2008/07/06

お坊ちゃん&お嬢さん

これは日本にも言えることなのですが、親が子供を過保護に育てた結果、世間知らずなワガママ坊やとお嬢様が育つわけです。こちらでも街を歩いていても、地下鉄に乗っていても、店舗でスタッフを見ていても、多々目にすることが多いのですが、中国では「小皇帝」(お坊ちゃん)「小公主」(お嬢さん)と読んでいます。香港では「大小姐」と呼んでいます。特に一人っ子政策、受験戦争、所得向上により子供に期待したり、子供に掛けられるお金が増えた、もしくは生活いっぱいいっぱいという状況から余裕が生まれ、子供を持つようになったことから、このような甘やかされた子供が増えたのではないでしょうか。しかしながら統計を取れるわけでもなく。基準もあいまいなので中国全土の小皇帝人口比率、小公主人口比率を見て取れるわけではないのですが、いずれにせよ人間的に嫌われますし、将来苦労するのは本人ですので、親もしっかりと躾をしなくてはなりませんね。躾と言えば、こちらのスタッフ、遅刻やサボりを平気でやりますね。サボっても医者に小額お金を払えば診断書を書いてくれるわけなので、困ったものです。そして怠惰で、やる気がなくサボリも多いスタッフに限って、悪知恵だけは発達していて、クビにすると労務監督へクレームを入れたりするわけです。会社は法律を遵守しているので問題ないのですが、実際このような類の人間が集団を作り店舗風土を悪くしている。早い話が蛸壺です。現在の店舗はこのような状態で、他社に転職した前々任店長の負の遺産ですが、これは彼ら彼女らをちゃんと指導してあげなかった店長の責任です。以前言われなかったのに、今要求されたらついて来れないスタッフも多数出てしまいますが、遊びと仕事は違うことを教育しなくてはなりませんので、人員が半分以下になるのも覚悟をしております。幸い現在の店舗の売上規模なら、それぐらいが丁度いい。1ヶ月で血の入れ替えと店舗の次期リーダー達の育成をするのが私のミッションです。