2008/07/23

実家の良さ。

久しぶりの日本の印象は建物が低い。家が日本的だということだ。当たり前なのだが、高層ビルやマンションに慣れていたので、空が広いというのが印象的。一時帰国して真っ先に旧友と飲み会をしたが、朝まで飲んでしまい実家に帰ってひと寝入りしたが、翌日は祖母の家で食事会であったため、4時間ほどの睡眠で起床。2階の部屋から階段を下りてリビングに行くと父と母が座っていた。「おはよ&ただいま」と軽い挨拶をしたときに、父がコクリと首を倒して私の目を見ながら、返事をしてくれたときに言葉はなかったが、「よく帰ったね」という温かさを感じた。実家の良さとはこういうものだ。父とも母とも、父と母もお互い、これまで様々なことでぶつかったり、不安定な時期も長く、決して素晴らしい家族とは客観的に見て言えないが、私にとって二人はかけがえのない存在であり、親になって初めて理解したことも多い。二人が若いとき、くそ貧乏で有り金全部はたいても、肉まん1つしか買えない時期があったとき、本当に腹をすかして、死ぬほど食べ物が食べたい気持ちを抑えて私に肉まんを与えたという話を知っている。親とはそういうものだ。でも、そんな状態になる前になんとかしようよ。というのが子供の私が学んだことだ。どうやら私は肉まんの他にたくさんの事を与えてもらったようだ。