインプットを徹底して行い自己鍛錬、ここぞというときに009の奥歯にある加速装置のスイッチを噛み締め、圧倒的な生産性を長時間行い、とてつもない難題をぶっ潰す。そしてまた強烈な消耗戦に備えて継続的かつ良質なインプットで巨大なダムを満たしておく、毎日マラソンのようにこなすことだ。基礎体力なくして泥沼では戦えない。


で自分はどうかという問い、泥沼体感中?(笑)

ハードワーク違いにご用心。