2008/07/16

お金は銀行に預けるな


お金は銀行に預けるな、勝間和代さんの著書を出勤するバスの中で読了。以前、勝間さんが書いた投資について、家計を握る奥様必読と書いた記憶がありますが、とても参考になりました。逆に株式に関しての本や、いわゆる甘い言葉が並んでいるハウツー系の本もチラチラ眺めましたが、わたしはどちらかというと、ハイリスクなデリバティブや、安定したポートフォリオを組んでどうのこうのというよりも、金融そのものに興味があるようで、本来投資信託に分散投資すべきはずの身銭は、書籍に流れてゆくわけです。これも1つの投資と私は考えていますが回収できるか、利率はどうかは未知であり、そこが一番生きていて楽しいポイントかもしれません。また家を残そうと考えると大変ですが、死んだときに0になればいいと考えると意外と荷が下りて人生が、やたらと前向きな感じになりますね。リバースモーゲージとか、いくらでも選択肢は用意されているわけで、またそれを考え出した人間も大したものだとつくづく思います。今週末に日本に一旦長期休暇で帰還するため、妻と相談してみようと思います。というか財布を握っているなら、読むべき1冊ではないかと思います。あっ!そうなんだと新鮮だったのは、最後の最後のあとがきで、勝間さんが本書を執筆なさっているときに、ロジックが吹っ飛んでいるとFBを貰っているようなことが書いてあった点で、理路整然と簡潔に伝える能力に長けた方でも、というか、方がゆえにロジックが吹き飛んでしまう現象が発生するのだと読み取れたことが非常に面白かったですね。