2007/08/10

白旗あげるべからず

よく耳にする、「あの人は優秀だから」
よく口にする、「あの人はポテンシャルが高いから」
本当にそうなのだろうか?と私は感じてしまう今日この頃です。
確かにその人は優秀であり、ポテンシャル(潜在能力)も高いのかもしれない。
だから貴方は白旗振るのか?その人は別の世界の人間だから、雲の上の人だから恐れ多くて私なんか足元にも及ばない。そんなこと平気で言ってはいないだろうか。
私も私自身、平凡かそれ以下で自信なんて持ち合わせていなかったけど。
今はそんな考え方はしていない。
それは相手は同じ人間だから絶対に足元にも及ばないなんてことは本当はないのだということ。
優秀なと言われる人、ポテンシャルが高いと言われる人だってきっと現在に至るまで相当な努力をしてきたに違いない。きっとあこがれるような人や尊敬に値する人物と出会って自分もそうなりたいと強く願って、今に至っているに違いないはずである。
では、再度問いかけます。
貴方はそこまで本当に努力してみたのだろうか?ハンマー投げの室伏のように体を鍛えたのか、イチローのように毎日コツコツと素振りを飽きずにやり続け、フォームを丹念に確認したのだろうか。
私が言いたいのは、つまりそういうことである。
きっと「あの人は優秀だから」と言ってしまう人はそれを盾にして自分を防衛しているのではないか。
努力もせずに白旗ぶんぶん振ってるんのではないかである。
絶対に諦めてはいけない。必ず我々凡人が優秀といわれる人々と同じ土俵で競い合うことが何か1つはあるはずです。
好きこそ物の上手なれと言いますが、なんでもいいから打ち込んでみて欲しい。
何でもいいから誰よりも一生懸命努力をして欲しい。
必ずそこに違った自分を発見できるはずである。
以前、立ち読みした本で、タイトルすら覚えてないが、本1冊の中で唯一いい文章があった。

「金持ちは金持ちだから金持ちである。」

「貧乏は貧乏だから貧乏である。」

なんて単純な論理なのか。
つまりこういうことである。
金持ちは金持ちならではの意識と行動をする。
当然インプットもそれなりの所得を産み出すものであり、それなりの人々と普通につきあう。
貧乏は貧乏なりの意識と行動をする。
貧乏であることを受け入れ、貧乏生活を送れるだけの稼ぎを産み出す。
インプットや行動をしている。
だから宝くじで3億円当たってもすっからかんになる。
なぜなら3億円はたまたま転がり込んだもので、分不相応なものだから垂れ流すように使ってしまい。
結局1円も残らない。
金持ちはお金の運用に長けているから3億円あっても普通に運用してしまうというロジックである。

なるほど。

私が白旗あげるべからずで言わんとしていたことと一致するではないか。
だけど卑屈になるもんじゃない。
私も貧乏だから(笑)

私が知っている社内の上司と飲んだときのことだ。
小銭なんか貯めるな。
お金は使う物だ。
使いたければもっと稼げ。
それに見合ったポジションとお金が流れてくる。

確かに。

最近、私はPCを2台デスクトップとノートを購入した。
妻へは俺に投資しろ。
必ず将来大きなリターンになると言いました。
目先の十数万なんて自分が成長すれば、あっという間に返ってくるから心配ない。
そんな小銭であれこれ考えるより先行投資しようと。
株より、よほど貴方は貴方自身に投資したほうが大きな利益を受ける可能性を持っていることを忘れないで欲しい。
是非、自分へ投資しようではないか。

白旗あげるべからず。